人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

ストライキ

2023-08-30 13:01:35 | Weblog
今の若い方たちはご存じないと思いますが、1970年代の頃には旧国鉄(現在のJR)のストライキが頻繁に実施されて終日ダイヤの乱れなど普通でした。ストライキが実施されると利用者はうんざりして「またか」という気持ちで、動かない電車に諦めていたように記憶しています。当時は国有鉄道でしたので、民営化には組合側において大変な抵抗がありました。

いつも移動の犠牲になるのは利用者側でしたが、民営化後にはストライキも無くなり、JRという民間企業として再出発して乗客へのサービスも格段に向上しました。公務員のストライキは本来認められないものですが、組合側の力が強かったものと思われます。当時は三公社五現業として国営企業が多く存在していましたが、殆どが民営化されて現在に至ります。

ニュースでそごう・西武の組合が明日ストライキを予定しているようですが、事の発端は経営側と組合側の交渉の決裂がもたらしたものですが、およそ60年ぶりの出来事になりそうです。消費者には直接的な被害はないようですが、小売業としての消費者目線はどこへやら吹っ飛んでしまっているようにも感じられます。やはり商売は常にお客様を第一に考えなければなりません。
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ある見学会

2023-08-29 20:56:05 | Weblog
本日は川崎市と横浜市にまたがる製鉄所の見学会へ参加しました。実は来月中ごろに40数年の歴史を終えて高炉が止まるとのことで、見学会も最初で最後となるので記念としてどうしても一目製鉄所の勇姿を観て記憶に留めたかったのです。参加者は横浜市内の中小企業を中心としたメンバーの集まりで、18名の参加者でした。

構内の事務所で施設の概要の説明を受けた後、作業着にヘルメットに軍手に眼鏡グラス、そして説明用のイヤホンを身に付けて工場見学となりました。溶鉱炉が稼働しているので工場内は熱いと聞いていましたが、本当に汗が出るくらいの室温でした。見学を終えて外へ出ると外気温の36度が涼しく感じました。

高炉が閉じる大きな理由の一つは、カーボンニュートラルを目指す上で製鉄所から大量に排出される二酸化炭素を抑えるためのようです。さらに今後の少子化で国内需要の減退に対応する綿密な経営戦略による判断のようです。一番驚いたのは、製鉄所構内の膨大な敷地の広さでした。今後は跡地の様々な再利用計画が策定されているようです。「鉄は国家なり」の時代が偲ばれます。
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価値観の変化

2023-08-28 12:43:54 | Weblog
当時、戦地に赴く兵隊が残している遺書にも父親の存在が薄く、母親あての手紙が殆どです。つまり、昭和時代の子育ては母親が一手に引き受けて父親は妻に任せっぱなしにしてきたのではと考えます。戦後もその流れは変わらず、父親は子供が寝ている朝も早くから出勤し、夜は子どもが寝静まって、深夜になって漸く夜の付き合いから帰宅するのが普通の家庭でした。

一般に、子どもが父親より母親を尊敬するのも、普段は父親の存在が薄かったからではないでしょうか。欧米では子育てに父親が全面的に参加し、仕事より家庭を優先しています。日本の父親は古い習慣がそのまま引き継がれて家庭より仕事優先で近年まで来たように思います。その古い考えが漸く変わりつつあることを最近になって感じています。日本も遅ればせながら海外の考え方が浸透しつつあるようです。

日本人は時代の変化に対応するのが遅いようです。戦時中も第一次大戦のままの装備で陸海軍とも第二次大戦に臨んだために悉く敗戦に追い込まれたと言われています。生産性がOECD中で最下位だと言われているのも、労働者の睡眠時間が不足して脳が疲れているからのようです。昼夜問わず仕事に明け暮れてきたのが昭和の時代でした。これからの時代は子育ては父親の役割だと考えるべきです。共稼ぎ時代でもあり、父親の存在をもっと色濃くしたいものです。
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苦は楽の種

2023-08-25 17:07:22 | Weblog

昨年の8月は北海道マラソンの応援に張り切りましたが、今年は酷暑を避けて避暑地へ足を伸ばすことになりました。コロナ禍が落ち着いて何処もかしこも人だかりですが、特に海外からの観光客が急増しているようです。

またコロナ禍による働き方改革で休みの分散化も浸透し、土日に行楽地が極端に混雑する様子もだいぶ改善され、道路の大渋滞も以前より減少したのではないかと考えます。

また各地の行楽客をもてなす宿泊地等の対応も、コロナ禍前より良くなっているのではないでしょうか。「楽は苦の種、苦は楽の種」と申しますが、苦労をすれば報われる時が必ず到来するのでしょうね。

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突然の出来事

2023-08-24 12:40:37 | Weblog

 昨日の帰宅時、マンションのエレベーターに乗り合わせた際、上の階の奥様に「最近、お見かけしないですが、ご主人はお元気ですか?」と挨拶を兼ねて話し掛けたところ、「昨年の12月に亡くなりました」と突然に奥様からご主人の訃報をお聴きしました。

おそらくご近所の方々も突然の出来事に気づいていないと思います。コロナ禍で人との付き合いも極端に少なくなり、個人情報の取り扱いも厳しくなった昨今では、ご近所でありながらも、他人の動静も分からなくなっているのが現状ではないでしょうか。

仕事とは関係ない題材ですが、人が生きている事も決して当たり前ではなく、偶然に生かされているものだという気持ちで感謝しなければならないと考えます。社員の皆さんも、与えられた命をどうか大切にして、これからの人生を楽しんでください。

余談ですが、早朝3時54分、そして4時に続けて2度も、突然にスマホのアラートが鳴り響きました。丁度起床前で、これからラジオ深夜便を聴こうとした矢先でした。いつもの放送は取り止めで臨時ニュースとなったのです。本当にお騒がせな隣国ですね。


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分かり易い説明

2023-08-23 13:05:45 | Weblog
世の中には専門家による報道にちょっとした配慮が足りないと感じることがあります。実は本日の午後に甲子園球場で決勝戦が行われる全国高校野球選手権大会で、神奈川県代表として予選でかつての松坂選手が活躍した横浜高校を破って甲子園に出場している慶応高校についての事です。この夏の甲子園大会は105回なのですが、慶応高校の決勝戦への出場が107年ぶりとか103年ぶりとか報道されており、素人にはその根拠が分からないということです。

6時間後にはトップニュースで優勝校がクローズアップされると思いますが、数字の解説も視聴者の誰にでも分かり易くするというのが親切で丁寧というものではないでしょうか。どちらの高校が勝利するか今の時点では推測するしかありませんが、仙台育英高校は春の選抜で優勝しているので、夏の甲子園は慶応高校が勢いに乗って仙台育英高校を下すのか大変注目されます。しかし、決勝戦に至るまでの各高校の試合は伯仲していましたので、敗退した高校にもエールを送りたいですね。

もう一つ、猛暑の夏に必要なエアコンについてわからない点です。実はコロナ前に北側の部屋にもう一台エアコンを付けました。北側に面している家庭がすべてエアコンをつけているわけではありません。通路に面している部屋は歩行者の邪魔になるので付けていませんし、通路が無くても室外機を置くコンクリートのベランダがないとエアコンは設置できないのです。たまたま我が家は通路の下で、しかもベランダがあるので付けることができました。

しかし、困ったことに排水の穴はあるのですが、下の階に水を垂らすことができないので我が家ではバケツを置いて排水の水を定期的に処分しています。時には除湿したりしながら24時間運転していると一日に何回も水を処分せざるを得ないので我が家の一つの作業となっています。実は一日にバケツ何倍も排水される水があまりにも透明できれいなので、別の用途に使えないかと考えてネットで調べてみると、有害なので植物にも与えないようにとの事でした。

福島原発の処理水を処分することが大問題になっていますが、我が家ではエアコンから排水される大量の水の事に思いが走りました。販売するお店や設置する専門家もエアコンの機能ばかりでなく、排水についても説明があれば尚、親切で丁寧のように感じました。説明責任者はユーザーが後々まで納得いくように懇切丁寧に行うことが肝要ですね。私たちも仕事上で専門家として説明する場合も聴く側の理解を十分に考えて説明すべきです。



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趣味を持つ

2023-08-22 17:13:09 | Weblog
最近、20代の若い方たちの様々な分野での活躍ぶりを観て、年配の我々まで元気を戴いている気がいたします。学校を卒業して20代そこそこで社会人になっても歳月が過ぎ去るのは早いものです。かつて自分が学校時代に経験した好きなことに仕事の合間を縫って没頭してみるのはとても貴重な体験だと考えます。入社試験の際に趣味を聴くことがありますが、できれば社会人になっても趣味を続けて自分の得意分野にしてほしいです。

趣味がある方ない方では休日の過ごし方も後々の人生も違ってきます。私自身も20代の頃は素人ながら富士山にも2度登頂したり、ハイキングで関東近辺の山々にもよく登りました。しかし、いつも連れと一緒で、単独登山の趣味は無かったのでその後は長続きしませんでした。やはり、長く続けるとすれば趣味は自分一人で最初始めるべきです。旅も一人の方が意外と自由で楽しいものです。できれば独身時代の若い時に様々なことにチャレンジしてください。

毎日、弊社の社員ブログを拝見していますが、様々な側面の趣味を持った方が多いことに嬉しく思います。これからも休日は積極的に外へ出て、自分の好きなことを求めて行動してほしいのです。人生は一度限りですので、大切な若い頃の時間を有意義に過ごしてください。私もFacebookで多くのお友だちに刺激を戴いていますが、行動力のある方は時間の使い方が上手です。自分も見習いたくなりますが、人の真似をするのは容易いことではないです。


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新事実の発見

2023-08-21 11:39:27 | Weblog
温故知新とは「故きを温ねて新しきを知る」と読み下すことを高校時代に習いましたが、ご承知の通り、意味は辞書に依りますと、「以前学んだことや、昔の事柄を今また調べ直したり考え直したりして、新たに新しい道理を探り当てること」と解釈されています。

実は今朝のNHKラジオで、太平洋戦争における歴史的新事実の発見が紹介されていました。終戦時に300万人とも言われるアジア各地に派兵された日本兵や57.5万人とも言われるシベリア抑留兵が、戦後に帰還できたことにローマ教皇庁のバチカンが関わっていたとのことです。

旧ソ連に抑留された日本兵士が共産主義に洗脳されないようにとの考えがバチカンの根底にあったようです。シベリア抑留では過酷な労働と寒さで約1割の日本兵士が亡くなりました。1945年に日本は無条件降伏したにも関わらず、1956年に漸くシベリア抑留は終了しました。

未来の話ばかりでなく、古き歴史を知ることは大変重要です。戦後78年で新事実が判明したことは、太平洋戦争の真相が概ね機密として国民には知らされてこなかったということです。戦後の日本も不味い事には蓋をして真実を明かさない傾向がありますが変わっていないですね。
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最後の戦闘機

2023-08-18 13:48:44 | Weblog
先日、NHK・TVで放映された太平洋戦争における大日本帝国海軍で最後の戦闘機「紫電改」が愛媛県の南西端の海底で1978年(昭和52年)に潜水した漁師によって発見され、翌年1979年(昭和53年)にサルベージ船によって引き揚げされた模様の映像をご覧になられたでしょうか?紫電改は軽い重量の零戦を遥かに凌ぐ性能と耐久性を有していました。

戦後、日本に紫電改は1機も残っていなく、米軍が日本の基地から撤収して博物館に保存されている機材くらいで、日本国内の海底に沈んでいたことは戦後知られていませんでした。引き揚げ後は乗組員も所在も分からず機体だけは現在、愛媛県内の展示館にあるようです。機会があれば是非、日本最強で最後の戦闘機を見物してみたいです。

実は戦時中、私の父が学生予備兵として特攻隊員の訓練生として招集された時代に航空雑誌を読んでいたのか、戦後の我が家の本棚には山ほどの航空雑誌が並んでいました。特攻で死を覚悟して戦闘機に興味を示していたのか直接聴いたことはありませんが、小学生だった私は自宅にある航空雑誌を見るのが大好きで戦闘機の図面などにも興味がありました。

子どもの頃の将来の夢はパイロットだったと、どこかに書いたことがありますが、現在でも飛行場で旅客機を一日中、眺めていても飽きないほど、空を飛ぶ乗り物を自分で操縦してみたい気になります。気球でもハングライダーでも構いませんが、人生で元気なうちに空飛ぶタクシーでも良いから空を飛んでみたいというのが私の目下の目標です。

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戦後78年の終戦記念日

2023-08-17 18:02:20 | Weblog
漸く今年も終戦記念日が過ぎて、例年のようにあらかじめ録画した戦争の特集番組を集中的に視聴しています。78年過ぎた現在でも何故あのような勝ち目のない愚かな戦争を日本は仕掛けたのだろうと考えさせられます。戦争は始めたら当事者双方に国家の威信がありますので勝敗が着つくまで終わりません。やられたらやり返すの繰り返しが国民の犠牲とともに果てしなく続きます。

先日、TVでZ世代の若者を集めて歴史専門家を交えての戦争に対する討論会が催されて大変興味深く拝聴しました。戦争経験者は皆、戦争だけはしてはいけないと毎年のように戦後世代の私たちに懺悔の念を訴えていますが、実際にロシア、ウクライナ戦争をはじめ現実の世界では世界の各地で戦争や民族紛争が無くならないのが今日の有り様です。国連の機能についても意見がありました。

討論は「どうして戦争は起きるのか」や「どうしたら戦争は防げるのか」など、将来を担うZ世代の若者たちの意見は柔軟性がありとても新鮮味を感じました。今後、世界の若者たちを集めて戦争について議論をする機会が開催されることに発展していけば平和に繋がるのではという感想が述べられました。世界の若者たちが戦争について考え、平和を主張することが大切だとの事でした。
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