Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

やっぱり「ここ」が好き(15)

2017-12-25 03:41:07 | コラム
『ジャッキー・ブラウン』(97)

QTタランティーノの映画のなかでは「比較的」人気の低い作品だと思うが、個人的には『イングロリアス・バスターズ』(2009)の次に好きな作品。

この映画を機に、QTは「映画小僧」から「映画監督」へと成長を遂げた。

若い男女の恋もきらきらして眩くて素敵だけれど、もう若くない男女の恋も味わい深い。


いちばん格好いいシーンは冒頭のクレジットで、これは何度もリンクしている。

ただ、いちばん好きなシーンとなれば、終幕を挙げる。

反復されるテーマ曲『110番街交差点』(ボビー・ウーマック)が、冒頭よりも「深い意味」を持つところが素晴らしい。





この生活から抜け出したい。
自分を変えたい。

そうやって、必死にもがく市井のひとびとの物語―トラビスもキャリーもそういうキャラクターだったわけで、どうやら自分、そんな物語がいちばん好きみたいだ。


♪ Across 110th Street

110丁目を越えれば

Pimps trying to catch a woman that’s weak

女衒どもが弱みを持った女をひっつかまえようと狙ってる

Across 110th Street

110丁目を越えれば

Pushers won’t let the junkie go free ♪

売人どもはただじゃヤクをよこしゃしねえ


※和訳引用…『komasafarina’s』さんのブログより

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明日のコラムは・・・

『やっぱり「ここ」が好き(16)』
コメント (2)
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