英国では2012年末から独立系ファイナンシャル・アドバイザー(IFA)に対する改革が実施されています。RDR(個人向け金融商品販売制度改革=Retail Distribution Review)と呼ばれるもので、
①プロバイダーからのIFAへのコミッションの支払禁止と手数料の開示
②IFAカテゴリーの明確化
③IFAのプロフェッショナル水準の向上
... などが主な内容。①については、投信だけでなく、保険などにも適用されるそうです。
②IFAカテゴリーの明確化
③IFAのプロフェッショナル水準の向上
... などが主な内容。①については、投信だけでなく、保険などにも適用されるそうです。
ちなみに、英国ではIFAが個人向け投信販売の中心になっています(実に90%程度…)。
今年2月に英国視察に行った際にもRDRの件は話題になっていて、
・来年(2014年)からオランダもコミッションを廃止する予定
・5年後には、ドイツやデンマークなど欧州の大半の国が同様の措置を検討している
・この改革により(英国では)10~15%が廃業してしまった
といった話もでました。欧州ではコミッションからフィーにという流れになているようです。一方、日本でこうした動きはなかなか進みませんね…。
【参考】
「金融業界に構造改革を迫るRDR」(野村資本市場クォータリー)