正直なところ、私は政策の進め方次第で成長するチャンスではないかと考えています。中国経済も成長が鈍化傾向にあるし、ロシアはご承知の通りで、米国も軍事費の拡大とインフレが止まらない、EUはロシアからのエネルギー供給が途絶えてインフレと金利高で経済が厳しい、その点で日本は多少のインフレはありますが国民生活維持のため金利の引き上げがない、のが現状です。
諸外国に遅れていたデジタル化も進みつつありますし、DXへの必要性も漸く気が付いてきました。また人材の流動化を進めるために多額のリスキリング予算も盛り込みました。半導体のサプライチェーンが保護主義で制約を受けることを視野に入れて国産化を加速しています。課題は経営者の認識の転換が近未来に向けて可能かどうかだと考えます。
これから世の中に出てくる若者たち(Z世代とも言われる)の発想は、自由で新しいものを世の中に創り出そうという可能性を持っています。やはり学校教育の転換が一番影響は大きいと考えます。上からただ単に強制するのではなく、やる気を出させて自由にものを考える環境を与えることが重要だと考えます。若者の成長をとがめているのは大企業にも古い発想が残っているからです。