About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

最近、ETFの話題で気になったこと(その1)

2009-02-06 18:46:55 | リンク
ノーザントラストが管理・運用するETFをすべて(17本)清算・上場廃止にすることを発表しています。詳しくはこちら

投資家は最終的に現金で決済されるようですが、この相場環境で現金化はキツイですね・・・。ノーザントラスト自体はメジャーな指数に連動するETFを結構運用していたのですが、資金を取り込むことができなかったようです。

海外ETFの場合、上場廃止リスクはあります。メジャーなもの(ブランド力+実績)、資産額、出来高などはきちんと確認する必要がありますね!



運用業界も再編の波!?

2009-02-04 17:47:47 | リンク
独立系投信投資顧問レオス・キャピタルワークスが2月4日付で第三者割当による新株式発行により、株式会社ISホールディングスが親会社となったことを発表しています。詳しくはこちら

これによりIS出身の岩田次郎氏が社長に就任。創業者の藤野英人氏は取締役を退任、最高投資責任者(CIO)となっています。

昨年10月に設定された「ひふみ投信」の純資産総額は約2億4300万円。レオスが投資助言する「レオス日本成長株ファンド」の純資産総額は約6億8000万円。なかなか厳しい状況です。

ひふみ投信は国内初となる信託報酬一部還元方式を採用、独立系の直販投信として注目されていただけに、今後の対応が注目されます(当初の理念・体制はどうなるの??)。こういう時こそ、新社長や藤野氏からのメッセージが欲しいと思うのですが・・・。

景気後退・株安などで資産残高が減少する投信が多く、運用業界の再編が進む可能性は否定できません。運用理念は大切だし、大前提でもあるのですが、健全な経営が伴うことが大前提なのだと改めて感じました。

ファンド オブ ザ イヤー 2008

2009-02-03 12:37:20 | リンク
昨日は「ファンド オブ ザ イヤー 2008」の授賞式に行ってきました。08年の受賞ファンドはこちら。各ファンドの選考コメントもあるので、興味のある方はお読みいただければ。いずれもアクティブファンドですが、今回は2年連続とか、3回目というように、過去に受賞したファンドの受賞が目立ちました。ただ、中にはベンチマークに負けているファンドもあったりします。それについては、もう一歩突っ込んだ理由が知りたいところです。

今回は相場が冷えて込んでいるためか、いつになく静かな雰囲気。マスコミ・金融機関を合せて300人入る会場も、空席が目立ちました。このイベント、運用会社のトップの方やファンドマネジャーの方も参加されているので、メディアや金融機関だけでなく、一般の方も参加できるかたちにしてもいいような気がします。


夜は勝間さんに紹介してもらい、石田衣良さんと集英社の伊東さん、それに、和田裕美さんと竹川の5人で、ワインバーで食事会でした。「池袋ウエストゲートパーク」をはじめ、石田さんの著書はたくさん読んでいますが、お会いするのは初めて。気さくでとっても話の面白い方でした。 



配当を証券口座で受け取れるように

2009-02-02 14:12:49 | リンク
今年1月の株券電子化に伴って、一部の証券会社では配当金の受け取り方法がいくつか選べるようになりました。従来は「配当金徴収書」を郵便局(または銀行)に持っていって現金化する形が主流でした(銘柄ごとに振込先口座を指定することも可)が、それ以外にも

○証券口座で受け取る
○登録している銀行などの金融機関で受け取る
といった方法を選択できるというわけです。

カブドットコム証券
マネックス証券
楽天証券
SBI証券

私もTOPIX連動型のETFを保有していますが、少しの配当金をもらいに郵便局に行くのは非常に面倒でした(しかも、またそれを入金するわけですし)。こうした手間は証券口座への入金を選択すれば、少し楽になりますね。

いずれは、米国の証券会社が行っているようなDRIPサービス(分配金再投資プログラム)につながっていくとよいですね・・・。ETFについては、配当金を再投資できないというのは大きなデメリットだと思っていますので。