Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西部ヒマーチャルの旅 10 スーラル・バトリ村

2016-09-24 16:05:44 | インド
7月27日

朝、起きてみると外はあいにくの雨。
 部屋の前の谷も眼下に雲がかかっている。

この雨の中、スーラル川をさかのぼって村の見学に出かける。

 崖道でバスとすれ違いながら行くが
 
谷あいには思いのほかたくさんの村があり、遠目に見る家は結構立派だ。

こんな景色を見ながら2時間でまわりに雪渓の残る標高3300メートルのスーラル・バトリ村に到着。
 
バトリとは仏教徒の村のことで、この周辺にはザンスカールから移住してきたチベット系の村がここを含めて5つだけあるのだそうだ。
 
家々の屋根にダルシンやタルチョがはためいているのが仏教徒の村である証し。

この村に入って、一番大きそうなお家をまたアポなし訪問。
 
快く迎え入れてくれてお茶までご馳走してくださったご当主は警察官。ストーブのある広い居間には衛星放送の入るテレビがあって、これなら雪に閉ざされる季節も退屈すまい。
 こちらはこの家の長男と三男。長男はたしか先生、三男は学生で、不在の二男はトレッキングガイド、ここからザンスカールまで2,3日で行けるとか。
このお兄ちゃんたちの写真を撮っているとなんと日本語で挨拶をして来る女の子が登場。
 15歳というわりには幼く見えるが、お兄ちゃんたちのいとこだと言うこの子は英語も達者で聡明そう。
日本語をどこで覚えたのかと聞くと、なんとスマホに日本語学習のアプリが入っている。携帯電話は通じないこの村でもスマホは活躍しているのか、と感心。この子は日本に住みたいんだそうだ。

お茶をいただいているうちに雨も上がったので、三男といとこに案内されて村の見学へ。
  
人口170人ほどと言う村の人は穏やかな笑顔で、やっぱりチベット村はいい。
 
畑に植えられているのは麦や豆。
 さらに村はずれのお寺をめざす。

 
谷を見下ろす所に建てられたこちらのお寺。
 
創建250年ほどのドゥルック・カギュ派ということで、お釈迦様の隣にパドマサンババがいらっしゃる。
  
ほかにもたくさん仏像があって、村の規模の割にしっかりしたお寺。
 
寺守はお茶をいただいた家のおじいちゃんだそうで、現在の寺の隣には新しいお堂も建築中。
息子たちによるとこれはゴンパで、完成した暁にはダライ・ラマをお呼びしたいのだとか。ダライ・ラマはお忙しいわけだ。

道端の花など撮りながらゆっくり村に戻ると
   
   
  
おお、ここにもブルーポピーが咲いている。

お昼は眼下の川を見下ろしながらピクニックランチ。
  
 オムレツやジャムを巻いたチャパティ・ロールはS社の添乗員考案だそうだが、普通のサンドイッチよりずっといい。

  
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コメント (2)
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