probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

No.11 コレクション(1978~2008)(36)

2021-11-12 19:53:28 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、85年の3曲目は、
9月に、1週のみ、11位になりました、
こちらのナンバーです。



The Pointer Sistersの"Dare Me"ですね。
同年リリースの11枚目のアルバム
"Contact"からの1stカットでした。

7月の第2週に、62位でNewエントリー、
3週で、Top40入りを果たし、
11週目に11位まで上昇しましたが、
翌週には、14位にダウンして、
Top10入りはならなかったようです。

The Pointer Sistersといえば、
この前のアルバムで、83年リリースの、
"Break Out"が、ビッグヒット、
かつ、ロングヒットとなって、
アルバムから、6曲がカットされ、
うち4曲が、Top10入りし、
キャリア最大のピークを迎え、
さらなるヒットを狙っていた
ところだったと思うのですが、この曲は、
まずまずのアクションだったものの、
結局、Top40入りしたシングルは、
この"Dare Me"のみに終わり、
やや物足りない感じでしたね。

さて、The Pointer Sistersは、
ドスの聴いた歌声の、
一番上のお姉さん、Ruthさんが、
実の娘さんである、Issaさん
(お父さんはDennis Edwards)と、
別の娘さんに生まれた、
お孫さんのSadakoさんを率いて、
グループが続いているようですが、
Ruthさん、日本版も始まった、
『ザ・マスクド・シンガー』の米国版で、
カップケーキの姿で、最近、
登場して、パフォーマンスしたみたいです。



1985年9月21日付けのビルボードHot100
です。

1位は、Stingをゲストボーカルに迎えた、
あのバンドの、あの名曲です。

※次回は、Time Machineです。

『リスペクト』

2021-11-11 15:53:02 | 映画


Jennifer HudsonがArethaに扮した
映画『リスペクト』を観てきました。

事前に、72年のチャーチコンサートの
"Amazing Grace"までの話だと、
知ってはいたのですが、やっぱり、
自分がリアルタイムで聴いていた、
80年代以降の話が、まったくもって、
描かれないのは、さびしく感じました。

エンドロールで、本人映像とともに、
2018年に亡くなるまでに遺した、
偉業などがテロップで流れるので、
なおさら、それを感じてしまうんですよね。

夏に、CS放送のチャンネルの
ナショナルジオグラフィックTVで、
放送されていたドラマシリーズ
『ジーニアス: アレサ』では、
70年代の後半の低迷期や、
アリスタに移って、大成功を収める
80年代のエピソードも、
しっかり描かれていたので、
どこかに、挟み込んで欲しかったのですが、
72年までの話でも、2時間半以上なのに、
そこまでやったら、4時間超えになっちゃうか。

また、『ジーニアス: アレサ』では、
お父さんのC.L Franklinさんの、
かなり、ダークな面にも迫っていましたが、
『リスペクト』では、匂わす程度で、
さらっとやり過ごしていたのも、
いささか、拍子抜けでした。

Jenniferは、熱演で、
Arethaが歌うときの特徴を、
よくつかんでいるなぁと思いましたが、
やはり、つい3年前まで存命だった方を
演じるのは、ちょっと荷が重かった感じ。

むしろ、存命だったほうが、
本人のお墨付きがもらえたでしょうし、
『ロケットマン』のTaronみたいに、
開き直って演じられて、楽だったかも?
なんて、思いました。



https://gaga.ne.jp/respect/
『リスペクト』日本公式サイト

https://www.mgm.com/movies/respect
"Respect"US Official Site

※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、85年の3曲目です。

今週の気になる新曲2曲。

2021-11-10 10:12:02 | 最近の洋楽
今回は、00年代前半に大活躍した
アーティスト2人の、それぞれ、
著名なゲストを迎えた、
コラボ新曲、2曲です。

まずは、Sean Paulが、
Siaをft.した新曲"Dynamite"です。



うーん、また"Dynamite"かい、
という気もしますが(笑)、曲は、
相変わらずのSean Paul節で、
楽しいですね。

Siaの個性も、そんなには、
前面に出てこなくなりますから、
Sean Paulの声って、
やっぱスゴいんだな、と。

そして、こちらは、
すでに、20年を超えるキャリアを
持っていますが、まだ40才なんですねぇ、
Craig Davidが、2015年の、
Zara Larssonとのナンバー
"Never Forget You"のヒットなどで
知られる男性シンガー
MNEKをゲストに迎えたナンバー
"Who You Are"です。



こちらは、来年リリース予定だという
Newアルバム"22"からの
先行カットみたいですね。

Craig David、日本でも人気が高かった頃、
来日公演、観に行ったんですよねぇ。
客席に、渋谷陽一さんが座っているのを
見つけて、驚いたのでした。

その会場、Zepp東京も、
お正月が来ると、営業終了なのか...

※次回は、映画『リスペクト』の
感想文です。

華麗なるインストゥルメンタルヒッツの世界(16)

2021-11-08 20:09:10 | 懐かし洋楽
年代などは関係なく、
ビルボードのHot100に、ランクインした、
インストゥルメンタルの楽曲を、
取り上げていこうという、
このコーナー、今回は、
80年代に、突然起きた、
メドレーブームから広がったことで
生まれた、こちらのヒットナンバーです。



Royal Philharmonic Orchestraの
"Hooked On Classics"ですね。
公式のアップではないようですが、
『Top Of The Pops』の映像が、
こちらも、ありました。

踊っております、Legs & Co.の女性たちは、
『Top Of The Pops』の番組の
ダンサーたちで、当時、
イギリスでは人気者だったみたいですね。

削除されてしまうかもしれませんので、
いちおう、オフィシャルのAudioのほうも、
貼っておこうかと思います。



"Hooked On Classics"は、81年、
USチャートでは最高位10位、
UKチャートでは、さらに上を行く、
2位まで上昇するヒットになっていました。

同じ年、The Beatlesの楽曲などをつなげて、
ディスコアレンジにした、Stars On 45の、
世界的な大ヒットにより、もう、
あれもこれもと、メドレーナンバーが、
リリースされて、ブームになりましたが、
とくに成功したのが、この、
"Hooked On Classics"シリーズでしたね。

こちらの、Hooked Onのブームは、
他ジャンルにも波及して、翌年には、
スイングジャズをメドレーにした
Larry Elgart & His Manhattan
Swing Orchestraによる、
"Hooked On Swing"も登場して、
こちらもTop40入りを果たし、
最高位31位を記録していました。



※次回は、気になる新曲です。

Ronnie WilsonとTommy DeBarge。

2021-11-07 10:52:46 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
また、訃報が入ってきましたので、
追悼記事になります。

少し前に、80'sお気に入り曲コーナーで、
登場したばかりの。The Gap Bandの
Wilson兄弟の長兄、Ronnieさんが、
2日に、73才で亡くなったということなので、
やはり、ソウルミュージック界に、
大きな足跡を残している
ファミリーの一員で、先月の21日に、
64才で亡くなった、Tommy DeBargeと、
合わせて追悼したいと思います。

どちらも、フロントマンではないので、
選曲が難しいところでありますが、
The Gap BandとSwitchの曲から、
1曲ずつ、この2曲にいたしました。

まずは、The Gap Band、
こちらのナンバーです。



1989年のアルバム”Round Trip”から、
R&Bチャートでは堂々1位でした、
"All Of My Love"ですね。
New Jack Swingに果敢に挑んだ、
Mid80'sR&Bの名曲であります。

画面左、ひとり短髪で恰幅がいいのが、
Ronnie Wilsonさんですね。
バンドでは、キーボードと、
バックボーカルをされておりました。

調べると、代表的なナンバーでは、
Uncle Charlieが曲作りに
参加している曲は多いものの、
Ronnieさんが加わっている曲は、
そんなに無いのですが、この曲は、
プロデューサーでもあった、
Raymond Calhounさんに、
もうひとり、John Blackという人と
共同で、名を連ねておりますね。

なお、Ronnieさん、あの名曲
"Yearning For Your Love"や、
Mark Ronsonの"Uptown Funk"の
元ネタ認定されております
"Oops Up Side Your Head"などにも、
ソングライターのクレジットがありますね。

そして、Tommy DeBargeさんは、
あのDeBargeファミリーの、
10人兄妹の上から3番目だったみたいですね。

下の二人以外の8人は、業界に身を置いて、
うち、7人が、入れ替わりなどありながら、
DeBargeのメンバーになっていたようですが、
このTommyさんだけが、一度も、
DeBargeのほうには加わらず、
Switchのベーシストとして、
あり続けていたみたいです。

曲は、78年の、グループ最大のヒット、
"There'll Never Be"に続くシングルだった
"I Wanna Be Closer"にしました。
(R&B #22)



ベースを弾くTommyさんの横、
真ん中でボーカルをとる、
Bobby DeBargeさんは、80年代に、
El DeBargeが独立したあとに、
DeBargeのメインボーカルになった人で、
右で歌っております、
Philip Ingramさんは、あの、
James Ingramさんの実弟としても
知られておりますね。

https://www.nytimes.com/2021/11/05/arts/music/ronnie-wilson-dead.html
Ronnie Wilson, Founder of the Gap Band, Dies at 73
(The New York Times)

https://thesource.com/2021/10/24/tommy-debarge-dead-at-age-64/
TOMMY DEBARGE DEAD AT AGE 64
(THE SOURCE)

※次回は、華麗なる
インストゥルメンタルヒッツ、16曲目です。