不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

愛情

2018-07-31 09:34:14 | Weblog
先日、「徹子の部屋」という番組に俳優の前田さんが息子さん二人と共に幸せそうな表情で番組出演していました。前田吟さんは両親も早く亡くし、子供時代から天涯孤独の身で成人して芸能界の道を歩んできた方のようです。前田さんは家庭を早く持ちたかったのだと思いますが、20歳で結婚されて4人の男の子に恵まれて、現在は孫も含め大家族だそうです。かつては戦争で両親や片親を亡くしたり、兄弟が多くて養子に出されたり、必ずしも家族愛に恵まれない子供たちも大勢存在しました。しかし、今のように孤独や差別で孤立した挙句に人を傷つけるような話は聴いたことがありません。親の接し方にも問題はあるかもしれませんが、子供を取り巻く地域社会のあり方を今一度考え直す必要はないでしょうか。私自身も5,6歳から成人に至るまで両親と同じ屋根の下で暮らしたことはありませんが、却って不仲な両親の元で育つより祖父母の下で育って良かったと思います。確かに幼少時に両親が傍にいなくて寂しい思いはしましたが、毎日のようにの人たちから可愛がられました。幼い頃には愛情が必要です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一病息災

2018-07-30 14:45:31 | Weblog
私は現在まで4回、入院して手術した経験があります。周囲があまり経験しない症状であったこともあり、20歳ごろは「何故、自分だけが」という切なさや悩みと同時に、一生治らないのだろうかとまで心が落ち込んでいました。あれから40年、その間病院との関係は15年前まで長く続きましたが、今は漸く通常人と同じ感覚になりました。ですから「一病息災」という言葉は経験上とても心に響きます。知人の中には、生まれて初めて入院して既に此の世に居なくなった人もいます。若い頃は大好きな球技のスポーツも満足にできなかったのですが、今は健康に毎日過ごせている事に大変感謝しています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敷居を跨ぐな!

2018-07-26 20:19:34 | Weblog
ビジネスでの苦労は成長に繋がります。かつて前職時代にお客様から当社に対して、「二度とわが社の敷居を跨ぐな」と怒鳴られた経験があります。私が担当するお客様であったため、極限の事態での対応に大変苦慮したことを覚えています。原因はすべて当社の技術陣の姿勢に決定的な問題があったからです。建設会社は納期までに品質の高い仕事をすることが求められていますので、施工の品質が悪いと発注者である役所からクレームがつき、受注業者の評点にも繋がり、以後の入札にも影響するため、地元中小業者においては死活問題ともなるわけです。お客様の立場を営業担当としては充分に分かっているので、お客様の怒りが理解できるわけです。しかし、現場にはお客さまの心情は伝わり難いため、技術者の責任者をお客様の元に引き連れて、お客様の前で何時間も直立不動で頭を下げ続けたこともあります。このように、お客様との取引における万事休すの事態を、若い頃に何度も克服した経験があります。でも、幸いにして私自身がお客様のオーナーや従業員に信頼を得ていたので、当社とのお取引は一時の困難を乗り越えて、その後、更に信頼関係が深まり長い付き合いが続いたのです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もてなし

2018-07-26 12:10:40 | Weblog
ビジネスの世界で取引先への「もてなし」はよく行われますが、そう簡単な行為ではありません。先日は海外でもてなしを受けましたが、先方の至れり尽くせりの行為に勉強させられた思いがしました。日本もバブル時代にはそんな光景があちこちで見受けられました。酒を飲めない私も、毎晩のように午前様まで顧客とお付き合いしました。今では夜12時を回ることは考えられませんが、当時は体力的にも若かったのだろうと思います。日本も低成長時代が長くて、かつてのような接待は見られなくなりました。今回は好調なアジアの企業からもてなしを受けましたが、成長している印象が企業の振る舞いにも現れているようでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街路樹

2018-07-25 13:55:00 | Weblog
2,020年の東京オリンピック・パラリンピックに際しての競技施設が方々で出来つつありますが、7月の猛暑を避けるために日本でも街路樹の整備が計画されているようです。数日前に仕事で台北へ出向いたのですが、市内で一番目に付いたのは伸び放題で剪定もされていないような街路樹の多さです。つまり街路樹の日陰に入ると直射日光を避けることが出来きます。出来れば風通しが良い町並みを作ればベストですが、2年後の炎天下でマラソン競技を見物した場合、多くの熱中症患者を出すことが予想されます。日本は街路樹を綺麗に見せるためか、風で倒れないようにしているのか、電線の邪魔をしないようにしているのか、剪定する理由は多々あると思います。しかし南国の台湾のように手を入れるのも最低限にして、なるべく自然に任せて樹木の成長を促したほうが通りに適切な日陰を作ることになると思います。やはり日本に帰ってみると、都市郊外に街路樹が少ないように感じます。もっと繁華街に巨大で多数の並木をつくる発想があってもいいと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人財は若くして育つ

2018-07-20 13:46:08 | Weblog
かつて私は別の職種からIT業界へ転職してきましたが、入社当時の年齢は32歳でした。当時、役員陣から社長就任を打診されたのは入社2年目でしたが、入社したばかりで、私自身、役員としてまだ雲を掴むような能力のレベルだと感じていましたので、2年目は辞退しました。遂には3年目で就任を受託せざるを得なかったのですが、私が人財として育ったのも20代に会社から鍛え上げられたからだと思います。たまたま運よく現場において幅広い経験を積んだので、たぶん30歳頃には会社経営をする下地が少しは備わっていたのでしょう。その点は前の会社には感謝している次第です。20代での経験がなければ、入社早々にして会社経営などとても無理だったと思います。人財は20代のうちに、生涯教育を施す意味で人を鍛えないと後で取り返しがつかないことが多いのです。「鉄は熱いうちに打て」とは私が常に皆さんに話していることですが、年齢が若いと経験を通じての成長力、吸収力が断然違います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Smart Work経営

2018-07-18 16:55:54 | Weblog
本日は上記テーマのシンポジウムに参加しました。まさに政府が主導する「働き方改革」についての議論ですが、国民の多くはまだ誤解している点があると思いますので、私なりに意見を述べてみます。そもそもの発想は日本の少子高齢化が進む中で成長戦略の一環として、欧米の先進国との開きのある労働生産性の現状を変えていこうというものです。日本人は真面目で勤労精神に満ちて、長時間労働も厭わない性格があります。気がついてみると、先進国の中で劣っている労働生産性を向上させるために、経営者が率先して働き方を改革が必要という訳です。職種によっても労働生産性の違いはありますが、ダイバーシティを考えて、無駄な残業を無くして、もっと充実した人生を送ろうと呼びかけているのです。自主的に楽しく仕事をしたいものです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急いては事を仕損ずる

2018-07-13 07:05:24 | Weblog
国家間の外交やビジネスでの交渉において、最も注意すべき事はwin-winの関係構築のために双方に努力する事です。一方的に考えに偏らず、相手の事も考えた上で事を慎重に進めなければなりません。「急いては事を仕損ずる」という格言は、私の人生における失敗の反省も踏まえて、座右の銘としているものです。「覆水盆に返らず」という意味でも、後で後悔しないように行動しなければなりません。「後悔先に立たず」という素晴らしい諺もあります。交渉には十分な時間をかけるべきです。先人の教えは歴史的な失敗を糧に表された教訓です、本当に貴重なものです。私たちはお互いの幸福のために謙虚に学びましょう。

若かりし頃の私は「石橋を叩かないで渡る」超楽観主義タイプで慎重さに欠けるところがありました。たまたま一緒になった伴侶が「石橋を叩いても渡らない」超悲観主義タイプでしたので、命に関わる大きな失敗をしなくて済んだのだと思われます。ビジネスにおいては時に大きなチャレンジが必要なときもありますが、帰宅して構想の話をすると大体のことは反対されてきました。でも、これまで大怪我しなくて地道にこれたのは伴侶のお蔭かと思う次第です。「鉄は熱いうちに」打たなければ変化しないので、若い人たちには新しいことへ積極的にチャレンジしてほしいですね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3時間半のピンポン

2018-07-12 16:08:09 | Weblog
私自身、仕事上で連日のように色んな方と飲む機会があるのですが、初めてのお付き合いでも長時間にわたり話し込むことがよくあります。つまり対話のピンポンが3時間半くらい連続して弾むのです。1対1でもお相手が複数人でも長時間対応することがよくあります。むしろお相手が複数であれば、聴き取る情報が何倍にもなりますので更に場の雰囲気は一段と盛り上がるわけです。しかし不思議なのは3時間半という時間は新幹線に乗って移動すると大変な距離で、1人静かに新幹線で移動したら本当に退屈して途中下車でもしたくなるでしょう。なぜ今回こんな話をするのかと申しますと、人と長時間対話をするためには相手に話させるために様々な多くの興味ある質問をしたり、自分の話題を話すにも自分の引き出しが多くなければ相手を退屈させる事になります。つまり日頃から様々なレベルの幅広い知識としての情報収集が必要だということです。その為には更に多くの人と対話する機会をつくらなければなりません。長時間の対話のピンポンはその積み重ねから生まれるのだと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

監査役の話

2018-07-11 09:07:55 | Weblog
かつてIT業界に来る前に建設業界にいましたが、今でも記憶しているストレスは、年に一度本社から現場へ調査にやってくる監査役への対応でした。監査役も若い時代に現場を経験しているので現場の状況を良く知っており、弱点を突っ込まれてばかりでした。監査役による調査結果は現場や支店の評価になるので、鋭い指摘は嫌なものでした。いつも我々現場では「重箱の隅をつつく」監査役のことを「ちびっ子ギャング」と言って現場の邪魔者扱いのように感じていました。

しかし昨今、世の中で企業の不祥事が多い原因の一つには監査役が機能していないとも思われるのです。監査役が機能していなければ、企業から依頼を受けた外部の監査法人が隅々まで問題をただすことは難しいとも考えます。業務上の不正を正すのは内部の独立した監査役でなければならないからです。取締役にも時には経営トップにも意見を具申できる権限を持つのが監査役です。会社経営には厳しい意見を第三者的な立場から言える監査役が必要です。

私自身も経営者の立場に立って、監査役の役割が重要なことを感じています。良い会社にするためには第三者的な意見に耳を傾けることが必要です。昨今の企業不祥事も、組織体制が長期的にマンネリ化してきた反動から起きたのではないでしょうか。幸いにも内部告発に対して許容される時代になってきたので、長年の悪習が寧ろ改善のチャンスに働いて良しとすべきです。人間は外部からの厳しい目と指摘がなければ杜撰な行動を起こしがちです。若い頃を思い出すと、かつての会社が立派になったのも監査役という立場の存在があったからだと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする