Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

少女たちの10日間

2021-02-27 00:15:31 | コラム
かなり先鋭的で、現代を的確に撃つチェコ発のドキュメンタリー映画を先行で観た。

4月公開、『SNS 少女たちの10日間』。

童顔の成人女性が「12歳」というウソの設定でSNSを展開、友人を募集したらどうなるのか―を検証したドキュメンタリー。

成人とはいっても「こころ」が壊れる可能性もあるので、スタジオには医師や弁護士も待機、、、という徹底ぶり。

3人の「成人少女」たちに群がったのは、2000人超の成人男性だったという。




ロリコン文化が「成熟」しているとされる日本では、そのこと―文化として根付いている―について問題視されることもあるけれど、ジョンベネちゃん事件などが証明しているように、より深刻なのは海外のほうかもしれない。

いや、じつは差異はないのかな、どこも一緒だよと。

という自分だって「社会的に許される範囲内のロリコン」だとか冗談っぽくいっているけれど、これに眉をひそめる向きだって居るでしょう。

20年くらい前のテレビだったか、巨乳で話題の女子中学生が紹介されていて、煽るテレビもどうかと思ったし、そう紹介され、まんざらでもなさそうだった本人もアレなわけで。

いえるのは、いまに始まったことじゃない。
ただ昔より「はっきり見える」ようになり、また、問題意識を持ったひとも増えたのだ、、、ということでしょう。

ふとTwitterを眺めていたら、雑誌サイトの特集記事で「当時10代だったブリトニー・スピアーズが記者に処女なの? と聞かれていたセクハラ」というのが載っていたが、そんな風に告発するメディアだって、10代アイドルに必要以上に「おんな!」を強調させたりするわけでしょう。

元ハロプロの子だったかな、昔のアイドルとちがい、いまのアイドルは「おんなのこ、そのもの」を価値にしている、そのことが問題だ―みたいなことをいっていて、なるほど、それはあるのかもしれないと思った。

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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑~予告篇~』
コメント
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