Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(363)

2021-02-13 00:10:00 | コラム
とらぶ「る」→「る」すでん

あんまり好きじゃない薬師丸ひろ子なんだけど(^^;)、この歌だけは特別に好き。



リリースは85年、
まさにこの年に、NTTが固定電話の「留守番電話機能」提供を開始、瞬く間に全世帯に広まっていった。



それから35年あまりが経ち、そもそも固定電話を持たない世帯が増えたこともあり、この機能を有難がるひとも少なくなったのではないかな。

あっ、でも「特殊詐欺」を未然に防ぐためには有効なようで。

っていう自分は未だ固定電話を持ち、ただ「無音設定」「常に留守電設定」にしてある。

固定電話にかかってくることも少なくなったが、メッセージが入っていることはさらに稀。
久しぶりに点滅していたので驚いて再生させてみると、墓地のセールスだったりしてね。

急激に需要がなくなった直接的原因は、やはりケータイの進化と普及でしょう。

ただ、固定電話からケータイに変わっただけで、留守電機能が廃れたわけじゃあない。
じゃあないけれども、キャリアによって30秒しか残せなかったり、最後に「#」を押さなければいけなかったり、統一されてないものだから「?」というひとも居て、
たとえば着信だけ残しておくとか、LINEで「いま電話していい?」と先に断るだとかいう方法を取るひとが多くなり、実際にメッセージを録音して残すケースは「かなり」少ないと思われる。

時代は、立ち止まってはくれないねぇ!


以下、「固定電話における留守番メッセージ」が印象的な映画。


『ブラック・レイン』(89)

弁護士から「きょうは聴聞があるからネクタイしろよ」だとか、元妻から「子どもの送り迎えをして」とか、主人公の刑事はいろんなものから「せっつかれている」。


『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)

ボゴミル警部からの電話を、偽の留守番電話メッセージで対応するアクセル刑事。

※これはべつのシーンだが、
舞台がデトロイトとビバリーヒルズのため、この映画には頻繁に電話のシーンが出てくる。



『僕らはみんな生きている』(93)

真田広之の彼女役、早見優が設定している留守電メッセージが能天気で可愛かった。


脚本は、この当時の売れっ子・一色伸幸。


『フランティック』(88)

エマニュエル・セイナーの色気にくらくらするサスペンスだが、ハリソン・フォードが彼女と出会うきっかけが、留守番電話のメッセージだった。


ねぇ、やっぱり80年代後半から90年代に集中しているんだよね。


あすのしりとりは・・・
るす「でん」→「でん」どういり。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(364)』
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準備万端、かかってこいや??

2021-02-12 00:10:00 | コラム
今月のお買い物。

はなうがい×3、
爽快系・きつめの目薬、
飲み薬30日分、

写真には載ってないけれど、これに「す~す~系の飴」を3袋。

これらがないと自分、これからの時期、死んでしまうので(´;ω;`)ウッ…

「かかってこいや」とは記したけれど、乗り越える気持ちよりも憂鬱な気持ちのほうが大きいから「??」がついている。


病弱で、年中薬を服用しているひとには失礼な表現になるかも…だけど、1年間の出費で、最もムダと感じてしまうのがこれらなのだよね。

くそ! くそ!! って思う。

約1万円なのだもの、これが約3ヵ月つづく。

ブタクサやヨモギにまで反応してしまうひとは気の毒だが、早くスギ花粉よ去ってくれ。

・・・と、ぶつぶつ文句をいいながら、これからはなうがいします~。


とりあえず元気になる曲と、



ラリー・フリントが亡くなったので、この動画を貼っておこう。



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外国女優別キャリア10傑(60)レイチェル・マクアダムス

2021-02-11 00:14:36 | コラム
~レイチェル・マクアダムスのキャリア10傑~

誰がどう見たって美しいひとなので売れるのが当然、逆に売れるまでにそこそこ時間がかかったのが不思議―そんなマクアダムスは、カナダ出身の42歳。

理知的なヒロインからビッチまで演じられるのでオファーは絶えないはず、
ひょっとしたら、自身でセーブをかけているのかも・・・?


(1)『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)

カトリック教会の大スキャンダルを新聞社が暴く過程をスリリングに描き、オスカー作品賞に輝く。

この映画の成功は、スタジオ側が提案した「社内の色恋を描こう」を監督や俳優陣が突っぱねたこと。

なかなかに硬派な創りなのです。



(2)『サウスポー』(2015)

不器用なボクサーと、その家族の物語。

こんな嫁さん亡くしたら、どんな主人公だって凹むよ。



(3)『きみに読む物語』(2004)

根強い人気を誇る感動作。

マクアダムスは回想のなかのヒロインを好演、じつに瑞々しい。


(4)『パッション』(2012)

変人デ・パルマによる、設定は21世紀だけど、話そのものは20世紀的なサスペンス。

でもいいんです、デ・パルマなので!!




(5)『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)

ウディ・アレンが「放送禁止」になる前夜に撮られた傑作、
この話法でオスカー脚本賞を受賞しているが、ほんとうに巧みで、やっぱり見習うことが多いひとですよ。


(6)『ミーン・ガールズ』(2004)

リンジー・ローハン、アマンダ・セイフライドらと共演した青春映画。

スクールカーストを背景にはしているが、割と気楽に観ることが出来る。

みんなぴちぴちしてるぜ!!



(7)『消されたヘッドライン』(2009)

ラッセル・クロウ、ベン・アフレックらと共演したサスペンス。

マクアダムスの出番はあまりないが、出てきただけでハッとさせるようなものがありますね、やっぱり。


(8)『ドクター・ストレンジ』(2016)



いわゆるMCUの14作目。

意外や意外、アメリカンコミックの住人になっても違和感がないのです。


(9)『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(2013)

『ラブ・アクチュアリー』(2003)や『パイレーツ・ロック』(2009)など快作を放っていたリチャード・カーティスによる、事実上の引退監督作。

すべて水準以上の出来なので、シンプルにもったいないと思ってしまうなぁ。。。


(10)『誰のせいでもない』(2015)

映像詩人ヴィム・ベンダースが監督、
ドイツ・カナダ・フランス・スウェーデン・ノルウェーの合作ではあるものの、相変わらずこじんまりとした作品。

マクアダムスは、主人公ジェームズ・フランコの妻を演じている。

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ドライブレコーダーだらけ。。。

2021-02-10 00:10:00 | コラム
某物流センターの深夜勤務を始めて4ヵ月が経過、

全米トラック協会のホッファが米国を牛耳っていたという事実も、なんとなく分かるなぁ、、、とまでいったら大袈裟だろうか。

世の中の動きが、なんとなく見えてくるから。

去年のクリスマスプレゼントで、最も需要の多かったもの―成人限定―って分かります?

圧倒的に、ドライブレコーダーだったのですよ。


時代、時代ですなぁ!!

「あの事件」を受け、トラブル対策のために―と考えたひとが大多数だったのでしょう、
チャリダーの自分でさえ、うん必要だよ、ぜったいに。と思うのだもの。


とーちゃんへの、今年の誕生日の贈り物はこれだろうな、、、と考える今日このごろです。


※とくに若い映画ファンに人気のある「ドライバー」の映画



おじさんは、こっちかな。。。



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にっぽん女優列伝(239)橋本愛

2021-02-09 00:20:00 | コラム
96年1月12日生まれ・25歳。
熊本出身。

公式サイト


引っ張りだこだったときと比べ「干されてる」だとか、美少女時代と比べ「劣化した」とか、芸能人のみなさんって、つくづく大変だと思います。

橋本愛(はしもと・あい)さんも、ここ数年そういうこといわれたりもしていますが、本人は意に介していない感じがして格好いいですね。

一般的には『あまちゃん』(2013、NHK)のユイ役でしょうか、
映画ファン的にはもちろん『桐島、部活やめるってよ』(2013)の、かすみ役。
(わぁ同年発表だったか、引っ張りだことかいわれても仕方ないところもあるかもしれません…)

映画でのかすみちゃんはクールないっぽう、彼氏と喧嘩したからといって(ひとりで)ミニシアターに行ってしまうヘンテコなキャラクターでしたが、
実際の愛さんは独立系の映画をこよなく愛し、ピンク映画に対する偏見もない―かすみちゃんより映画オタへの理解が深そうなので、そういうところもポイント高いですよね。




<経歴>

「HUAHUAオーデション」グランプリ受賞。
『Seventeen』ミス・セブンティーン選出。(同時選出に広瀬アリスら)

映画俳優デビュー作は、2010年の『Give and Go』。

同年のスマッシュヒット作『告白』でクラス委員長を好演、映画ファンのあいだで「この子は誰だ?」と話題になりました。



『管制塔』(2011)、『アバター』(2011)、『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』(2011)、『HOME 愛しの座敷わらし』(2012)、
雰囲気を持っているので違和感なく貞子を演じていた『貞子3D』(2012)、


『スープ~生まれ変わりの物語~』(2012)、『Another アナザー』(2012)。

そしてNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で現のんさんの親友を好演し全国区へ。
さらにダメ押しのように『桐島、部活やめるってよ』が公開、松岡茉優も出演していますが、インパクトという点では愛さんのほうが強かったですよね。


『ツナグ』(2012)、『さよならドビュッシー』(2013)、『くちづけ』(2013)、『俺はまだ本気出してないだけ』(2013)、『大人ドロップ』(2014)、『渇き。』(2014)、

2部作として公開された『リトル・フォレスト 夏・秋』(2014)と『リトル・フォレスト 冬・春』(2015)。



『寄生獣』(2014)と『寄生獣 完結編』(2015)、『ワンダフルワールドエンド』(2015)、『残穢 ―住んではいけない部屋―』(2016)、『シェル・コレクター』(2016)、『うつくしいひと』(2016)、『バースデーカード』(2016)、『古都』(2016)、『PARKS パークス』(2017)、『美しい星』(2017)、『ここは退屈迎えに来て』(2018)、『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(2018)
じつは自分の友人女子も出演している『21世紀の女の子』(2019)、
『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2020)、
そして最新作が先日公開された『私をくいとめて』(2020)で、のんさんと再共演を果たしています。

こういうこと、よく書きますが・・・
池田エライザ同様、いつか映画監督に進出するような気がします。

なんか、すごいの撮っちゃう予感がしませんか??


次回のにっぽん女優列伝は、橋本環奈さんから。

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