Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(231)

2017-12-12 00:10:00 | コラム
く「つ」→「つ」え(杖)

「その必要があって」実際に使用しているひとには、失礼ないいかたになるかもしれないけれど・・・

「杖が似合う」おじいさんになりたいなぁ、、、なんてなことを、ときどき思う。


杖(ステッキ)は簡単にいえば、手で持ち先端を地面につけることで「身体を支える」ことの出来る道具。

質や価格はピンキリで、「そこらへんに落ちていた、木の枝」にしか見えないものもあれば、象牙や金属で作られたものもある。

自分のいう「杖が似合うようになりたい」というのは、もちろん? 後者を指している。

さらに空想? を広げていいのであれば・・・
持つ部分に(ボタンなどの)仕掛けがあり、銃弾を放つことが出来る、、、みたいな、いわゆるスパイの秘密道具仕様に憧れる。

実際に使うことがないとしても、そういうことの出来る杖を持っている―というだけで、自信たっぷりに街を歩けそうだし。


秘密道具「風」といえば、『ハリー・ポッター』シリーズ(2001~2011)の「魔法の杖」だろう。



『スター・ウォーズ』シリーズ(77~)における、ライトセーバーのようなもの。

けれども。
ライトセーバーは素直にほしい! と思えるが、魔法の杖は、あんまり…かな。

そこに置いてあって、使っていいというのであれば、もちろん自分のものにすると思うが。

これはまぁ、自分がSW世代というだけの話か。


以下、映画のなかにおける印象的な「杖」、あるいは「杖を持つキャラクター」の3傑。


(1)チャールズ・チャップリン…トップ画像

トレードマークにしているのだもの、自分の個人的な1位というより、これは世界中の映画ファンにとっての1位だと思う。

(2)『エイジ・オブ・イノセンス』(93)

エンディング―。
年老いたダニエル・デイ=ルイスが使用している。



地位の高いキャラクターなので、きっと象牙で作られたものなのでしょう。


表面的にはスコセッシらしくない映画だが、じつは、暴力を全面に押し出したほかの映画よりも残酷。

美しく、哀しい映像マジックに酔いましょう。




(3)『黒い瞳』(87)

マルチェロ・マストロヤンニが使用している。



観たのは20歳くらいだったが、高校生のころから、「マストロヤンニと杖」のショットだけは知っていた。

そのくらい、小道具としてのインパクトがあった。

(次点)『龍三と七人の子分たち』(2015)

ステッキのイチゾウ(樋浦勉)というキャラクターが登場。

前述した自分の憧れ、「仕込杖」を持っている。


あすのしりとりは・・・
つ「え」→「え」こんて。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(232)』
コメント (2)
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