Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

う・し・ろ・ぐ・ら・い

2020-12-21 00:10:00 | コラム
たぶん、、、いや99.9%の確率で、開催するでしょう。

そして、たぶん、、、いや100%、自分は観にいくでしょう。

けれども、なんか、いつもとはちがう。
どこかうしろぐらいところがあるのだった。

大晦日、RIZINの話ね。


電車の終夜運転が取りやめになった。
ということはカウントダウンをやったとして、自宅に帰還することが出来ないかもしれない。

そして、止まらぬコロナ感染者増を深刻に受け止めた吉本興業が年末年始の興行を中止、
前にならえじゃないけれど、「こんなことで盛り上がっていいのだろうか」感が益々強くなった。

抗議の声は主催者ではなく放送するフジテレビに行きそうだし、大丈夫かなぁ…と不安な日々がつづく。

このくらい規模の大きなイベントだもの、都知事県知事からの中止要請が出ないかぎり強行するでしょう。

それでいいと思う、
極端な話、無観客でもいいよ。

ただ「観客を入れる」のであれば、やっぱり行っちゃいますよ。

・・・ジレンマだぜ。

胸アツなカードが揃っていてワクワクしているのに、いっぽうで、罪悪感に似ているものを感じる。


こんな年末、初めてだなぁ・・・。




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明日のコラムは・・・

『オールタイム映画ベスト100 2020版(1)』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(358)

2020-12-20 00:10:00 | コラム
どらえ「もん」→「もん」たーじゅ(モンタージュ)

今年最後のシネマしりとりがモンタージュだなんて、出来過ぎてはいません?

いかにも映画好きって感じで、この流れ、かなーりいい感じ。

サイレントからトーキーへ。
モノクロームからカラーへ。
そしてフィルムからデジタルへ。

百数十年の映画史のなかでいろんな「大改革」があったけれども、いちばんの発見はモンタージュでしょう、やっぱり。

いわゆるモンタージュ写真の、アレです。

英語でいうところのエディティング(編集)と同じ仏語、
しかし、
エディティングが「削る」という意味合いが強いのに対し、モンタージュは「積み重ねる」みたいな意味合いで用いられることが多いのよね。

多くの映画作家が「脚本、編集が重要」というのは、突き詰めれば「モンタージュが大事」といっているようなもので。

どんな話を創るか、、、ではなくって「どう組み立てていくか」ってことなのです。

でも。
イマサラその定義を大真面目に語ってもしょうがない気がする。
自分よりはるかに詳しいひとがゴマンと居るし、ほかのページを参考にしてください! みたいな。

ただ、セルゲーイ・ミハーイロヴィチ・エイゼンシュテーインくらいは紹介しておかないと。

このひとの『戦艦ポチョムキン』(25)、「オデッサの階段」で展開した緻密な編集のことをモンタージュと呼びます。






物事を起こった順に並べるだけの①直列のモンタージュ、
人物AとBの行動を交互に見せる②並列のモンタージュ、
それから③回想のモンタージュ…などなど、いろんな種類があるけれども、

人物の動きをそのままキャメラにおさめていただけの「第三芸術」と呼ばれていた映画が、第一級の表現をそなえられたのは、このモンタージュの発見があったからだ、、、といわれています。


アアダコウダ文章でいうより、ホンモノを見せたほうが分かり易いでしょう、

「労働者が家畜のように扱われている」ことをモンタージュで表現したチャップリンの『モダンタイムス』(36)冒頭


カーツ暗殺と部族の儀式をモンタージュした『地獄の黙示録』(79)クライマックス


あらゆるモンタージュテクニックを駆使したヒッチコック『サイコ』(60)ハイライト


・・・ね、こういうことです。


真面目に語ると100000文字くらいになってしまうので、かなり端折ってしまいましたが、
映画監督が最も悩み考え抜くのがモンタージュだよと、そういう認識を持ってもらえれば、映画好きとしては幸福なのであります。。。


来年最初のしりとりです・・・
もんたー「じゅ」→「じゅ」ーくぼっくす。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(357)

2020-12-19 00:10:00 | コラム
あーとしあたーぎる「ど」→「ど」らえもん

いやー、ひどかった。

すでに充分に不評なので自分がどうこういう必要もないけれど、公開中のアニメーション『STAND BY ME ドラえもん2』が殺人級のひどさで、開いた口が塞がらなくなった。

山崎監督、こんなに節操のないひとだったっけ?

元々「その傾向」にはあったが、こっちの想像を「はるかに」超えてきていて吐き気さえ覚えた。

・・・ってなわけで、冬のアニメーション戦争は「鬼」の東映が完全勝利。

前作で味をしめて―ということなのかもしれないが、アレだって一部では不評だったもんね、フツーに昔ながらの映画版を展開していたほうがよかったんじゃないか。


ただ自分、じつは「映画版」の『ドラえもん』シリーズに明るくない。

かといって「東映まんがまつり」にも乗らなかった。
それより先に「映画そのもの」への興味を強く抱いてしまったため、そんなことより「スピルバーグを」「成龍を」と思ってしまっていたんだよね、

ガンダムとジブリには思い入れがあったものの、ドラえもんはあくまでも「テレビ番組」と捉えていて、映画版だからとワクワクするような思いを抱いたことがないのだった。

テレビ版はふつうに好きでしたよ、
いくつかのエピソードでは泣いたこともあるし、当然「ほしいもの」もあった。

暗記パンとか、ポータブル国会とかね。



映画版をひとつも観ていないわけじゃあない、
ジャイアンが「いいヤツ化」することも知っているし、そのスケール感はいかにも映画的で「絶対に」ということはなくてもテレビ放映していれば「とりあえず観ようか」という気持ちにはなった。

最も人気が高いのは第1作目となる『のび太の恐竜』(80)あたりかな、2006年のリメイク両方とも観たが、たしかに話がよく出来ていて面白い。

そして「併映」が話題になっていくのは、「ドラえもんズ」が登場する96年あたりからか。

99年―名作の誉れ高い『のび太の結婚前夜』が発表され、



つまり山崎監督はそういう「おいしいところ」だけを繋ぎ合わせて作品を組み立てていくことになる。

これは嫌われるでしょうね~。


「鬼」さんでも分かるとおり、そのひとの「映画初体験」がアニメーションになる可能性はひじょうに高い。

「泣かせる」ことなんて正直どうでもいい―というより、泣けなかったけど―から、これぞ映画だというインパクトを第一義にしてほしい。

少なくとも「鬼」さんにはそれがあったんだよ、たしかに。。。




あすのしりとりは・・・
どら「もん」→「もん」たーじゅ。

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I’m going to pee

2020-12-18 00:10:00 | コラム
自分は「ゆるゆる」の多便系であることは何度も記している。

1日に最低5回は「大」をし、多くて10回前後。

ひじょうに消化がよく、1ヵ月のトイレットペーパー消費量は24ロールを超えると。

ゆえに便秘がどのくらい辛いのか分からない、
一体全体、便秘と多便(そんなことばはないよ)どっちがしんどいのか…などと思うことが多かったのだが、最近になって「小」も弱くなってしまった。

さっき行ったばかりなのに、またしたくなって。
で、再び行ってすっきり、、、と思ったら、10分後にまたまた行きたくなったりして。

べつに在宅中であれば無問題だが、これが仕事中であったり映画鑑賞・スポーツ生観戦中だとしたら、そう簡単にトイレには行けない。

それなりに我慢するが、じっとしていられなくなるし、そもそも集中力がなくなるし。

映画好き・格闘技好きとしては究極の解決策になるものの、映画は「もういちど観ればいいや」格闘技は「生の醍醐味はなくなるけど家に帰って録画版を観ればいいや」と開き直ることも出来る、
そういかないのが仕事のほうで、先日も「始まってまだ1時間しか経ってない、トイレは先に済ませておいて」と注意を受けた。

いや、でも…と反論することも出来ないことはないが、なんかねぇ「トイレ近いもので…」というのは正当な理由になってない気がして。

ボスの前で仕事前にきっちりトイレに行ったことをアピールしたうえで、
じっとしていられないアクションをオーバーに表現するしかないかもしれない、手元が狂って作業を誤るとかしてね苦笑


※懐かしい…とか、もういっちゃえる映画になったねぇ。。。



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ぶりぶりぶりっこ

2020-12-17 00:58:31 | コラム
ぶり
ほたて
中トロ
サーモン
いくら軍艦
あなご
うに
たまご
つぶ貝
真鯛

・・・これが、現時点における好きな寿司ネタ10選。

好み、変わったなぁと思う。

ガキのころは、①まぐろ②たまご③あなご、、、だった気がする。


―先日、師匠に寿司屋に連れて行ってもらった。

いわゆる、まわらないほうの高級寿司店。

「まわる」店も含め、寿司屋もほかの飲食業同様にコロナで苦境、ひとりがち状態の「くら寿司」だってコロナなきゃもっと好調だったはずで・・・とかなんとか思いながら、おいしくいただいた。

注文したネタは、冒頭の4つ。

ぶり→ほたて→中トロ→サーモンの無限ループ状態になり、さすがの師匠も突っ込んできた。

ぜんぶ美味いんだから、いろいろ頼めよ!! ってね。

それはそうなんだけど、やっぱり、好きなもので満腹になりたいものね。


かなーり元気になったので、今月後半も元気に乗り切れそうです!!



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『I’m going to pee』
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