Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(279)濱田岳

2015-05-25 05:41:42 | コラム
88年6月28日生まれ、26歳。
東京出身。

公式ブログ

最近のCM好感度の1位がauの「桃ちゃん・浦ちゃん・金ちゃん」の昔話シリーズだと知って、えー!? と思いました。

まぁ狙いは外していないのでしょうけれど、それほど好評だったとは。
桐谷健太が演じる浦ちゃんの、ちょっと馬鹿っぽい感じはいいと思うけれど。

このシリーズに「個人的に乗れない」理由のひとつは、小栗旬が桃太郎を演じるペプシのCMにあります。

映画のように凝った映像が素晴らしくて、好きなんですよね。





まぁでも演じ手に罪はありません。
このauのシリーズで金ちゃんを演じた濱田岳(はまだ・がく)くんが、本日の主役。

10代前半から俳優をやっているひとで、自分もスタジオの取材で何度か見かけたことがあります・・・が、正直、こんなに売れっ子になるとは思っていませんでした。

その「ふつうっぽさ」が、よかったのでしょうか。

160cmという身長でありながら、180cmくらいあるモデルの小泉深雪を伴侶にしたところも夢があるし、



10年後は日本映画を牽引していく存在になるかもしれません。


※現時点における最高傑作は、これかと




<経歴>

小学生のころにスカウトされ、芸能界入りを果たす。

テレビドラマで子役デビュー、
99年には『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』にも主演しますが、スポーツの世界の虜になり、しばらく俳優業を休止。

本格的に俳優をやってみようと思うきっかけになったのは、久し振りに出演した『3年B組金八先生』の第7シリーズ(2004~2005、TBS)だったそうです。

すぐに金八の発言を茶化してみせる、狩野伸太郎の役でしたね。

たしかに「お、この子、なんかいいなぁ」と思いました。
そう思った関係者が多かったということでしょう、『金八』放送終了直後よりオファーが殺到するようになります。

映画への本格参入は、2006年の『県庁の星』から。

『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006)、『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)、『フィッシュストーリー』(2009)、『鴨川ホルモー』(2009)、
『今度は愛妻家』(2010)、『ゴールデンスランバー』(2010)、『THE LAST MESSAGE 海猿』(2010)、『ロボジー』(2012)、『宇宙兄弟』(2012)、『ポテチ』(2012)…という具合に、主演も助演もこなせる器用さで「受け手、というより、創り手から」人気を博す。

とくに2013年は当たり年で、
動画をリンクした『みなさん、さようなら』だけでなく、

便利屋を好演した『はじまりのみち』、
『俺はまだ本気出してないだけ』、『少年H』、『謝罪の王様』、『永遠の0』の6本に出演。

映画としての出来は置いておいて、この年にブレイクしたといっていいでしょう。

『偉大なる、しゅららぼん』(2014)、『サケボム』(2014)、『舞妓はレディ』(2014)。

人気者らしく、公開「控え」作品も多し。
自分が期待しているのは、6月公開の『予告犯』と、11月公開の『杉原千畝 スギハラチウネ』ですね。


しばらくは「日本映画を5つ観れば、そのうち1つには必ず彼が出ている」状態がつづくことでしょう。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(280)林遣都』

コメント (2)
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