人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

情報収集

2022-04-28 18:44:22 | Weblog

最近、反骨精神溢れる若い中小企業経営者の方の声をClubhouseで毎日のように聴いています。私もこのツールにアクセスしたのはこの半年ばかりですが、寧ろこちらの方が毎日元気づけられています。皆さん本音では日本の現状に不満をお持ちのようですが、日本の衰退を嘆いても愚痴を言っても始まらないので、只管多くのリスナーの皆さんに対して毎日のように悩みを聴いてあげたりアドバイスをしたりして励ましているようです。

毎日ですがボランティアで国から援助を受けることもない中で、日本の困難な状況下にいる多くの人に対して、少しでも不安を解消しようといろんなルームが立ち上がっているのです。コロナ禍の中で昨年2月から始まった音声のみのSNSなのに、おそらくリスナーは何万人どころの話ではないと思います。毎日早朝から元気な若者の声が聞こえてきますが、併せて世の私のような老人達にも少なからず刺激を与えてくれています。

感心なのは前向きの話ばかりで後ろ向きの話が殆どないことです。考えてばかりいないで行動しようと皆さんが声を掛け合っています。ゲストの方も有名人の方はいなくて謙虚な姿勢の方ばかりです。TV報道の話をあまりされないのも、報道される内容は時には偏っていることもあるからのようです。一面の情報ばかり聞くのではなく広く多方面から情報収集して、単に他人の意見を批判するのではなく、自分で考えて判断する習慣を身に付けなければなりません。

 

 

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2022-04-27 12:02:41 | Weblog

「朋あり遠方より来たるまた楽しからずや」論語に出てくる孔子のこのくだりは忘れようにも忘れられない言葉です。今年3月12日に会津若松市に住む大学時代の友人から悲しい知らせの電話がありました。そして昨日、こちらから様子を窺うために携帯で電話しましたところ、しばらくして奥様が出まして今月4月19日に友人が亡くなったことを知り、あまりに突然の出来事に驚愕したのです。

定年後、時々会うようになった仲間同士5人の1人ですが、すぐさま他の仲間にも連絡を入れましたが、皆ショックで声が出ないくらいでした。急な病の知らせにも戸惑いましたが、まだ70歳を前にしてこれから楽しい余生を送ろうという矢先だったので大変残念です。3月12日に本人と話した時には、医者から短くて半年か1年だろうとの宣告を受けたようでした。私自身も合間を見て訪ねたいと考えていましたので正直まさかという思いです。

人は年々歳を取りますが寿命はそれぞれ違います。彼はあまりにも短命でしたが、世の中には同じような人たちが少なくありません。だから人間万事塞翁が馬で自分の人生を大事にしなければなりません。それと友人も家族同様に大切な存在だと思って、離れていても時にはお互いに出会うのも楽しい人生となります。これからは意識して親しい友と交わう機会をつくりたいと思う次第です。暗い話で申し訳ありませんが、本日は大切な友の話を書きました。

 

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開発手法の変化

2022-04-26 17:05:07 | Weblog

最近、様々なメディアから「ローコード・ノーコード開発」のセミナーが提供されています。ガートナーの予想では2024年までに世の中に存在するアプリケーションソフトの60%がローコードやノーコードで開発されるだろうと言われています。DXを急速に進めるためにユーザー自身が開発を手掛ける時代となり、ITベンダーにすべてを依存する時代は終わりを告げるという事です。

これまでは個々の企業が独自にITシステムをITベンダーの支援を得て開発してきました。つまりITの急速な進化もあり、自社で開発するIT力がないためベンダーに頼らざるを得ない時代が続いたのです。これまで国内ではウォーターフォール型というゼネコン方式のシステム開発がメインでした。巨大な開発では必要とされるかもしれませんが、開発における大きな流れが変わるだろうと予想します。

弊社は随分前からこのような時代の到来を予測していました。コロナ禍の前まではアジャイル開発に全く関心がなかったのですが、テレワークにより遠隔開発が可能となり、開発のマネジメントの仕方が格段に進化してアジャイルもどきの開発手法が定着してきたのです。ローコードやノーコード開発も効率的にシステムを構築するためのもので従来の手法にない開発生産性を齎すことでしょう。デジタル時代は常に進化します。

 

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独裁政治

2022-04-25 17:31:17 | Weblog

大国の政治は中々変わらないことを痛感しています。ソ連最後の大統領ゴルバチョフ、ロシアの初代大統領エリツィンという二人の大統領によって、第二次大戦後から長く続いた東西冷戦は終結したかに見られましたが、後任のプーチン政権により再びスターリン時代のような独裁政治が復活しているように感じられます。

エリツィン時代に旧勢力との激しい内戦を思い出しますが、KGB上がりのプーチンは水面下で反政府勢力の一人だったのではと想像します。大統領を退いてからのエリツィンは政権と引き離されて孤立していたようです。つまりエリツィンが信頼していた民主派の仲間は冷遇されることになりました。

エリツィンの後継者選びに問題があったのか、軍部の圧力によりプーチンが後継に選ばれたのかわかりませんが、かつてのソ連邦を復活させようという意思すら感じます。戦後、民主主義国家になった我が国から見ると独裁政権の危うさと言論の自由を封じる政治には納得がいきません。良識のあるロシア国民に現状を変えるために立ち上がってほしいものです。

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聴くこと

2022-04-22 14:41:00 | Weblog

毎朝5時から始まる若い世代の方たちの音声SNSを聴く前に、NHK深夜便の静かな放送が何よりの癒しの時間です。ラジオ深夜便は聴き始めて10年以上になりますが、番組の最後に多くの方から語られる「明日への言葉」を聴く時間は大変貴重です。毎回多くの知らない方がゲストに呼ばれていますが、名前は存じ上げている方でも早朝の静かな時間に聴いた様々な言葉にいつも意外な印象を抱きます。

つまり多くの方が目にする昼間の時間帯は限られており、役者の一面だけでは本当の姿を理解できない場合があるのです。特に音声を通して語られる内容がリスナーには心に響くのです。つまりインタビュアーのうまい誘導の引き出し方で登場される方の全体像が見えてくるのです。私は報道番組が大好きですが、聴き手の意図を踏まえた事の本質の姿が見えてくるからです。

ビジネスの世界でも相手から本音を引き出すことは重要ですが、日頃の根回しが不足しているとスムーズに事が運ばないことがあります。対話の場でオンラインが増えていますが、やはりお互いにリアルに本音を掴む機会が無ければビジネスは継続が難しいと思われます。是非、若い人たちはリアルで出合う機会を持つ習慣を忘れないでほしいと思います。そして聴き上手になってほしいのです。

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あるドキュメンタリー

2022-04-21 13:20:15 | Weblog

コロナが流行して以降、自宅で家内と過ごす時間が増えた関係で一緒にテレビを見ることが多くなりました。私も初めて知ったことですが、青森県五所川原市にメディアにも有名な95歳のミサオおばあちゃんという人物がいらっしゃるのです。昨日はそのおばあちゃんのドキュメンタリーを家内がたまたま番組の録画していたので拝見して感動しました。

コロナ禍の前に取材されたドキュメンタリーでしたが、この2年間は感染予防のために取材もストップしていたようです。ご覧になった方には説明は不要なのですが、このおばあちゃんの生い立ちから現在に至るまでのストーリーは人間としての生き方に尊敬の念を抱くようなものでした。人を喜ばせるために趣味で作っていた笹餅の評判が広がり、75歳で笹餅の会社を起業して95歳まで辿り着いた話でした。

早朝の2時か3時にはその日のために材料を仕込んで、手作りの小豆で作った餡子と餅を混ぜて笹餅が出来上がるのですが、方々から美味しいとあまりの評判の情報の広がりで遂に起業せざるを得なかったようです。自転車を漕いで笹の葉集めからすべて一人で業務をこなす後ろ姿はとても90歳を超えたおばあちゃんとは思えないくらいでした。インタビューの中で5年はあっという間だと話していましたが、限られた人生の時間を大切にしなければならないことを学びました。

 

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人間ドック健診

2022-04-20 19:35:31 | Weblog

半年ぶりに人間ドックを受診しました。健診センターが新しくなって3回目の人間ドックです。前回の10月は比較的受診者がいましたが本日は朝8時半に到着したところ殆ど受診者がいないのに驚きました。 聴きましたところ、4月は1年で一番受診者が少ない時期だという事でした。

館内も受診者より職員の方が多いほど座席もガラガラに空いていました。こちらはスムーズに検査や診察が進むので満足でしたが、新しい施設なのに採算が取れるのだろうかとすぐ経営者の発想になります。昼食のレストランはほぼ満席でしたので、あらためてホッとしました。

仕事のスケジュールも人間ドックの終了後にオンラインで予定していましたので、健診がスムーズに終えて良かったです。お天気は朝から小降りでしたが、健診センターまでは自宅から徒歩でも通えるところなので便利で助かります。

かつては大手H社の病院付属の健診センターでしたので、年間を通してH社の社員の方たちでとても混雑するところでした。現在は他の医療機関に売却されましたが、その後も私たちは引き続き現在の医療機関にお世話になっている次第です。

 

 

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気圧症

2022-04-19 18:17:00 | Weblog

このところ寒暖の差が激しい天気が続いています。漸く世間でも気圧の変化がメンタル面や体調を崩すことに因果関係があることが認められてきたようです。以前は怠け病とか揶揄されて身体が気圧に敏感に反応することが理解されていなかったのです。実は私の妻も長年にわたり気圧の変化による同じ症状(気圧症)で辛い思いを経験してきたのです。

人によって症状に個人差があり、発症する年齢もまちまちのようです。近年、うつ病が流行っているのも地球温暖化による異常気象がかつてと比べて格段に増えているせいだと思われます。人の身体は一人一人生まれた時から違います。気候変動への受け止め方の違いを認めて寄り添うことが大切であることを私も家庭で漸く理解できるようになりました。

コロナ禍でテレワークが増えたからでしょうか、コロナ前と比べて人身事故が減ってきているように感じます。体調が悪いのに相談もできなくて無理に出勤させられていたのが原因の一つではないかと思います。身体のコンディションを判断して無理な出社の勤務をしない事です。テレワークに対する産業界の理解は勤労者の体調管理にも功を奏していると私は見ています。

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データ管理

2022-04-18 19:49:42 | Weblog

我々はパーソナルデータを提供させられて一方的な集中管理により支配されているのが現状です。もし個々人が自分のデータを分散的に自己管理できれば、データを利用側する側と対等な関係になり、AIの支援で一方的に支配されることから脱皮できるだろうというネット社会の課題に対する成果発表を視聴しました。

現在のパーソナルデータの管理はどこでどのように使われているかが取得側から十分に説明されていないので、個人データが無断に使用されても歯止めが利かないのが現状です。政治体制が独裁国家の場合、個人データの管理は国家が自由に収集し、自由に活用しているのでしょうが、民主国家の場合は個人データの所有権は国民にあります。

個人のアイデンティティを表明する仕組みも日本は海外に比べて遅れているようです。まだまだ政府機関においてのデジタル化が始まったばかりで、ペーパレスでデータのやり取りが完結するのは歳月を要すると思われます。パーソナルデータもアイデンティティも個人の機微な情報なので取り扱いが重要ですが、個人がデータ管理する手立てが未整備なのも現実です。

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円安の是非

2022-04-15 12:13:49 | Weblog

個人的に最近円安が進行していることに危惧しています。主要国の通貨で経済制裁を受けているロシアのルーブルに次ぐ対ドルで為替安だからです。主要国はコロナ後のインフレ抑制で通貨の切り上げを検討しているのに日銀は引き続き金融緩和を継続しているために円買いは回避されて通貨安となっています。つまり日本経済の成長性が見込まれないために株式市場にも海外から資金が集まらない状況となっています。

円安だと輸入価格が高くなるためにスタグフレーション(不況下のインフレ)のようになり国民生活が厳しくなります。東京の不動産価格が上昇しているようですが、おそらく通貨安を狙って海外の投資家が日本の不動産を高値で購入している可能性があります。かつて日本がバブル経済の頃に海外の不動産を買い占めていた頃に似ています。この状況が続くと都心部の不動産は海外の投資家が所有する割合が増えることになります。

私も専門家ではありませんが、これ以上円安が進むことは日本の将来にとって良くないことだと思います。経済を強くして成長を目指さなければ海外からの投資も少なくなり、強い円の実現は不可能です。通貨が高いということは経済力があることの証です。円が高すぎると為替差損で輸出にブレーキがかかりますが、円安だと輸入価格が高騰して内需にしわ寄せが来ます。日本も諸外国並みに金利が上がるような国にしなければならないと思います。

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