世の中にはさまざまな記念日というものが存在しますし、多くの家庭でもそれぞれ催しを楽しまれています。今回の3連休は天候も最高潮に達し、連日の秋晴れの中で、多くの方にとって気持のいいお休みだったのではないでしょうか。今年の10月は、地域によって連日30度を超える記録的な気温に到達したようですが、朝晩はやはり秋らしさを感じます。愈々、これから美しい紅葉の季節が始まりますので、楽しみです。
私ごとながら、下の娘に留守番をお願いして、この3連休中に夫婦で上高地へ行ってきました。普段、体調も安定しない家内との小旅行は、「思い切ったら吉日」で当日決定することが年齢のせいなのか最近多くなりました。この時期は多くのバスツアーが旅行会社で組まれますが、今年も帰りの大渋滞を経験していましたので、自分たちで企画して出かけました。ところが朝起きてから周辺のホテル探しとなりますので、案の定予約は取れませんでした。
家内には、私から「行けば何とかなる」と言い含めて家を出ました。と言うのも、またドタキャンしかねないので兎に角出発することを優先しました。これまではバスで行くことが多かったので、新宿からの特急「あずさ号」は初めての乗車だったと思います。帰りの渋滞の予想を考えると、列車は時間も正確で、乗り心地も良い乗り物だと思います。松本駅に到着後、宿泊場所探しはちょっと大変でしたが、1件キャンセルが出たとの事で何とか予約が取れました。
松本城外ではちょうど全国そば祭りが催されていました。到着した時間は日も暮れ掛かっていたので、祭りも終了間際でした。長野に住む上の娘のおせっかいな指示に従い、取り合えずそばは食せずに松本城を写真撮影した後に他の食事処へ向かいました。お城見物の好きな私にとって、今回も残念ながら時間が遅く城内見物を逃してしまいました。
翌日、早朝から歩いて15分足らずにある(娘から有名だからと勧められた)四柱神社に参拝しました。ちょうど午前7時5分前でしたが、帰ろうとしたところ、お参りの常連らしい地元の方から、「7時から御祓いをしてくれるますのでどうぞ」と勧められて御祓いまで受けることができました。「良いことがありますよ」とおっしゃった常連の方の言葉通り、本当に後半で奇遇なことが起きました。
上高地は私たち夫婦にとって忘れられない場所ですが、結婚してから私たちも3度目の訪問です。まだ紅葉見物には少し早い感じでしたが、1500メートルの高地である上高地は木々の彩も鮮やかで絶景でした。「毎年、来よう」とその場では誓うのですが、遠距離でもあるし、なかなか来ないところでもあります。今年は、バス旅行も一度家内のドタキャンのために私一人で信州の旅をしましたが、上高地は入っておらず戸隠神社参拝が主でした。
最期に「良いことがある」というのは、帰りの列車で普段から極親しい方のご家族と隣り合わせだったことです。正しく奇遇で、あたかも四柱神社の願い事(上の娘が願い事が叶う神社だと話していました)が叶ったような気が致しました。万に一つも無いような誠に不思議な出会いでした。二日間でしたが、随分充実した日々だったように夫婦で感じました。
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