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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

繰上償還の条件チェックがわかりやすく

2010-10-05 11:09:29 | リンク
以前、こちらでも書きましたが、
投資信託の信託期間(運用期間のこと)が「無期限」であっても、一定の口数を割り込むと途中で繰上償還されてしまうケースもあります。

例えば、2005年9月に設定された
この投信、繰上償還のお知らせが発表されていますが、これは繰上償還条項で定める口数(10 億口)を下回り、8月末時点で8万253万8265口となっていることが理由です。

繰上償還のお知らせが発表されると、一定期間、繰上償還について異議申し立ての受付を行い、その間に異議申立を行った受益者の保有口数が2分の1を超えない場合、そのまま繰上償還になります。

ですので、投信を購入する際、「どういう基準で繰り上げ償還される可能性があるか」は確認しておいたほうが安心です。

以前の分厚い交付目論見書の中からこの繰上償還の条件を探すのがたいへんでしたが、今年7月から改訂・簡素化された交付目論見書では

4手続き・手数料等という項目の
■「お申込みメモ」という表のなかに「信託期間」のあとに「繰上償還」について記載があるので、見つけやすくなっています。


追伸;
昨日10月4日(投資の日&天使の日)は誕生日でした。ツイッターなどで「おめでとう」とつぶやいてくださったり、メールをお送りいただいたりした皆様、有難うございました。1つ年を重ねた分だけ、ちょっとでも深みのある情報を発信していきたいと思います。