Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(121)

2015-05-21 05:51:24 | コラム
ろしあんるーれっ「と」→「と」らいすたー(トライスター)

きょうは、画像祭りでいってみよう。

映画制作会社(子会社含む)のオープニング・ロゴで、最もワクワクさせてくれるものは・・・

20世紀フォックス、



タランティーノの「バンド・アパート」、

東映の波ざっぱーん!!、



あと、ドリームワークスもいいねぇ。




米国万歳の人間ではないのだけれども・・・

作品の特色によってはロゴに変化をつけてしまう―たとえば『シザーハンズ』(90)では、雪を降らせている―大胆さがあって、




このへんのセンスはさすが映画大国だと思う。


あと「自分の世代ならでは」というのを挙げると・・・

オライオンと、



ユニコーンが象徴的なトライスターだろう。

オライオンはすでに消滅したプロダクションだが、
『アマデウス』(84)や『プラトーン』(86)といったオスカー受賞作品や、『ロボコップ』のシリーズ(87~92)などを生み出した「先鋭的な」大手であった。

92年に破産、98年に消滅。


トライスターも、80年代に勢いをみせたプロダクション。
消滅したわけではないけれど、現在はソニー・ピクチャーズの傘下にあり、編成、編成、再編成が繰り返され、いま、あのユニコーンを大スクリーンで拝むことはない。

ロゴはオライオンより派手でインパクトがあるが、手がけた作品は・・・

『スペースバンパイア』(85)、
『ラビリンス』(86)、



『ヒッチャー』(86)、『バトルランナー』(87)、『ロックアップ』(89)

・・・という感じで、通好みといったらいいのか、良作珍作なんでもあり、、、だったことが分かる。


多くの識者がいうけれど、映画っていつの時代も博打みたいなところがあって。
盛者必衰、生まれるロゴもあれば、消えていくロゴもあるっていう話である。


こうしたロゴのアレコレを楽しめるようになれば、あなたも立派な映画好きです。


※『ラビリンス』って、いま観直してみると、いろいろすごい。
とくにデヴィッド・ボウイに驚くが、日本の地上波では、ジェニファー・コネリーの声を喜多嶋舞が担当していた…というのも、地味にすごいと思うよ笑





あすのしりとりは・・・
とらいす「たー」→「たー」みねーたー。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(122)』

コメント (2)
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