バンガード・リサーチノート「インデックス運用は大きくなりすぎたか?」と題したレポートがでています。
-インデックス運用は投資金額ベースでどのくらいの割合を占めている?
-インデックス運用の人気が高まることは、アクティブ運用に有利になる?
-インデックス運用が個別銘柄に無関心に「市場全体を買う」という運用方針をとることで、市場の効率化が進む?
-あらゆる投資家がインデックス運用を採用したら?
といった疑問に答えています。
例えば、
・インデックス運用の規模は201年時点末時点で、インデックス運用ファンド及びETFはオープンエンド型株式ファンドの35%、同債券ファンドの17%を占めていている。投資金額(米ドル)ベースでみると、時価総額ベースで、株式ファンドの14%、債券ファンドの3%。株式市場の85%超、債券市場の95%超が個別銘柄、ヘッジファンド、SMAなど何らかのアクティブ運用に投資されている。
・市場の効率性を示す指標のひとつは、市場取引の執行コスト。S&P500指数の構成銘柄の平均スプレッドは、2008年末の7ベーシスポイント(bp)から、2014年3月末の2bp未満へと低下している。
・インデックス運用の増大が市場の非効率性につながったのなら、理論上、アクティブ運用のファンドマネジャーは関連インデックスを比較的容易に上回る成績をあげることができたはず。だが、インデックス運用に配分される投資資金が増加しているにもかかわらず、アクティブ運用ファンドマネジャーの相対パフォーマンスは向上していない。
といったことがデータを交えて書かれています。
ご興味がある方はレポートをお読みください(中上級者向けです)
→バンガード・リサーチノート「インデックス運用は大きくなりすぎたか?」