季節の花と言葉の花束

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季節の花「木立ダリア」

2017-12-17 04:19:47 | 暮らし
名言名句(97)

「一汁一菜(いちじゅういっさい)垣根が奏づ虎落笛(もがりぶえ)『中村 草田男』

虎落笛というのは、竹垣や柵などに冬の烈しい風が吹き付ける

時に発する笛のような音のことを言います。

竹垣や柵などの隙間は細く、冬の烈しい風が吹きつけると、笛の

ように可細く鋭い音が生じます。その独特の音色のことを言うの

です。一汁一菜は、一椀の汁と一皿のおかずのことで、粗食の

ことをこの言葉で代表しています。粗末な夕食時、冬の風が段々

勢いを増してきて、庭の垣根のあたり、虎落笛を聞く、ということ

ですが、貧しく狭い家の中で、貧しいけれども温かみのある家族の

夕食時に、外で虎落笛の音がひっきりなしに鳴っている情景は、外

の寒さと対比して、家の中の温かさを浮かび上がらせています。

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12月に咲きている花「木立ダリア」

花の特徴 淡い紫色をした大輪の花(頭花)をつける。

花径は10センチから15センチくらいある。

舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。

葉の特徴 葉は2~3回羽状複葉で、互い違いに生える
(互生)。

羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並

んで1枚の葉が構成されるもののことである。

枝分かれを2、3回繰り返して、それぞれの先に羽状複葉を

つけて1枚の葉となる。

小葉の形は披針形である。草本だが、茎が木質になる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開

せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。

この花について ―

その他 「木立」と書くと普通は「キダチ」と読むが、この

場合は「コダチ」と読む。

皇帝ダリア(コウテイダリア)の別名もある。

属名の Dahlia はスウェーデンの植物学者「アンデルダース

(AndreasDahl)」の名からきている。

種小名の imperialis は「皇帝の」という意味である。

(みんなの花図鑑より))



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