中山道の旅は「須原宿」までの7kmである。水の宿場として、中央アルプスから湧き出る水は美味しい。この水で地酒を作る。民家で柿をご馳走になるてらに立ち寄り種々の姿と表情をしているお地蔵様を見る。英泉の絵は木曽川に架かる橋のたもとから眺めた画。薄の街道を進むと、定勝寺に入る。紅葉の美しい、桃山時代京風の建物である。ここで須原ばねそ・音道で踊りの輪に入り楽しむ。宿では正岡子規の歌碑が立っている。歩数15,436歩である。町並は広い道路と格子戸の京風で、街角には大きな大木をくりぬいた水舟が置かれ、「水通し」と呼ばれる防火装置が現在も残っている。名産は「桜の花漬け」という八重桜の花弁を塩漬けにしたものを試食する。お湯の中で桜の花が美しく開く風流なお土産。
8月から咲いている花「菊芋」
8月頃から10月頃にかけて開花。
・名前とうらはらに美しい花。黄色が鮮やか。
・繁殖力は旺盛。
・厳密に分けると、7~8月頃開花するのが
「犬菊芋(いぬきくいも)」、
9~10月頃開花するのが
「菊芋(きくいも)」。
中山道の旅は「三留野宿から野尻宿」までの16kmである。山間を蛇行している木曽川に出合う。その先が三留野宿。曹洞宗・等覚寺には円空仏11体が安置されている。野尻宿は木曾の檜と共に繁栄した宿場であった。町は外敵を防御するため七曲りとなっていた。広重の絵は妻籠城の跡。もう一つは三留野宿の風景を描いている。木曾は檜の産地で、大きな集積場がある。道中お茶の花を貰う。木曽川沿いに農家の庭先を抜け、トンネルを潜り野尻宿まで歩数21,520歩である。宿では伝統工芸品の檜の風呂桶など見る。
圧巻は檜の間伐材で作った「アルプホルン」この楽器の合奏を聴く、アルプスの音色である。
8月より咲いている花{玉簾}
開花時期は、 8/ 5頃~10/10頃。
・白く美しい花を「玉」に、葉が集まっている
ようすを「簾」にたとえた。 ”南京玉簾”
6弁花、上向きに咲く。
・葉は細長い。
・ずらーっと並んで咲いていると壮観♪
中山道の旅は「馬籠宿」までの8kmである。馬込峠を越え農家の薩摩芋の日干しを食べる。ここで岐阜県と長野県の県境を歩き、広重の絵は英泉を描いている。途中大妻集落の民家に立ち寄り、くるみとゴマだれの団子を焼き食べる。ゴールは妻籠宿、歩数16047歩である。ここの宿は重要伝統的建造物保存地区となっている。建物は出梁造りで宿に招き札が残っている。昔の指定宿を示すもの。
8月より咲いている花「水引」
開花時期は、 8/ 5頃~10/10頃。
・上から見ると赤く見え、下から見ると白く
見える花を、紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。
中山道の旅は「馬籠宿」までの8.5kmである。現在、山道沿いに現存する本陣は8軒。その中でも落合宿本陣は往時をもっとも偲ばせる。この本陣は1815年に建てられた江戸時代の様式を保った本格的な本陣造りである。藤村の夜明け前で書き出しに「木曽路は全て山の中である・・・」と書かれているとおり山々である。ここは島崎藤村の生誕地でもある。郁恵さんの高校の恩師に出会い懐旧談。広重の絵は落合川に架かる橋のある風景を描いている。十曲峠を越えると、信濃と美濃の国境である。宿は石畳が続き昔風のたたずまい、当時の風情を残す造り酒屋の隣で名物栗こわ飯を食べる。歩数15,445歩である。
8月より咲いている花「芙蓉」
開花時期は、 8/ 1頃~10/ 5頃。
・ピンク色の大型の花。
枯れたあとの姿も印象的です(”枯れ芙蓉”)。
中山道の旅は「中津川宿」までの10kmである。飛騨街道の分岐点。木曾山中の商業の中心地。宿内には商家が多く、穀物酒、呉服、木綿、紙などが扱われている。宿には「旅人館」がある。甚平坂を登り広重の絵では山波が描かれている。野菜直売所でトマトを食べる。ゴールで和宮様が持参した和菓子を食べる。また地元名産栗きんとん作りの工場を見学する。歩数21、160歩
10月に咲く花「シクラメン」
開花時期は、10/25頃~翌4/20頃。
・地中海沿岸地方原産。明治末期に渡来。
・よく花屋さんで見かける。
・花弁が上に強くそりかえっている。
・初冬から春まで咲く。
年末年始頃から室内でもよく飾られる。
色はさまざま。鑑賞用の園芸植物。