Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(365)

2021-02-24 00:10:00 | コラム
でんどうい「り」→「り」りーふらんきー(リリー・フランキー)

福岡出身、57歳。

「おでんくん」のイラストレーターとして、あるいは名エッセイストとして、


「ちょいと、映画に出てみました」

くらいなスタンスだった2000年代。

しかし演技してみたら思いのほか好評で、塚本晋也や是枝裕和の映画で名演技を披露、いつの間にか「俳優」がメインになった感のあるリリー・フランキー。

立ち位置をどこに置いているのかをぼやけさせる芸名センスもバツグン、

個人的には、アイドルなどを接写するカメラマンとしての活動を最も期待していたりする。


ラジオも面白かったんだよね、こんなに「オナニー」を連呼するパーソナリティも居ないと思うし((´∀`))


ここでは、観ておいて損はないであろう映画作品を挙げることとしよう。


『ぐるりのこと。』(2008)

寡作のひと、橋口亮輔による労作。

共演に木村多江、
リリーにとっては、初主演作だった。



『凶悪』(2013)

強烈な悪人をさらりと演じ、俳優としての可能性がグンと広がった出世作。

強引にたとえれば竹中直人的というか、リリーなら、笑いながら怒るひととか上手にこなせそうだし。




『そして父になる』(2013)

是枝組に違和感なく溶け込んだのは、けっこう意外だった。

個性の強いひとなので。

このカメレオン的な器用さにより、『万引き家族』(2018)のお父さん役が決まったのだと思う。


『野火』(2015)

もともとスリムなひとだったが、極限下の兵士役なので「さらに」痩せていて、ぱっと見ではリリーと気づかないかもしれない。




公開が待たれる新作は『一茶』で、なんと小林一茶を演じる。

でも、すごく似合いそう、、、な気がしませんか?


あすのしりとりは・・・
りりーふらん「きー」→「きー」ふぁーさざーらんど。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(366)』
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