Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

♪ きみに、聴かせる腕もない ♪

2015-03-27 08:10:51 | コラム
いままで、履歴書に記し切れないほどのアルバイトを経験してきたが、いちばんの「アルバイト、あるある。」といえば、

ひとりかふたりは、必ずバンドをやっている―になる。

実際、すべての職場でバンドをやっているひとが居た。

自分のように映画やテレビ、モノカキを志すものは意外と珍しがられる。

俳優志望として、舞台をやっているひとは多いけど。
それでもバンドをやっているひとには敵わない。
そのくらい、多い。

驚いたのが、部署は違ったから挨拶程度ではあったものの、同じ職場の「ちょっと変わったヤツ」と思っていたAくんが、アルバイトを辞めた2年後に『ミュージックステーション』(テレビ朝日)に出演し、DOPING PANDA(ドーピングパンダ)のドラマー(写真左)として演奏していたことだった。



もっと仲良くしておけばよかったなぁ、、、なんて。


自分の取り柄といえば映画愛と速筆くらいなもので、楽器を演奏することは出来ない。

調理と演奏になるかな、最も苦手とすることは。
そう思っているから、「やってみよう」という気さえ起こらず、ギター弾けるというだけで、そのひとに対し「負けた…」みたいな感情を抱くことも。

そのくせして、「あのひとのベーステクニックは、巧い」なんて評価したがる。
エラソーにね、自分は弾けないのに。
いや、弾けないからこそ、、、なのか。


そんなわけできょうは、映画のなかで「なんらかの楽器を演奏している俳優さん」の10傑を選出してみたい。

たとえば惜しい! と思うのは、映画として「ほぼ」完璧な『砂の器』(74)。
なぜ「ほぼ」がつくかというと、加藤剛は実際にピアノを弾いていないから。

ショットを積み重ねる巧い編集によって「弾いているように」みせているだけ。

加藤さんの所為じゃないんだけれど、でも、あの演奏シーンの編集だけ(技術的には巧いけど)不自然なのだよね~。


では、いってみよう。

※プロの演奏家の映画出演は除く

(1)トム・ハルス…『アマデウス』(84)

この映画のために―ではなく、元々得意だったことが素人目にも分かる。



(2)前田亜季…『リンダ リンダ リンダ』(2005、トップ画像)

ドラム女子ってだけで、応援したくなる。

(3)ロバート・デ・ニーロ…『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)

サックスまでものにする、器用なデ・ニーロさん。

興行的には惨敗したスコセッシの映画だが、嫌いではない。

(4)マイケル・J・フォックス…『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)

『Johnny B. Goode』は、この映画で知った。

※マイクとの相性の悪さ、、、みたいな小ネタがうれしい




(5)演奏者全員…『ザ・コミットメンツ』(91)

バトンタッチしてからの、パンクなドラムスが好きだった。

(6)子どもたち…『スクール・オブ・ロック』(2003)

元気出るなぁ




(7)ホリー・ハンター…『ピアノ・レッスン』(93)

エイダにとっては、ピアノを弾くことは話すことと同意だったんだ。

(8)エイドリアン・ブロディ…『戦場のピアニスト』(2002)

絶品。

ハンターもブロディも、これでオスカーに輝いた。

(9)オードリー・ヘプバーン…『ティファニーで朝食を』(61)

ギターとヘプバーン、なにかイメージにないので驚いた。

(10)演奏者全員…『スウィングガールズ』(2004)

貫地谷しほりがお守りにする、ねずみのぬいぐるみ!




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『ヘイトキャラ』

コメント (3)
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