名言名句(97)
「一汁一菜(いちじゅういっさい)垣根が奏づ虎落笛(もがりぶえ)『中村 草田男』
虎落笛というのは、竹垣や柵などに冬の烈しい風が吹き付ける
時に発する笛のような音のことを言います。
竹垣や柵などの隙間は細く、冬の烈しい風が吹きつけると、笛の
ように可細く鋭い音が生じます。その独特の音色のことを言うの
です。一汁一菜は、一椀の汁と一皿のおかずのことで、粗食の
ことをこの言葉で代表しています。粗末な夕食時、冬の風が段々
勢いを増してきて、庭の垣根のあたり、虎落笛を聞く、ということ
ですが、貧しく狭い家の中で、貧しいけれども温かみのある家族の
夕食時に、外で虎落笛の音がひっきりなしに鳴っている情景は、外
の寒さと対比して、家の中の温かさを浮かび上がらせています。
===============================
12月に咲きている花「木立ダリア」
花の特徴 淡い紫色をした大輪の花(頭花)をつける。
花径は10センチから15センチくらいある。
舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。
葉の特徴 葉は2~3回羽状複葉で、互い違いに生える
(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並
んで1枚の葉が構成されるもののことである。
枝分かれを2、3回繰り返して、それぞれの先に羽状複葉を
つけて1枚の葉となる。
小葉の形は披針形である。草本だが、茎が木質になる。
実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開
せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
この花について ―
その他 「木立」と書くと普通は「キダチ」と読むが、この
場合は「コダチ」と読む。
皇帝ダリア(コウテイダリア)の別名もある。
属名の Dahlia はスウェーデンの植物学者「アンデルダース
(AndreasDahl)」の名からきている。
種小名の imperialis は「皇帝の」という意味である。
(みんなの花図鑑より))
「一汁一菜(いちじゅういっさい)垣根が奏づ虎落笛(もがりぶえ)『中村 草田男』
虎落笛というのは、竹垣や柵などに冬の烈しい風が吹き付ける
時に発する笛のような音のことを言います。
竹垣や柵などの隙間は細く、冬の烈しい風が吹きつけると、笛の
ように可細く鋭い音が生じます。その独特の音色のことを言うの
です。一汁一菜は、一椀の汁と一皿のおかずのことで、粗食の
ことをこの言葉で代表しています。粗末な夕食時、冬の風が段々
勢いを増してきて、庭の垣根のあたり、虎落笛を聞く、ということ
ですが、貧しく狭い家の中で、貧しいけれども温かみのある家族の
夕食時に、外で虎落笛の音がひっきりなしに鳴っている情景は、外
の寒さと対比して、家の中の温かさを浮かび上がらせています。
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12月に咲きている花「木立ダリア」
花の特徴 淡い紫色をした大輪の花(頭花)をつける。
花径は10センチから15センチくらいある。
舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。
葉の特徴 葉は2~3回羽状複葉で、互い違いに生える
(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並
んで1枚の葉が構成されるもののことである。
枝分かれを2、3回繰り返して、それぞれの先に羽状複葉を
つけて1枚の葉となる。
小葉の形は披針形である。草本だが、茎が木質になる。
実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開
せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
この花について ―
その他 「木立」と書くと普通は「キダチ」と読むが、この
場合は「コダチ」と読む。
皇帝ダリア(コウテイダリア)の別名もある。
属名の Dahlia はスウェーデンの植物学者「アンデルダース
(AndreasDahl)」の名からきている。
種小名の imperialis は「皇帝の」という意味である。
(みんなの花図鑑より))