Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

オールタイム映画ベスト100 2020版(5)

2020-12-26 00:10:00 | コラム
~年末年始企画~

チキンとケーキをバカ喰いして、お腹ぴーぴーな学習出来ない男です。

痛み苦しみを伴ってこそ生きる実感が湧くわけでね、そういうことでいいんじゃないでしょうか(意味不明)

オールタイム映画ベスト100、今宵は41位~50位の発表です。


<41>『地獄の黙示録』(79)

物語としては完全に破綻している…にも関わらず、この強度。映画は、ハートで創るものなんだなぁ。


<42>『復讐するは我にあり』(79)

多くの有名監督と映画化権を争い、撮影中は胃潰瘍に苦しむ。緊張感の途切れぬ映像を観ているだけで、いかに難産であったのかが容易に想像出来る。




<43>『奇蹟』(89)

成龍ジャッキーの映画ではけっして代表作とはいえないが、観ていてすごく幸福な気持ちになる。


<44>『ワイルド・アット・ハート』(90)

ちゃちゃちゃっと撮り切り、いとも簡単にパルムドールをかっさらった―かのように見えるところがリンチの素晴らしさ。




<45>『イングロリアス・バスターズ』(2009)

良い意味での歴史修正主義者、QTの面目躍如は、やはり「フィルム」でナチスを殲滅させてしまうところ。




<46>『アリスの恋』(74)

おんなを描くのは上手じゃない、、、なんてな意見も聞くスコセッシさんだけど、これ観ると考え変わるよ。


<47>『ディア・ハンター』(78)

クリストファー・ウォーケンばかり褒められるけれど、デ・ニーロとストリープのやりとりの切なさときたら!!




<48>『砂の器』(74)

映画化に奔走した橋本忍の努力が、「完璧な形で」報われている。


<49>『紅夢』(91)

チャン・イーモウの美学が炸裂した傑作。またこういうのを撮ってほしい。


<50>『鉄男Ⅱ』(92)

そう、第1作目より好きだったりする。破壊はうつくしい・・・。



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明日のコラムは・・・

『オールタイム映画ベスト100 2020版(6)』
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オールタイム映画ベスト100 2020版(4)

2020-12-25 00:10:00 | コラム
~年末年始企画~

クリスマスですなぁ、、、これは予約投稿(23日昼)なので「実際の、いま。」は労働の真っ最中のはず。

帰宅後、明石家サンタを観るのが楽しみです。

今宵は、オールタイム映画ベスト100の第4弾。

31位~40位までをどうぞ!!


<31>『切腹』(62)

武家社会の非道を告発した「社会派」の時代劇というのは、たぶんこの映画だけでしょう。


<32>『狼たちの午後』(75)

自滅していく負け犬たち。タダでは死なんと思っていたが。このクールな演出が、ニューシネマのいちばん好きなところ。




<33>『ブリキの太鼓』(79)

ドイツ近代史を、グロテスクな寓話でどうぞ。映画に魔法がかかった瞬間を見た気がする。




<34>『豚と軍艦』(61)

痛快さと哀切と。イマヘイが編み出した「重喜劇」の完成版。


<35>『愛のコリーダ』(76)

このふたりの関係性を羨ましいと捉えるのは、自分だけじゃないでしょ?




<36>『マグノリア』(99)

彼女が最後に見せる「泣き笑い」だけのためだけに、3時間を費やす価値がある。




<37>『野良犬』(49)

好みというだけかもしれないが、黒澤は時代劇より現代劇のほうが巧い気がする。


<38>『恐怖の報酬』(53)

ワンアイデアだけでアクション映画は出来る。意地の悪い結末もニクイ。


<39>『花様年華』(2000)

掃いて捨てるほど存在するであろう「道に反する色恋」映画のなかで、いちばん好き。


<40>『ガルシアの首』(74)

孤高の映画作家、ペキンパーの最高傑作。こんな血みどろの物語に、詩情を持ち込むとは!



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明日のコラムは・・・

『オールタイム映画ベスト100 2020版(5)』
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オールタイム映画ベスト100 2020版(3)

2020-12-24 00:10:40 | コラム
~年末年始企画~

(8年くらい前に展開したものとは)ほんの少しだけ変化の見られる、オールタイムの映画ベスト100。

今宵は、21位~30位までを発表です。

喰らえ!!


<21>『どこまでもいこう』(99)

子どもたちだって、いや、子どもだからこそ戦っているんだ。日本映画史上で最高最強の青春映画。




<22>『モダン・タイムス』(36)

名人芸、とくとご覧あれ。




<23>『JFK』(91)

この映画を、真実を探求する若者に捧げる―最後のクレジットに尽きる。


<24>『太陽を盗んだ男』(79)

最近の日本映画に足りないものがあるとするならば、それは、受け手への「煽り」だと思う。




<25>『ジョニーは戦場へ行った』(71)

生きながらえた果ての地獄。史上最も残酷な反戦映画かと。


<26>『鬼が来た!』(2000)

敵も味方もないよ、戦争は、ほんとうにイヤなものだ。


<27>『3-4X10月』(90)

映画学校で真面目に映画術を学んでいたら、こんなものは撮れない。最高。




<28>『夜がまた来る』(94)

堕ちて輝く名美というおんなのいきざま。映画は情念、そんなことを教えられた。


<29>『バリー・リンドン』(75)

8年前とは、ここがちがう。歳を取るごとに、この映画のすごさが分かってきた。




<30>『8 1/2』(63)

50年以上前に創られたフェリーニのパズルは、映画の創り手たちを未だに刺激しつづける。

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明日のコラムは・・・

『オールタイム映画ベスト100 2020版(4)』
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オールタイム映画ベスト100 2020版(2)

2020-12-23 00:10:00 | コラム
~年末年始企画~

久し振りにやってみた、映画のオールタイムベスト100。

今宵は、11位~20位まで発表。

早速いくぜ!!


<11>『キャリー』(76)

弱者が自身の能力を最大限に発揮して強者に復讐する―し、しびれる。




<12>『絞死刑』(68)

これを観たうえでも死刑制度には賛成せざるを得ない現状があるのはたしか、でもまずは知ることから始めようぜ。




<13>『真夜中のカーボーイ』(69)

ふたりにとって、フロリダはあまりにも遠い……。




<14>『第三の男』(49)

映画芸術のすべてがつまっている。


<15>『バートン・フィンク』(91)

コーエン兄弟、初期の到達点。他者の脳内を覗き見る感覚に近いか。




<16>『グッドフェローズ』(90)

生涯で最も繰り返し鑑賞している映画。すでに60回を超えているが、まだ観足りない。


<17>『ユリイカ』(2000)

4時間がどうした? この物語なら、8時間だっていけますよ。




<18>『トト・ザ・ヒーロー』(91)

ベルギー産の、たいへん洒落た人生賛歌。寡作の監督ドルマルだが、このひとに失望させられたことはいちどもない。


<19>『酔いどれ天使』(48)

黒澤×三船の初タッグ、けれども真の主人公はよいどれ志村喬なんですよ。


<20>『十九歳の地図』(79)

どうやって生きていけばいいのか、分からない―みんな、そうなんだよね。

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明日のコラムは・・・

『オールタイム映画ベスト100 2020版(3)』
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オールタイム映画ベスト100 2020版(1)

2020-12-22 05:39:30 | コラム
~年末年始企画~

2020年というのはきりがいいし、自己紹介がてら、あらためて映画のオールタイムベスト100を展開してみようかなと。

じつは数年前に発表したものと「ほぼほぼ」変化がないのだが、
いってしまうと「日刊」をつづけるための、逃げの企画というわけです苦笑

年末年始は自分だってヒトナミに忙しいし、そしてほら、
新しく出来た読者さんたちも居ますし、これは映画紹介も兼ねてますんで。。。


毎日、10選ずつ展開していきます。

では、いくぜ!!


<1>『タクシードライバー』(76)

つまり、こじらせ男子の聖典ですよ。


<2>『レイジング・ブル』(80)

変化があったのは、今までだと本作を1位にしていたところ。



<3>『ゆきゆきて、神軍』(87)

何度も観ていくと、奥崎謙三のドキュメンタリーではなく、「キャメラとヒト」の関係性を考察した哲学なんだと気づく。


<4>『天国と地獄』(63)

格好いい撮りかた、緻密な展開、完璧なキャスティングとどれを取っても文句なし。




<5>『アマデウス』(84)

ヒト対ヒトじゃないよ、これは神対ヒトについての映画です。




<6>『灰とダイヤモンド』(57)

映画史上、最高の青春映画だと思っている。


<7>『カノン』(98)

映画は、不完全でしょーもないものを主人公にしたほうがよい―という好例。


<8>『TOKYO FIST』(95)

ちょっと覚悟がないと観終えることが出来ないであろう、都市論が暴力とともに語られる。




<9>『独裁者』(40)

映画は、物語ではなく完成度でもなく、「高い志」を評価するタイプです。


<10>『カッコーの巣の上で』(75)

チーフとの友情が沁みる。ガムをあげたら、「フルーツ味だ」って答えるんだぜ?



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明日のコラムは・・・

『オールタイム映画ベスト100 2020版(2)』
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