人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

自然環境

2016-08-31 10:16:05 | Weblog
強力な台風10号の影響で東日本では大きな被害も発生しましたが、今日の関東地方の天気は台風一過で午前中から眩しいほどの快晴です。人間の気分は毎日必ずしも一定ではなく、天候や気圧に左右されます。それだけ人間の心理状態は繊細のようです。

私の思い違いかもしれませんが、世の中で起きる様々な事件なども気圧の変化が少なからず影響しているような感じがします。自然現象はどうすることもできないので、人が育つ過程の中で環境の変化にも負けない人づくりが社会の中においても必要だと思われます。

弊社は社員教育の一環で農業体験を行っています。野菜や果物も自然環境によって微妙に成長が違ってきます。農作業で野菜を育てるのは人づくりにも共通しています。私も農家で育ちましたので子どもの頃から田や畑仕事を手伝わされ、毎日きついので嫌いでした。

しかし大人になってみると農業に対する考え方がすっかり変わりました。今にして思えば、子どもの頃に農業の手伝いをさせられたことが結果的に良かったのだと思います。都会の人たちや子どもたちにも農業体験をさせることをお勧めします。




インターンシップ制度

2016-08-30 12:21:02 | Weblog
最近、企業への学生のインターンシップが活発になってきました。10年から15年前までは米国に学ぶ意味で国も推進してきたのですが、中小企業では教育負担も重く、実際の採用にも繋がらないのでインターンシップの受け入れにやや消極的でした。

ところが現在は、学生が就職活動の前提として企業のインターンシップ制度に対して真剣さが見られ、大学生、専門学校生の積極的な参加が目立っています。少子高齢化に向かうため企業側としても新卒採用へのアピールとしてこの活動は当たり前となってきました。

かつてはIT企業に入社して業種のミスマッチも見られましたが、最近はIT慣れの学生も増えて、更にIT知識を企業で学生のうちに磨こうとチャレンジしてくる学生も多いようです。また以前は文系学生がやや躊躇していた職種で志望者が限られていましたので、このインターンシップ制度が活発になってきたことを私たちは大変歓迎しています。


目標の明確化

2016-08-29 11:39:34 | Weblog
建築でも最初の設計が明確でないのに大工さんは手を付けることはしません。大工さんは設計通りにのこぎりで柱を切りますが、必ず2度寸法を測ってから端を切り落とします。寸法を間違っていれば一つしかない部材が使えなくなるからです。

建築の世界では様々な業種の人が同じような考えで仕事を進めていきます。それを束ねるのが現場担当者というリーダーであり、マネジメントは現場監督が担います。欠陥建築物が時々ありますが、立て直すには3倍のコストの上に更に損害賠償問題が生じます。

つまり最初のユーザーとの打ち合わせによる設計書が明確でないと進行するうちに後からどんどん仕様変更が出てきますのでプロジェクトは採算割れを起こします。建築の世界では目標を明確にして到着地点まで職人は極力ミスをしないように仕事を進めます。

物事を進める場合、すべて最初のスタート時点での目標(ビジョン)を明確化した基本となる設計が最重要となります。行動を起こす場合、自分自身が主体的に価値観を吟味しないで人の指示によって行動すると結果的に過ちの下となります。

思い出

2016-08-26 14:35:19 | Weblog
大学卒業して何も分からないまま就職したのが建設会社で、最初の赴任地が札幌の郊外にあるプレハブ建ての事務所でした。営業事務職という肩書で最初に勤務したのは、北海道で一番業績を上げている工事事務所でした。ベテランの大先輩の下で1年間鍛えられましたが、翌年は先輩が転勤で異動となり入社2年目で管理部門のリーダーを任されました。まだ仕事の中身も不十分な理解のまま大所帯の事務部門を引き継がされたのです。

当時はコンピュータも存在しなかった時代でしたので業務はすべて手作業でした。そろばんは集計業務に必要な道具でしたが、私は苦手でこっそり机の中から電卓を出して使っていました。上司の課長は支店にいましたので無理やりそろばんを使わされることも現場では避けられました。今思うとぞっとするような仕事量の多さですべて手作業だったので、月次の締めは毎日深夜まで10日間くらい徹夜近いこともありました。

当時は土日、祝祭日も平日勤務と同じで休みは月に2回くらいでした。建設業界は景気も良く超多忙な時代でした。ある時、大阪から転勤してきた大先輩の機械屋さん(重機の運転手)から、事務屋は食わせてやっているような言い方をされて、毎日夜遅くまで仕事をしているのになにくそと内心思ったものです。工事代金の回収も業務の一部だったので、多くの取引先の社長とは直接に毎月話す機会がありました。

まだ若い頃でしたので取引先からも可愛がってもらいました。その延長線上で受注営業の仕事も始めたのです。積算、見積り、契約取り決めなどすべて1人でこなし、手がない時は技術者に代わりヘルメットをかぶり下請けの現場監督までやらされました。会社経営としての基本的なノウハウはこの当時に仕込まれたような気が致します。人生で一番働き学んだ時期だったように思います。

退路を断つ

2016-08-25 11:12:55 | Weblog
今考えてみると若い時分には思いきったことをしたものだと感心することが多々あります。周囲の反対を顧みず自分の価値観で行動したに過ぎませんが、今、当時の自分の言動を客観的に見てみると精神的な未熟さを否定できません。

退路を断った私の行動に家族も親戚も戸惑った事だと思います。たまたま幸運の女神が何とかこれまでの乱暴な人生を支えてくれたのでしょう。しかし退路を断つと自分自身に言い訳をしても後戻りができません。自ら選択した姿勢を貫くしかないのです。

北里大学特別栄誉教授の大村智先生のヒストリーを目にして、成功された方にはそれぞれに退路を断った人生の選択があったことを理解できました。周囲の意見に反応して行動することは主体性がなく、いざという時に次の選択もできなくなります。

私は性格的に前向きで楽天的な面があるので精神的に落ち込むことも周囲ほどないのですが、家族には無鉄砲過ぎる綱渡りの人生で大変な精神的苦労を掛けたように思います。しかし塞翁が馬というのが人生です。できるだけ後悔しないことにします。

朝礼の言葉

2016-08-24 09:37:01 | Weblog
本日は弊社における朝礼の言葉をご紹介します。

 おはようございます。稲田です。
今朝は台風9号が関東地方に上陸するという予報で強い風と横殴りの雨が断続的
に続いています。空をはじめ陸の交通機関も午前中一杯はマヒ状態のようです。
さて、遥かブラジルのリオデジャネイロで開催されて17日間熱戦が続いた第
37回オリンピック競技大会も日本時間の本日午前中に閉会式が開催されます。

また国内では昨日、第98回夏の全国高校野球選手権大会も熱戦の中で幕を閉じ
ました。リオ五輪の最中にも拘らず、大会中における甲子園の入場者数も過去最
高に近い規模だったようです。
今年の夏は日本列島を襲う悪天候や猛暑にも関わらず、国内外ともスポーツの祭
典で大いに盛り上がりました。

スポーツの持つ魅力と若い力の可能性が存分に発揮された一大競技大会に私たち
もたくさんの元気をもらいました。

私自身も熱心に観た甲子園大会の試合は少なかったのですが、閉会式くらいは真
面目にと思い大会関係者の閉会式の話に耳を向けていましたところ、ある役員の
方が閉会の言葉で「強い人が勝つのではなくて、勝つ人が強いのです」と話され
ていたのが大変印象的な言葉として残りました。

リオ五輪の男子400メートルリレーで日本選手が史上初の銀メダルを獲得でき
たことも事実そうです。個々人の記録では外国勢に劣る全員が10秒台なのに、
4人のリレーになると、37秒60という驚異的なアジア新記録を出して五輪史
上初めて日本に銀メダルをもたらしたからです。

ソフトウェア会社でも、社員のチームが一丸となれば大手にも他社にも負けない
戦いができることを、この夏のスポーツ大会は証明してくれました。
JSPは得意分野を持った企業とコラボして、コーディネーター役を果たすこと
も目指していきたいと考えています。
是非ともチームワークで力を付けましょう!

では今週の格言です。

『失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になっ
た」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います』
                               松下幸之助

事業への志を学ぶ上で松下幸之助翁の遺訓は大変貴重です。単なる評論家の言葉
ではなくて、実際に事業で苦労して成功を収められた経験者の言葉だからこそ、
我々の耳にも響きますし、企業社会で生き延びて行く指針ともなります。
これからも皆で成功者の遺訓を一緒に学びましょう!

さて、愈々2020年に目がけて東京オリンピックのカウントダウンが始まりま
す。実は1964年の第18回東京オリンピックの金メダル数は突出して16個
という快挙でしたが、競技数も今回のリオ五輪は28競技306種目でしたが、
当時は20競技163種目でした。

オリンピックは金メダルを取ることだけが目的ではないのですが、国のレベルを
海外に日本の力として示すことのできる唯一の平和の祭典でもあります。
人それぞれの考え方はありますが、平和に対する日本の国際的な発言力にもオリ
ンピックのメダル数は少なからず見えない力を与えるものと私は確信していま
す。日本は世界的に見ても唯一平和をもたらすことのできる強い国だからです。

では長くなりましたが、今週もよろしくお願いいたします。


対馬丸事件

2016-08-23 11:41:04 | Weblog
昨日、22日は対馬丸撃沈事件72年目に当たる日でした。当時の犠牲者の鎮魂と子どもたちに平和と命の尊さを教え、事件を正しく後世へ伝えるために那覇市に記念館が建てられています。残念ながら戦後も遺品の引き上げが進んでおらず、たまたま別の船舶に積まれていた小学生のランドセル類や資料などが展示されているようです。

昨夜はその記念館で現在語り部をなさっている方の話を聴きました。その方は事件当時5歳で対馬丸での学童疎開とならず命拾いされたのですが、お姉さんは事件の犠牲者となり亡くなられています。お姉さんの魂を弔うとともに平和の尊さを子どもたちや記念館の見学者になどに語られているようです。

もっと我が国の近代歴史を詳細に紐解き、昭和の史実を学校教育の場でも躊躇せずに伝えるべきではないかと思います。満州国の歴史なども明らかにされることで、双方の国で歴史観が共有化されると、未来志向の交流も促進するのだと考えます。歴史を語ることができる生き証人の存在は大きいです。私自身もまだまだ勉強を続けたいと思います。

指導者

2016-08-22 11:34:18 | Weblog
世の中であらゆる分野に指導者はいますが、スポーツの世界でも指導者の良し悪しで勝敗が決まることは結果論として大体誰でも察しがつきます。しかし優秀な指導者を選ぶ先見の目を誰かが持っていないと、メンバー個々の能力がいくら高くても勝負に勝つことは難しいというのがリオ五輪や高校野球を観ていて客観的に納得させられました。

企業を例に考えても同じことだと思います。「敗軍の将、兵を語る」ような指導者の下では個々人の能力に問題が無くても実際の勝負には勝てません。指導者は企業でいえば経営幹部にあたると思われます。いくら学校の成績が良くても企業の中で指導者としての力を充分に発揮できる人は少ないし、企業内でもなかなか簡単には育ちません。

しかし会社が成長するためには、人を育てることのできる人が人の上に立つことは必須の条件です。つまり指導できる人がいるかどうかが勝負の分かれ目であるように思われます。単に仕事ができるだけで人を指導することはできません。指導者としての素質と謙虚な学びが欠かせませんが、人間力を備えた指導者的人材はなかなか見つけ出すことは難しいようです。


壁を乗り越える

2016-08-19 10:01:52 | Weblog
諺に「一念岩をも通す」という言葉があります。「中国選手の前に出ると緊張して自分の実力が発揮できない」と話していた日本男子卓球の水谷選手が、過去12連敗してきた中国の世界ランキング3位の許選手に、男子団体決勝戦でのシングルで猛烈なラリーに打ち勝ち、一矢(いっし)を報(むく)いて「壁を乗り越えた」とインタビューで話していました。

上位の選手の壁をぶち破るのは並大抵なことではありません。水谷選手は「目の前にいるのが中国の選手だと考えないで試合に臨んだ」と話していました。諺はどんなことでも一途に思いを込めてやれば成就するというという意味ですが、「オリンピックには魔物がいる」と言われて、選手たちは中々普段の実力を発揮できないのです。

特にスポーツの世界において相手を倒そうと考えて、力み過ぎると結果的に試合に負けてしまうことが多々あります。若い選手たちは大抵「オリンピックを楽しんだ」と発言するように、注目されるほど実力が発揮できる人もいるのです。私たちの世代とは全く逆で、人前でもあまり緊張しないようです。弊社での最近の若い社員をみても頼もしい限りです。


良い会社

2016-08-18 09:08:08 | Weblog
経営者として良い会社とは何かをいつも自問自答しながら毎日を送っています。社員は100名を超えて、パートナー様を含めると大変な人数となりましたが、皆よく頑張ってくれますし素晴らしい仲間たちばかりです。現在の会社の姿が一朝一夕にできたのでは決してありません。今も中小企業の一社ですが、社員のモチベーションの高さには誇りを感じています。

良い会社とは人を育てることのできる会社、そして社員の幸せを実現できる会社ではないでしょうか。我が社は若い社員に上から余り口出ししないで自由に仕事を任せています。自らが感じなければ学ぼうという気も起きません。本当に皆自主的て学びを広げてくれています。そんな社風が漸く形作られてきました。お客様にも感謝したいと思います。