ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその133-そして父になる

2015年03月06日 | 邦画
父親の成長記録。

どうも悪い癖である。
観たい映画を録画するのだが、ついつい観ないでしまう。
録画したものを放置して、新しい映画を観てしまう。
録画されたそれらは果たして観る機会を逃してしまうのだ。
本日紹介する映画はその録画した映画でようやく最近観ることのできた一本である。
題名は「そして父になる」
昨今話題になった映画なので観られた方も多いかもしれない。
ストーリーを紹介しておこう。

大企業に勤めエリートととして活躍している野々宮良多は妻と一人息子慶多と幸せに暮らしていた。
ある日慶多を出産した病院から連絡があり、慶多が生まれたとき他人の子と取り違えがあったことを知る。
取り違い相手は電気店を営む良多とはかけ離れた貧しい生活をしている家庭だった。
両家の合意で息子を交換し生活を始めようとするのだったが......

良多は絵に描いたような大企業のエリートである。
相手の電気店を営む父親は貧しいが暖かい家庭を作り暮らしている。
子供にとってどちらの家庭を好むのだろうか?
この映画は子供取り違えを通し良多が父親として成長していく過程を描いている。
父親の存在意義とは何か?
家庭とは何か?
非常に難しい問題を正面から描いた佳作である。
是非観ることをお勧めしたい映画である。

2013年、日本製作、カラー、120分、2013年日本公開、弟66回カンヌ映画祭審査員賞受賞、監督:是枝裕和

最新の画像もっと見る

コメントを投稿