probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

なんとなくAOR (#13 なんとなくクリスマス)

2022-12-23 08:11:48 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、いわゆる、
定番クリスマスソングではないのですが、
毎年、この時期になると
聴きたくなる、そんな2曲です。

まずは、Dan Fogelbergの、
1981年のヒット曲
"Same Old Lang Syne"です。



同年リリースの2枚組アルバム
"The Innocent Age"からの1stシングルで、
Hot100での最高位は9位。
映像は、91年に、CDとDVDで
リリースされている
"Live: Greetings from the West"
からのものみたいですね。

この曲は、クリスマスイブに、
元恋人と、偶然、再会したという、
Danさんの実体験を歌詞にしたと、
本人も、インタビューなどで答えていて、
クリスマスソングととらえる向きも、
あるようで、ことしは、あの、
Backstreet Boysがリリースした
クリスマスアルバム
"A Very Backstreet Christmas"で、
カバーしております。



そして、もう1曲は、こちらは、
クリスマスとは関係ないのですが、
なんか、この時期になると、
個人的に聴きたくなる曲、
Cliff Richardの"Miss You Nights"です。



75年リリースのアルバム
"I'm Nearly Famous"からのカットで、
UKチャートでの最高位は15位。

USチャートではヒットしていないのですが、
同アルバムからカットされた
"Devil Woman"が、最高位6位を記録して、
Cliffさんにとって、記念すべき、
初のアメリカでのヒットとなっています。

こちらの曲は、邦題が「きみ想う夜」で、
離れていった恋人のことを思う歌のようで、
ハッピーな空気ゼロの曲ではありますが、
なんか、ひとり静かに聖夜に聴きたい、
そんな気分のナンバーですね。

奇しくも、こちらも、
人気ボーイズグループによるカバーが、
以前、ヒットしておりまして、
Westlifeが、2003年にリリース、
UKチャート3位の大ヒットを記録しています。



※次回は、Time Machineです。

Terry Hall

2022-12-22 10:56:51 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
Terry Hallさん追悼です。

メディアの追悼記事では、
The SpecialsのTerry Hallと、
書かれているのが、ほとんどですが、
The Specialsは、81年に分裂して、
いろいろ、ややこしいことに、
なっておりましたので、
自分は、そのThe Specialsから離れた、
メンバー3人で結成された、
Fun Boy ThreeのTerryさん
というイメージが強いですね。

ですので、ここでは、Fun Boy Threeの
Terryさんという視点で、
こちらの3曲を選んでみました。

Fun Boy Thereを最初に知ったのは、
大メジャーなグループになる前の、
Bananaramaとのコラボ曲でしたね。
82年の1stアルバムからのカットで、
UKチャート4位の大ヒット
"It Ain't What You Do
(It's the Way That You Do It)" です。



Bananaramaの3人が、初々しい。(笑)

そして、同じ年にヒットした、
こちらは、Bananaramaの曲に、
Fun Boy Thereがft.という形でした、
こちらのほうが、印象深い方多いかも。
"Really Saying Something"です。
UKチャート最高位5位。



Terry Hallさんといいますと、
あの、The Go-Go'sの、
81年の1stヒット
"Our Lips Are Sealed"を、
The Go-Go'sのJane Wiedlinと、
共作していた人としても、
80's洋楽ファンとしては、
馴染み深いところではないかと
思うのですが、そんな、
"Our Lips Are Sealed"を、83年に、
Fun Boy Thereでセルフカバーして、
こちらも、UKチャート、
最高位7位のヒットにしておりました。

プロデューサーは、なんと、
Talking HeadsのDavid Byrneです。



ただ、Fun Boy Thereとしての活動も、
長くは続かず、ほどなくして解散、
そのあとは、今度は、
The Colourfieldというバンドを作って、
ヒットを飛ばしたり、90年代には、
EurythmicsのDave Stewartと、
Vegasというデュオを
結成したりしておりました。

70年代の終わり以降のUKシーンを
語る上では、絶対に欠かせない、
重要なミュージシャンでありました。

R.I.P.

https://amass.jp/163303/
ザ・スペシャルズのホレス・パンター、
テリー・ホールが亡くなる前の状況を
SNSで詳しく説明(amass)

※次回は、なんとなくAOR14回です。

今週の気になる新曲2曲。

2022-12-20 20:10:28 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートに、
入ってきています、アフリカンな、
サウンドが気になる2曲です。

まずは、ナイジェリア出身の、
モデルさんで、シンガーでもあるという、
Ayra Starrという人の、
"Bloody Samaritan"です。



若干20才だそうで、すでに、
本国ではスターのようですが、
昨年、19才で出した1stアルバム
"19 & Dangerous"からのカットの、
この曲が、USチャートでも、じわりと、
人気が出始めているみたいですね。

Kelly Rowlandをft.した、
Remixも出ているようです。



そして、もう1曲は、
こちらは、シカゴ出身の
シンガーらしいです。
Paschanという人の、
"Favorite"です。



ft.されているのは、シンガーで、
プロデューサーでもあるという、
Sean2 Milesという人ですが、
この曲をプロデュースしているのかは、
わかりませんでした。

ラテンのつぎは、アフリカンが来るのかな?

Adult R&B Airplay

※次回は、なんとなくAOR第14回です。

"Somewhere"

2022-12-19 11:30:30 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Somewhere"です。
ちょっと、知名度に差がある2曲です。

まずは、知る人ぞ知る感じかな?
と思う"Somewhere"です。



Shaniceの"Somewhere"ですね。
公式チャンネルにあるMVですが、
横長になっていて、ちょい残念。

94年にリリースされた3rdアルバム
"21... Ways to Grow"からの
1stカットでありましたね。

91年に"I Love Your Smile"を
大ヒットさせて、92年には、
TVドラマのサントラ盤から、
"Saving Forever for You"を、
またまたヒットさせたあとの
アルバムリリースでしたので、
さらなる飛躍が期待されたのですが、
Hot100にはランクインせず、
R&Bチャートで、最高位28位を
記録したのに止まりました。

Shaniceなのですが、ことし、
配信のみのようですが、
2006年のアルバム
"Every Woman Dreams"の
続編"Every Woman Dreams, pt.2"を
リリースしておりますね。


・Every Womans Dream, pt.2 - Shanice
(※ジャケをクリックすると、
YouTube Musicに飛びます。)

そして、もう1曲の"Somewhere"は、
ミュージカルファン、映画ファン、
音楽ファンなら、まあ、ご存じでしょ?
な、こちらの楽曲です。



ことしは、2度目の映画化作品も、
日本で公開されました、
ブロードウェイミュージカル、
『ウエスト・サイド・ストーリー』
のために書かれた曲を、
Barbra Streisandが、
1985年リリースのアルバム
"The Broadway Album"でカバーして、
シングルカットされたナンバーでしたね。

シングルは、最高位43位と、
大ヒットには至らなかったのですが、
アルバムは、No.1を獲得して、
大ベストセラーとなりまして、
93年には、第2弾作品、
"Back To Broadway"がリリースされ、
こちらも、USチャートでは、
第1位に輝いておりました。

次回は、気になる新曲です。

Time Machine ~2001~

2022-12-18 10:44:20 | 懐かし洋楽
今回は、2001年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Paul McCartneyの"Freedom"です。
(Pop #97)



同年11月にリリースされたアルバム
"Driving Rain"からのカットでしたね。

2001年といえば、9月11日に、
あの、悲しい事件が起きた年で、
この"Freedom"は、
そのことに、影響を受けて、
すでに、完成していた作品に、
急きょ付け加えられ曲で、
アルバムの最後に収録され、
イギリスなどでは、アルバム2曲目の、
"From a Lover to a Friend" が、
第1弾シングルになっていましたが、
アメリカでは、こちらがメインで、
"From a Lover to a Friend" は、
カップリング曲となっていたようです。



ただ、シングル曲、アルバム、
ともに、Paul御大の作品の中では、
総じて、評価は高くなく、
それが、セールスにも影響したのか、
御大作品の中では、記録的にふるわず、
UKチャートでは、46位、
USチャートでは、26位が、
最高位となっておりました。

2001年12月15日付けのビルボードHot100
です。

1位は、2000年代に、最も活躍した、
あのR&Bシンガーの、あの名曲です。

<2001年12月15日、何があったか?>

日本でも大人気となったアニメ映画
『シュレック』の1作目が公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/1169/

※次回は、同名異曲です。