季節の花と言葉の花束

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季節の花「プリムラ・マラコイデス」

2017-12-31 04:18:26 | 暮らし
名言名句(111)

「羽織だったと想ったのは、静かに私の軀(み)に

積もった一つの歳の重みであった」『西条 八十』」


この詩句は、西条八十の「ある大晦日の夜の記憶」という

詩のおしまいの二行です。粉雪が降る大晦日の夜、主人公

は一人書斎の机の前に座って遠い除夜の鐘を聞いています。

粉雪だけではなく風もあります。断続して聞こえてくる風

の気配、そして除夜の鐘ー。除夜の鐘に耳傾けながら、この

一年のあれこれを思い出しているうちに、主人公はうとうと

と眠りかけます。すると、誰かが、背後からそっと羽織を着

せてくれるように思ったのです。しかし、それは錯覚でした。

羽織だと思ったのは、。静かに自分の体に積もった歳の重み

だったのです。一つ歳をとった重み、この重みは、計算器

などで計れる重みではありません。心の底に、そっと、

しかし、普通の重みと違った重量感を与えてくるのです。

歳時記

大晦日

昔は、前日の30日までに、全ての正月準備を終え、

大晦日には心身を清めて神社にこもって新年を迎え

たり、夕方から祝い膳を囲んで「お年とり」をした

ところもあります。これは、昔は日暮れが1日の境目

と考えられていたため、大晦日の夜は、もう新しい年

が始まっているという考えかたから生まれた風習です。

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12月に咲いている花「プリムラ・マラコイデス」

花の特徴 花茎に輪状になった小花が、段を

なしながら咲く。

花の色は赤、桃色、白などである。

葉の特徴 葉は細長い卵形ないし楕円状の卵形

で、根際から生える。

表面は細かな毛に覆われ、裏面は白粉を帯びる。

その他 20世紀前半にイギリスを中心に品種改良が

行われた。

和名を化粧桜(ケショウザクラ)という。

夏に弱いので園芸的には一年草扱いをされる

(みんなの花図鑑より))


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