るー「きー」→「きー」すへりんぐ(キース・へリング)
いちばん好きな画家は、映画との関連性も深いことで知られる「光と影のひと」レンブラント。
ずっと眺めていられるなぁ。
どんな光と影の使いかたをしていたのかは、彼の作品を観て知るのもいいし、
『ゴッドファーザー』(72)や『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)を観るのもいいと思う。
次いで、ロートレック。
モデルたちが嫌がる表情を敢えて捉えて絵にするという、その性格の悪さが好き。
3位あたりにつけるのが、アンディ・ウォーホール。
レンブラントやロートレックに比べると「軽い」ことは確かで、なにがいいかと問われても、明確に返せなかったりする厄介なひとでもある。
でも部屋には彼が手がけたバナナの絵が沢山あるし、
シルクスクリーンを用いた彼の作品の数々は、いまでも充分に洒落ているなぁと思う。
芸術運動「ポップアート」とは、ウォーホールのキャリアそのものを指して使われることばだが、彼ひとりのおこないだったとしたら、これほどのムーブメントにはならなかったのだろう。
ゴダールひとりでは、ヌーヴェルヴァーグが起こらなかったのと同じ話。
ロイ・リキテンスタイン、コンラッド・リーチ、ジャン=ミシェル・バスキア、そしてキース・へリング。
みんなポップアートのひとだが、とくにバスキアとヘリングの作風は「落書き」と評されることも多く、好きは大好き、嫌いは大嫌い―と評価は二分する。
自分?
はっきりいって、バスキアは分からない。
ヘリングも分からないが、人気が出るのは分かる。
単に、かわいいし。
バスキアのキャリアは、彼と親交が深かったジュリアン・シュナーベルによって映画化された。
綻びが散見される出来ではあるものの、自分は好き。
色調も、音楽も素敵だし。
※ウォーホールを演じるのはデヴィッド・ボウイだ!!
ヘリングの作品はユニクロのTシャツなどになり、若いひとにも受け入れられている、、、ものの、彼のキャリアに焦点を当てた映画はない。(ドキュメンタリーを除く)
HIVを患っていた。
31歳で亡くなった。
地下鉄構内をキャンバスと捉えたアートは、日本のクソガキが高架下などに「でかでか」とスプレー落書きする行為に間違いなく影響を与えている。
などなどなど、映画化に適した要素を沢山備えているにも関わらず!!
もったいない、じつにもったいない。
ただ、ここ数日の速報で、マイク・タイソンやスティーブ・マックィーンの伝記映画が制作されるというニュースを聞いたので、米国はちょっとした伝記映画ブームなのかもしれない。
この波に乗れば、ヘリングもひょっとして・・・と期待している。
さて問題は、日本のクソガキたちによるスプレー落書きだ。
あれ見て感心したことが、いちどもない。
なぜなら、既視感120%だから。
どうせ落書きするならば、オリジナリティ溢れるものにしようよ。
賛否はあったものの、オリジナリティに溢れていたからこそ、バスキアもヘリングも「ときのひと」になったのでしょう。
誰かのマネゴトは、消したくなる落書きの「一歩先」には進めない。
これ、消さずにそのままにしておこうか―行政のひとが、そんな風に感心するような落書きを描いてみせてくれよ。
次回のしりとりは・・・
きーすへりん「ぐ」→「ぐ」っどふぇろーず。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『れんちん』
いちばん好きな画家は、映画との関連性も深いことで知られる「光と影のひと」レンブラント。
ずっと眺めていられるなぁ。
どんな光と影の使いかたをしていたのかは、彼の作品を観て知るのもいいし、
『ゴッドファーザー』(72)や『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)を観るのもいいと思う。
次いで、ロートレック。
モデルたちが嫌がる表情を敢えて捉えて絵にするという、その性格の悪さが好き。
3位あたりにつけるのが、アンディ・ウォーホール。
レンブラントやロートレックに比べると「軽い」ことは確かで、なにがいいかと問われても、明確に返せなかったりする厄介なひとでもある。
でも部屋には彼が手がけたバナナの絵が沢山あるし、
シルクスクリーンを用いた彼の作品の数々は、いまでも充分に洒落ているなぁと思う。
芸術運動「ポップアート」とは、ウォーホールのキャリアそのものを指して使われることばだが、彼ひとりのおこないだったとしたら、これほどのムーブメントにはならなかったのだろう。
ゴダールひとりでは、ヌーヴェルヴァーグが起こらなかったのと同じ話。
ロイ・リキテンスタイン、コンラッド・リーチ、ジャン=ミシェル・バスキア、そしてキース・へリング。
みんなポップアートのひとだが、とくにバスキアとヘリングの作風は「落書き」と評されることも多く、好きは大好き、嫌いは大嫌い―と評価は二分する。
自分?
はっきりいって、バスキアは分からない。
ヘリングも分からないが、人気が出るのは分かる。
単に、かわいいし。
バスキアのキャリアは、彼と親交が深かったジュリアン・シュナーベルによって映画化された。
綻びが散見される出来ではあるものの、自分は好き。
色調も、音楽も素敵だし。
※ウォーホールを演じるのはデヴィッド・ボウイだ!!
ヘリングの作品はユニクロのTシャツなどになり、若いひとにも受け入れられている、、、ものの、彼のキャリアに焦点を当てた映画はない。(ドキュメンタリーを除く)
HIVを患っていた。
31歳で亡くなった。
地下鉄構内をキャンバスと捉えたアートは、日本のクソガキが高架下などに「でかでか」とスプレー落書きする行為に間違いなく影響を与えている。
などなどなど、映画化に適した要素を沢山備えているにも関わらず!!
もったいない、じつにもったいない。
ただ、ここ数日の速報で、マイク・タイソンやスティーブ・マックィーンの伝記映画が制作されるというニュースを聞いたので、米国はちょっとした伝記映画ブームなのかもしれない。
この波に乗れば、ヘリングもひょっとして・・・と期待している。
さて問題は、日本のクソガキたちによるスプレー落書きだ。
あれ見て感心したことが、いちどもない。
なぜなら、既視感120%だから。
どうせ落書きするならば、オリジナリティ溢れるものにしようよ。
賛否はあったものの、オリジナリティに溢れていたからこそ、バスキアもヘリングも「ときのひと」になったのでしょう。
誰かのマネゴトは、消したくなる落書きの「一歩先」には進めない。
これ、消さずにそのままにしておこうか―行政のひとが、そんな風に感心するような落書きを描いてみせてくれよ。
次回のしりとりは・・・
きーすへりん「ぐ」→「ぐ」っどふぇろーず。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『れんちん』