人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

ダイバーシティ

2016-06-30 17:09:05 | Weblog
先日、ある外資系大手の会社様主催の集まりで、女性で理事の方にお会いしました。日本の会社全体で20名近くが女性理事で、女性役員も5名位だと聞きました。政治の世界も財界もまだまだ日本社会は男性中心の域を出ていないので、○○社様は時代の先端を常に走っている会社だと思います。

最近、ダイバーシティという言葉が流行るとともに、女性活躍時代だと言われていますが、現実は掛け声ばかりで実態が伴っていない気がいたします。そもそも時代の流れは女性を優遇しようという意味ではないのです。男女の区分けを失くして、実力のある人を素直に認めようということです。

男性のような性格を持った女性や女性のような性格をしている男性など、人の性格は千差万別です。性格的に職務が向くならば男女の差など関係ないのです。その点では欧米と比べてまだ差別意識が大きいような気がいたします。弊社も新卒採用は半数くらいが女性です。女性が働き易い会社の環境を整えるのが肝心だと思います。

因みに私の自宅のご近所に御主人が専業主婦をされていて、子どもの面倒、買い物などは30年前からご主人の仕事で、奥様のお姿は年に何度か見かけるくらいで、完全に家庭の役割が逆転しているご家庭もあります。奥様はご結婚当時からキャリヤウーマンとしてご活躍のようです。時代の最先端を歩んできたご家庭だと思うのです。

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明日への言葉

2016-06-29 15:08:31 | Weblog
仕事柄、実際の場でいろんな著名人の講演を聴く機会には恵まれていますが、テレビの時代にラジオ番組で、知名度のある方の対談を聴く機会に巡り会うとは3,4年前までは考えてもみませんでした。現在は毎朝3時59分に起床して、4時から5時までの「明日への言葉」というラジオ深夜便の最終番組を毎日日課として欠かさず寝床で聴いています。

時々眠れず2時や3時からそのラジオ番組を聴くこともありますが、睡眠不足になるので4時から聴くことにしています。最初は対談を聴きながらしきりに手帳へ崩れた文字で走り書きしていましたが、後で中々自分の文字さえ乱筆で読めないのです。しかしある時、綺麗に放送の内容を清書してくれる投稿者にネット上で出会いました。

3年くらい毎日続けて7時ごろにはまとめて清書して、御自身のブログで投稿されていますので本当に有難いことです。御礼を言おうとプロフィールを調べますが、ご本人の連絡先がまったく書かれていません。匿名かどうかわかりませんが、御自分のブログを人に紹介して頂けたらと述べられているだけです。

読者の方も宜しければたまには早起きして、一度くらい「明日への言葉」を聴いてみてください。深夜便のサイトを見れば期間限定でアーカイブを選択して聴くことも可能です。早朝のヒアリングはよく脳裏に残るように思われます。私自身、人の話を聴くことは大好きなので、早朝からミュージックとともに対談を聴く機会が持てて毎日がとても幸せです。
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リーダーシップ

2016-06-28 13:16:47 | Weblog
今回の世界市場に動揺を与えるほどの判断をした英国民のEU離脱の投票には疑問が呈されています。国民投票はあくまでその時の投票であり、未来永劫まで効力のあるものでもないし、法的拘束力も決定でもないはずです。

本来はキャメロン首相は内閣を総辞職するか下院を解散して国民に再度真意を問うべきだと思います。つまり国民投票によって信任が得られなかったわけなので、すぐさま次の行動に出るべきだと思うのです。

シリアの内戦もNATOの協調路線が取れなかったため、テロの拡大を助長したようにも見えます。国連の機能も効果的に働いているとは言えないようです。リーダーの悪政によりいつも国家の犠牲になるのは良心的な一般国民の人々です。

リーダーの一挙手一投足で国家の命運は決まります。若者の将来を考えるのか閉鎖的な既得権を保持して現状に甘んじるかは、リーダーの判断無くして先へ進みません。優柔不断なリーダーのもとに状況は改善しないと思うのです。

新しいリーダーの下に、英国は若者の将来的に有効な判断を、最高意思決定機関である議会を通して望ましい方向へ導いてほしいものです。一国の強いリーダーシップの存在を痛切に感じた出来事でした。
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本音と建前

2016-06-24 12:36:38 | Weblog
世の中には本音と建前があります。世界経済に気を遣い、国民世論に素直に賛成できないのが為政者の辛いところです。EUのように共通通貨の流通では、経済力の弱い国は負債から脱却できず益々国が弱体化します。各国は国民性も違うし、価値観も異なるので金融で共通の基盤を持つには無理があるようです。

移民の問題も、本来は他国に依存しないで、自国が責任を持って国民を路頭に迷わせてはならないのですが、国土内で紛争ばかり続けています。移民の問題は自国民の立場から考えても難しいところがあります。紛争で国民が住めないような国にした為政者の責任は重大です。日本もアジアからの移民が自由になれば治安などにも影響します。

英国民がEUを離脱したがる気持ちもわかるような気がします。離脱か残留か英国がどちらを選ぶか分かりませんが、どちらにしても様々な問題に今後も対処すること事が必要となります。
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被災地支援

2016-06-23 11:07:16 | Weblog
昨夜、宅配便が届きました。どこからの品物かと思っていましたら、家内が熊本支援のスポンサーからスイカを取り寄せたとのことでした。我が家ではあまりスイカを買ってまで食べることをしないのですが、被災地の熊本はスイカの生産地ということもあり支援の意味で注文したようです。

二人では食べられない量なのでご近所に差し上げると話していました。私はいつも傍から見ているのですが、親しいご近所様とはお互い気を使わないよう、時々貰いものだと称して品物をやったり取ったりしているようです。

人に差し上げる前に自分たちで事前に味を確かめてからにしていますが、生産者も、私たちも、差し上げる相手も、三方よしというのが人間関係を程良くしているのではないでしょうか。事業においても、お客様も満足、会社も満足、社員も満足であればうまく回っていくものと思われます。
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デジタル音痴

2016-06-21 18:00:07 | Weblog
今回はデジタル音痴の家内の話です。兎に角、家内は食わず嫌いで、何でも新しい機器の操作にチャレンジしようとしない性格です。家事に必要なデジタル機器は当然、生活のため積極的に使い方を私以上に覚えますが、趣味のものに関しては一切アナログ志向派です。

家内が携帯を所持して5年以上くらいになるでしょうか。当初は携帯など必要ないと中々持ちたがらずにいましたが、今は自宅での携帯メールや電話はほとんど家内宛てとなっています。最近は携帯の便利さに満足しているようですが、スマホの所持に対しては頑なに拒否しています。

便利だからと力説するのですが必要性を感じてくれません。携帯の時のように子どもから上手く導いて持たせるしかないのですが、携帯で満足しており説得が難しいようです。先日は病院で音楽を聴きたいというので、子どもが既に使っていない10年前のIPODを引っ張りだして使い方を教えてもらったようです。

私もIPODは触ったことがなかったので、デジタル音痴の家内が小さい機器の操作方法をよく覚えたものだと感心しました。周囲でどんなに便利な情報機器が普及しようと、好奇心だけですぐ飛びつく私とは対照的です。過度な心配症の家内と心配しなさ過ぎる楽観主義症とでも言える私とは段違いです。お互い変わった者同士です。
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IT人財

2016-06-20 14:39:49 | Weblog
文科省は小学校におけるプログラミング教育を2020年度から必修化する方針のようです。考え自体は分かるのですが、単にプログラミングのスキルを身につけさせるだけでは意味がないような気がします。

IT人財は現実的に不足しています。もっと一般企業にIT人財を増やしていくことは競争力の面からも重要です。ITに精通したCIOの存在が日本企業にはまだしっかりと根付いていないようです。

一般企業とIT業界が共通した技術力を有して、世界のマーケットに様々な分野のITを提供できるような国を目指さなければなりません。高度情報技術の育成が国を挙げて必要だと思われます。

国レベルのIT人財の水準を教育界も含めて更に高めなければ、将来的には日本はアジアの中でも経済的に埋没しかねない可能性があります。技術立国をIT分野で世界をリードする国になりたいものです。
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都知事選

2016-06-17 13:18:11 | Weblog
毎回、都知事選挙は人気投票よる候補者選びがマスコミ等で予想されますが、東京都のGDPは約90兆円と言われ、世界的に見れば一国に匹敵するほどの経済規模を抱えています。それだけ予算執行権限などの権力も巨大なわけです。

その知事をたった一回の直接選挙で選ぶことそのものに問題はないでしょうか。衆議院議員や参議院議員を直接選挙で選ぶのとはわけが違うような気がします。お金はなるべく掛からないよう寄付などを募って、予備選挙を行ったらどうでしょうか。

現在の状況は首相を国民による一回の直接選挙で選ぶようなものです。単なる国民的な人気で首相が直接選挙で選ばれることはあり得ませんから、日本の人口の10分の1くらいの東京都の規模になると知事の選び方も考えてみた方がいいと思います。

東京都が候補者選びに失敗を繰り返すのも、立候補者の実態を有権者が生半可な理解で投票せざるを得ないからだと思います。予備選挙を通じて選ばれることになれば候補者選びの失敗も減るでしょう。

今回のような突然の辞任のケースでは任期まで副知事に昇格してもらい、時間をかけて新しい知事を選んでいけばいいのではないでしょうか。米国式をまねればよいと思うのです。そのための副知事でなければなりません。

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ネット犯罪

2016-06-15 08:06:17 | Weblog
最近、業界の談合いわゆるカルテルに対して、公取法で厳罰処置が拝見されるようになりました。仲間の通報に対して通報者の罪を軽減する措置も実施されています。日本の慣習ではいわゆる仲間の裏切りとも取られる行為ですが、日本でも漸く根付き始めています。

今や談合やカルテルに対して日本の産業界も不正に対して厳格に襟を正すようになったのではないでしょうか。この傾向は非常に良いことだと思います。翻ってネット社会に対する法律による規制はあまりにも緩過ぎるのではないかと思われます。

おれおれ詐欺や金融のネット犯罪にはもっと厳罰が科されないと犯罪は後を絶ちません。企業の情報漏洩なども頻繁に発生していますが、加害者に厳罰の意識がないから悪戯に犯罪行為が蔓延していくのだと考えます。

昨今の多発する詐欺事件を思いますと、もっと刑法を改正して犯罪者を社会で自由にさせないよう、立法的にはもっと重い有期懲役を設け、併せて犯罪者の徹底究明に全国の警察力を結集すべきだと思います。
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国民医療費

2016-06-10 18:37:29 | Weblog
某産業界で健康保険組合の役員をしていますが、年々疾病医療費が右肩上がりで増加していることに危惧の念を抱いています。同様に国民医療費の額も今や40兆円で、国の税収に匹敵する額に達しているようです。

健保組合の財政も国の高齢者医療費への拠出金が多額となり、会社や勤労者の保険料負担に重くのしかかっているのが現状です。このまま国家の医療費が増加し続けると国の財政は破綻しかねないと思われます。

大切なことは定期的な健診を義務付け、内視鏡などの審査項目を増やし、疾病予防を国全体でもっと積極的に行うべきです。あらゆる病が早期に発見できれば医療費は大幅に削減できるはずです。
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