季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」++

2023-08-26 04:38:31 | 暮らし
一日一名言(346)

日本的なものが、大きなことを云えば一番世界的通用する

もんなんだ

冒頭アハ三十年代前半、「『東京物語』が英国の映画祭で好評」と聞いた時

「日本的なものをぶっけて、それでわからなければ仕方がない」と言った

あとに小津安二郎が続けて言葉だ。

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8月に咲いている花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」

花の特徴 茎先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3センチの花をたくさんつける。 花冠は筒部が長く、先が5つに深く裂けて横に開く。 花冠の裂片は襞状に互いに重なる。 萼片は5枚で緑色である。 雄しべは5本である。 花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。

葉の特徴 葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。 時に3枚が輪生することもある。 葉の柄は短く、茎の上部では茎を抱く。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、華やかに咲く様子を花魁の姿に見たてたもの、あるいは花の香りが花魁の白粉に似ていることによる。 別名をクサキョウチクトウという。 これは花がキョウチクトウに似ていることからきている。 また、宿根フロックスの名でも流通している。 シバザクラも同じ仲間である。 俳句の季語は夏である。 属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。 種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。 

(花図鑑より)

        

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季節の花「エーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)」

2023-08-25 04:42:42 | 暮らし
一日一名言(345)

近ごろ朝に令して夕に改む、民以て手足を措く所なし、令出で

て行けざれば、法なきにしかず 北条顕家諫奏文より

次々と綸言がほとばしり、信用がないさまを笑ったものだ。

だから南朝の忠臣、北畠顕家は、後醍醐天皇に「朝令暮改」をいさめる

冒頭の言葉をつづった。だが、その彼も一週間後、討ち死にする。

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8月に咲いている花「エーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)」

花の特徴 白い綿毛に覆われた苞葉が星形に見えて美しい。 花びらに見えるのは苞葉で、中心の球形のものが花である。

葉の特徴 葉は先がやや尖った披針形(笹の葉のような形)で、根際から生える葉はロゼット状となる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

その他 映画「サウンド・オブ・ミュージック」でおなじみの花である。 日本産のミヤマウスユキソウなどの近縁種である。 セイヨウウスユキソウの名で呼ばれることもある。 花の名はドイツ語で「高貴な白」を意味する。 

(花図鑑より)

        


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季節の花 「ウメバチソウ [梅鉢草]」

2023-08-24 04:27:08 | 暮らし
 
一日一名言(344)

職業野球団要望の声は、既に久しかりしも、漸くその機運も熟せるを

以て、世界屈指の近代的設備を誇る甲子園球場を盛大ならしむる

大阪野球倶楽部設立の稟議書

「六甲颪(おろし)に颯爽と」のフレーズでお馴染みの「大阪タイガースの

歌」もお披露目された。作為者の佐藤惣之助は『月に吠えるの荻原朔太郎』の

義弟。無名時代の宮澤賢治を発見した当時一流の詩人だった。

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8月に咲いている花「ウメバチソウ [梅鉢草]」

花の特徴 茎先に白い5弁花を上向きに1輪つける。 花弁には緑色の脈が目立つ。 花の中央に雄しべが5本ある。 雄しべは1日に1本だけ立ち上がって花粉を出す。 雄しべの隣に細かく分裂した仮雄しべがある。 仮雄しべは花粉を出さない。 また、真ん中に白い帽子のような形の雌しべがある。

葉の特徴 根際から生える葉はロゼット状である。 茎につく葉はハート形または円形で茎を抱く。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、花の様子を家紋の「梅鉢」に見立てたものである。 属名の Parnassia はギリシャの「パルナッソス山(Parnassus)」からきている。霊地として神聖視された山である。 種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。 

(花図鑑より)
       
      

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季節の花「ウツボグサ(カコソウ) [靫草]」

2023-08-23 04:40:32 | 暮らし
一日一名言(343)

あなたにメイリークリスマス。僕の愛するみんなに

メリークリスマス。メリー、メリー。メリークリスマス

ドルトン・トランボは『ジョニー戦場へ行った』の監督兼原作者、また脚本を

担当した映画人。戦前、ハリウッド最高の脚本家だったが、共産党シンパとし

て戦後の一時期、追放処分を受けた。

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8月に咲いている花「ウツボグサ(カコソウ) [靫草]」

花の特徴 茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まって咲く。 上唇は帽子のような形になる。 下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。 萼片は5枚で、先が鋭く尖る。

葉の特徴 葉の形は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。 葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後に花穂のみが枯れたように褐色に変わる。 これは結実するためだが、そのためカコソウ(夏枯草)の別名がある。 花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。

この花について 茎は根元から群がって生える。 茎の断面は四角形である。 茎や葉には白い毛が生える。

その他 和名の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。 花穂を乾燥させたものを生薬で夏枯草(かこそう)といい、利尿薬として利用される。 俳句の季語は夏である。 属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。 種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。 亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。

(花図鑑より)

       

 

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季節の花「ウキツリボク(チロリアンランプ) [浮釣木]」

2023-08-22 04:40:01 | 暮らし
一日一名言(342)

われ聲を大にして殉国の秋を叫ぶ・・・・・ ああ、来る可きものは

遂に来れり

二十世紀を代表する米国人彫刻家、イサム・ノグチの父としても知られる詩人

野口米次郎は十七歳で渡米、二十七歳で発表した小詩集『東海より』がロンド

ンで大反響を呼び、「東洋の三大詩人」と称された。帰朝後は、詩作もかたわ

ら、慶応大学の教壇に立ったが、彼の六十六歳の誕生日に日米は会戦した。

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8月に開いている花「ウキツリボク(チロリアンランプ) [浮釣木]」

花の特徴 葉の脇から長い花柄を垂れ下がらせて、赤い筒状の萼が目立ち、ランプをぶら下げたような形の色の花を咲かせる。 そのため、流通名をチロリアンランプという。 花は黄色だが、膨らんだ赤い5稜形の萼が目立つ。 雄しべと花柱(雌しべ)は飛び出している。

葉の特徴 葉は円形ないし三角形に近に、互い違いに生える(互生)。 葉には柄があり、托葉(葉のつけ根にある付属体)を持つ。 葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、花が空中に浮かんで吊り下がっていることからきている。 属名の Abutilon は「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」からきている。家畜の下痢止めに効果があるという意味で名づけられた。 種小名の megapotamicum は「リオグランデ川の」という意味である。 

(花図鑑より)

      

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