最近、どこの集まりへ行っても、日本の国力低下を何とか食い止めようという話が出てきます。失われた30年を取り戻すことは不可能ですが、人口減少しても経済力を維持できるスキームが必要です。
結論を述べさせて頂きますと、それは人に代わるロボットやAIを企業や地域社会において最大限に活用することではないでしょうか。人口減でもロボットや生成AIを活用すれば経済力の維持は可能です。
企業側も、価格競争で疲弊しない得意な分野でトップシェアを目指さなければ、付加価値も生まれないし、高収益による従業員の給与引き上げも継続できません。先ずは現在のビジネスモデルを変換することに着手しましょう。
本日、某金融機関のトップセミナーへ参加しての感想です。
近年、日本のマネーが米国への投資に向けられています。つまり円を売ってドルで米国株が買われているわけです。日本の年金資金もNISAも米国株で運用して含み益を得ているのです。
米国株でないと日本株では運用益が出せないからです。この傾向はいつまで続くのでしょうか。金利も低くて円安だと、日本市場で資金を運用しようという投資家はいないはずです。
日経平均を見ていますと、NYダウより勢いがないことが分かります。この傾向はリーマンショック以来続いているようです。残念ながら米国の景気に全て左右されるのが日経平均です。
これからは米国からインドへ日本の資金が向かうでしょう。海外で資金を運用する時代はずっと続いています。海外マネーが日本へ向かう時代は来ないのではないでしょうか。
本日は業務で宮崎へ参りました。宮崎はかつて新婚旅行で熱海と同じように温暖でのんびり出来て、新婚さんにとても人気があったところです。鉄道は日豊本線ですが、小倉駅から分かれて鹿児島本線と九州地方を包み込みながら鹿児島駅で合流します。
私も熊本出身ですが、同じ九州なのに宮崎は滅多に訪れないところです。この度、30年ぶりくらいに再び訪れましたが、県民性はおおらかで実直だと県の職員の方からご紹介がありました。騙されても嘘は付けない県民性だそうです。
宮崎の県民性にしても、日本の良さが未だ地方に根強く残っている証だと思います。企業が地方にも拠点を展開し、テレワークを駆使することで、従業員の癒やしや創造力を育むことが可能となります。東京本社と宮崎本社を繋ぐ某企業から学びました。