Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

オマーンの旅 11 砂漠の一日

2017-03-13 14:57:11 | 中近東/北アフリカ
2月4日

昨日のひどい風も夜中過ぎにはようやく収まり、6時前に目を覚ますと辺りは静かだった。

 
きれいな風紋を踏んでテントの奥の砂山に上がり、日が登るのを待つ。
気温はテントの中で15℃ほどだったので、外は10℃以下だろう。日出は結構遅くて6時50分ごろ。

 今日は昨日とは打って変わった快晴。

テントの前の景色もきれいに見える。

 ちなみに現在いるのはこの地図の星のあたり。
サウジアラビアとの国境から数キロの地点とのこと。

こちらは朝の光の中で改めて見る我が宿舎。
 
厚いマットを敷き、寝袋を広げるとそれだけでいっぱいになってしまう大きさだが、砂漠のテントは不思議なほどよく眠れる。
しかし昨晩の強風のおかげで、朝起きてみると寝袋から荷物から、すべて細かい砂に覆われていた。

冷たい水で顔を洗ったら食堂テントで朝ご飯。
 お鍋の中には焼いたトースト、オマーン製ヨーグルトが濃くておいしい。

本日の予定はこの場所に一日滞在。
砂漠を満喫しよう、ということで陽が高くなって温かくなってきたところでハイキングに出発。


平らなところをしばらく歩いてから
 
砂山に登る。

足元の砂は本当に細かいので裸足で登ると気持ちがいい。
 
しかし斜面ではまるで水のように流れて、上るのは一苦労。

 
あたりにはほんのわずかに灌木が見えるぐらい。
 
でも風紋を見ているだけでも飽きない。

2時間ほど歩きまわって、テントに帰り着くとフルーツとお茶が用意されている。
 
お昼は軽くツナ・サラダ。しかしこれも材料豊富でおいし~。

午後は日差しが強くなるのでテントで休憩。
「個室」の中は蒸し風呂のように暑くなるので食堂テントの中でゴロゴロ。
普通なら1泊するだけで移動してしまうところ、こんなにのんびりしたツアーも珍しい。

やがて日も傾いてきて、今度は夕陽を見に行きましょう、とみんなで出発。


午前中とは違う方角の砂山に登って好きなところで日の入りを待つ。

 
傾いた日の中で砂の表情が一段と美しい。

日没は午後6時過ぎ。

あの山の向こうはたぶんサウジアラビア。


日が沈むと急激に寒くなるので
 テントに戻って夕食。

 今夜のメニューはパスタ。
でもやっぱり缶詰のソースなんて使わずに一から手造り。

 食後はみなさんすぐに個室に引き上げて、夜のテントはこんな感じ。

今夜は快晴だが半月が結構明るい。
そこで夜中の2時ごろ、トイレに起きるついでにカメラと三脚を担いで外へ。
実はこの旅に出る前、カメラ・メーカーの教室で星空撮影の講習など受けてきた。
以前行ったリビアやアルジェリアの砂漠の星空がすごかったからなのだが、今回は月が沈んでも細かい砂が舞っているのか、天の川が見えるほどではない。

それでもモニターで見ながら空一杯の星を撮ったつもりだったのに、帰ってからPCで確認すると画面が暗すぎて大失敗。
 ソフトで修正してやっとこの程度。

これはまたどこかでリベンジせねば。

 
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-07-19 21:13:46
場所はPDOの管理エリアでVISIT VISAで行ってROPに見つかるとやばい所ですが大丈夫でしたか?
このエリアに滞在するにはSPONCER VISAが必要です。
PDO:PROJECT DEVELOPEMENT of OMAN
ROP:ROYAL OMAN POLICE
返信する
Unknown 様、 (Lunta)
2018-07-31 18:44:11
旅行に出ていたためお返事が遅れ失礼いたしました。
オマーンの旅はすべてツアーでしたので細かいことはわかりませんが、少なくとも滞在中に不安なことや不愉快なことは一切ありませんでした。
警察の検問などもありましたので問題はなかったと思います。
返信する

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