人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

明日葉

2021-08-31 16:45:23 | Weblog

皆さんは「明日葉」という植物はご存じでしょうか。もう10年位前でしょうか、故郷を訪ねた時に高校の恩師とお会いしたのですが、その時にたまたま明日葉の青汁を毎日飲んでいるという話を聴いたのです。私自身も「明日葉」という存在をその時に初めて知りました。実はその恩師は高校教師時代にはウェイトリフティング(重量挙げ)サークルや空手の顧問の先生でした。先生ご本人も重量挙げの大会に出たこともあったようです。体つきは女性のように胸が大きく膨らんで、生徒たちからも触られて先生自身も照れていたことを記憶しています。

肉体的にも極めて頑丈な先生が退職後に心臓手術をすることになり、心臓の一部は壊死状態だとお聞きして、驚きとともにその後の先生の体調がずっと気になっていたのです。先生はどこから耳に入れたのか、「明日葉」が体に良いという説を信じて自ら栽培しつつ服用されていました。今年、台風の影響が気になりお電話しましたところ、現在も毎日服用されていると聞きました。以前には一度私にも大量に大きな根のついた「明日葉」が荷物で送られてきましたが、我が家の狭いベランダではどうにもできず、不精な私は先生の優しいご厚意に応えることができなかったのです。

先日も小川糸さんの小説とドラマ「ライオンのおやつ」で明日葉の栽培をしているシーンが出てきましたが、本当に体の健康に良い植物なのだという事を再認識した次第です。私自身、熊本産の大麦若葉の青汁を今年から飲み始めました。

 

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マウントを取る

2021-08-30 15:01:09 | Weblog

最近、夫婦間の会話でふと出てきた言葉です。家内は本が好きなのでSNSの流行とともに最近顕著に現れてきたこの言葉を本で知ったのだと思います。私は恥ずかしながらこの言葉を直近まで全く知りませんでしたが、家内に言われて気になったので意味をすぐ調べてみました。マウントを取るという態度は自らが反省して人間関係において厳に慎むべきだと思った次第です。確かに夫婦の関係でも相手に対して常に優位性を持った強い態度に出る人が存在します。SNSの普及で自由にモノが言える時代となる以前から、人によっては平気で相手の心を知らぬ間に傷つけることもあります。私自身もこれまでの人生では人に言えないような多くの恥ずかしい経験もしてきました。人に自慢などとてもできませんが、遺書として自分の人生を家族のためにも書き残すことは必要と思って秘密ですが書き記しています。結果的には自分のことは自分の責任ですべて解決できるようにするしかないのです。人もそれぞれ違った人生をその人なりに歩んできていますので、自分が知らない人の経歴には心の中で敬意を示したら良いのです。人間関係をスムーズに運ぶためにもマウントを取らない人間を目指したいものです。

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潔くあれ

2021-08-27 15:24:38 | Weblog

連日、東京パラリンピックの日本代表選手たちの目覚ましい活躍が報道されています。同時に夏の甲子園全国高校野球大会も愈々準々決勝となっています。どちらもコロナ禍の暗いニュースばかり流れる中で、明るい話題を毎日もたらして国民を元気づけてくれています。もし、この夏に東京オリパラや甲子園の高校野球大会が全面的に中止されていたならば、この夏はもっと暗い雰囲気に毎日が包まれていたと思います。世の中には賛否両論ありますが、無事に終了して結果良ければすべて良しとしたいものです。欧米のゲームではチームのミーティングで時間をかけて議論して作戦に賛同したら、試合後になって異議やクレームは一切認めないそうです。日本では兎角あとになってあれやこれやと不満や愚痴を言い出しますが、事前に決めた以上は結果に関わらず潔くあれという事だと思います。東京オリパラも甲子園の高校野球大会も各試合では1回限りの勝負なので、メダルの獲得にも運不運がつきものだと誰しもがわかっていますが、最後は潔くとは言っても心の中で割り切れないことも多々あるのが勝負の世界です。ビジネスの世界にも通じることがあると思いますので、この夏の57年ぶりの歴史的出来事をこれからの参考にしたいものです。

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民主主義の揺らぎ

2021-08-26 15:54:25 | Weblog

アフガニスタンのガニ政権がタリバンの征服により倒れてほぼ1週間が経ちますが、連日同じような民衆の混乱ばかりが報道されています。20年前のタリバン政権は様々な民衆への縛りを行っていましたが、今後政権を維持していくには周辺国との関係を築くために強権的な政治は徐々に修正していくと思われます。アフガンの民衆の中にはガニ前政権の汚職に不満を感じている人たちも多かったようです。新政権ができて国内が落ち着くまでは時間がかかりますが、元には戻らないので現状を周辺国も認めざるを得ないのです。欧米諸国が長年にわたり様々な援助をしたにも関わらず、国内的には元の鞘に収まった形となってしまったのですが、ここでもコロナ対策同様に民主主義の弱点が見えてきた印象を抱かざるを得ません。民主主義だから何でも自由な行動を許してしまうと統制が取れなくなり、効果的な政策を打ち出すことが困難となります。今朝の早朝のNHKニュースで台湾政府が一時まん延したデルタ株を収束させて「感染者ゼロ」を実現させたことを知りました。しかし夜が明けた今朝の日本のメディアはその事に何も触れていませんが、海外の良い事例はもっと積極的に報道する姿勢が必要だと思います。アフガンにしてもミャンマーにしても国内で政変(クーデター)が起きましたが、根底にはその国独自の何か深く解決できない国家的な内情や問題があるからだと思います。天国の故中村哲医師はどのように現状を見ているのかお聴きしたいくらいです。 

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ソフトウェアテクノロジー

2021-08-25 16:12:04 | Weblog

コンピュータ業界に身を置いていると、時代とともにテクノロジーが変化していることを実感させられます。かつてはOSSも開発ツールとして疑問視されていましたが、現在はソフトウェア開発者の間で大変な人気です。つまりテクノロジーはオープンで、誰でもが自由に活用できるものであるべきなのです。言語やOSは道具なので、広く普及しなければ意味がないので無償化に向かわざるを得ないのだと思います。但しソフトウェア開発技術者はテクノロジーのトレンドを常に追跡して吸収しなければならない宿命にあります。JavaやC++もベンダー依存から、 又LinuxもUnixから派生してオープンソース化されてきました。歴史を辿るとテクノロジーの如何に急速な変化を遂げてきましたが、さらに対応していく若いエンジニアの有能さには頭が下がる思いが致します。話は変わりますが、デジタル庁のデジタル監(事務次官クラス)の人選がやっと決定したようです。元MITメディアラボ研究所長の伊藤穰一さんに代わる候補者に誰が民間人として任命されるのか注目していました。

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雑談

2021-08-24 17:17:00 | Weblog

人はいつも「タラレバ」で過去のことを後悔しますが、それが人の人生ではないでしょうか。「後悔先に立たず」の通り、あとから言動に対して後悔するのは普通のことです。ですから、なるべく後悔しないように行動を起こす場合には「石橋を叩いて渡る」のです。我が家は石橋を叩いても渡らない者と石橋を叩かずに渡る者とが共同生活していると家族で話しています。一方は成功もしないのですが、片方は失敗もあるが、たまたま運よく成功することもあるのです。どちらが良いのか難しいものですが、性格というものはなかなか変えられないものです。最初から答えが分かっていれば無理をすることはないのですが、目立とうとする人は自分を過信してしまうのです。無理は禁物なのですが、用心深くないので「タラレバ」の後悔となるのです。何のことを表現しているのかわからないでしょうが、物事に置き換えていただけば納得が得られるはずです。夫婦として長年過ごすと、お互いに反省して中央の「石橋を叩いて渡る」へ近寄ってくるものですね。できれば人生において後悔は少なくしたいものです。そんな気がしています。

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戯言

2021-08-23 11:10:07 | Weblog

 今日は普段あまりテーマに取り上げない内容に触れてみたいと思います。先週の土曜日、オンラインである対談を聴きました。そこで私なりに考えを整理したのですが、日本の総選挙において有権者の6割強が無党派層で、支持する政党がないというのが現実です。いわば第1党は無党派層で、与党の自民党は第2党、その他は少数野党という勢力図で久しく変わらないという状況です。これまで野党が度重なる離合集散を繰り返した結果、国民が安心して政権を任せられる政党として自民党しか現実的な選択肢がないのです。国民の大多数が国政に無関心となった政治家の責任は正に重大だと思います。英国もドイツもフランスも政権政党間の力は常に均衡して争っていますが、日本の場合は1強多弱という勢力図が変わらないために、結果が変わらない選挙へ投票にも行かない6割強の無関心派を作ったのだと思います。政党支持率は国民による長年の信頼を下に築かれるのだという事を、もっと政治家の皆さんには考えていただきたいものです。これからの日本の未来は若い無党派層に受け入れられる政策を国が打ち出せるかどうかに懸かっていると思います。

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百聞は一見に如かず

2021-08-20 13:02:05 | Weblog

20年間駐留を続けた米軍がアフガニスタンを撤退する予定ですが、既にタリバンが首都圏を制圧しつつあったことは現場で情報収集すればわかることですが、バイデン大統領は撤退を決断して準備を進めてしまいました。ベトナム戦争でも米政府は同じことを犯したのではないでしょうか。日本政府が仕掛けた太平洋戦争においても同様ですが、「机上の空論」という表現があります。つまり机上での一部の情報のみで戦略を判断することは極めて危険であるという事です。企業においても執拗に現場主義が唱えられるのは、現場に真実は隠れているからだと考えます。コロナ禍でテレワークが普通となり現場の把握も難しいですが、あらゆる通信手段によって現場の生の情報を集めることは大変重要です。リアルの現場では正にコロナ禍を避けながら現場の第一線で働いている人たちも多く、その方々のお蔭で生活経済が回っていることも理解し感謝しなければなりません。幾ら多くの情報を耳で聴いても実際に視覚で確認しなければ本当の真実はわからないものです。私自身の反省も含めて、リーダーはもっと現場に近い所で最新の情報を知る必要があります。

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為替の話

2021-08-19 19:36:58 | Weblog

在宅在宅勤務も慣れてきたせいか出社しているのと同様に一日があっという間に過ぎています。在宅だと一日が過ぎてすぐに夜になり、ブログを書きそびれてしまいます。ということで、中身のない本日のブログとなりましたがお許しください。古い話はいくらでも書けますが、昔話をしても若い人には興味がないのではと書くのを躊躇しています。

今日たまたま思いついたことは外国為替相場のことです。日本の為替相場が対ドルで110円前後で推移していますが、もっと130円~150円にでもならないのかと思うのです。私が子どもの頃は1ドル360円で海外旅行など高くて行けないので、「兼高かおる世界の旅」をテレビで楽しむのが関の山でした。その後1985年のプラザ合意で210円、さらに貿易収支が問題となり円高は進み、80円を切る超円高となって、製造業をはじめとする輸出企業は工場を海外へ移転する事態へと変わりました。国内が空洞化した原因は円高にあります。

しかし現在、日本の競争力は先進国の中でも低迷し、隣国の韓国より低くなっているのです。かつて中国は日本よりGDPも低かったのですが、現在の日本は中国の足元にも及びません。日本人の平均賃金もこの20年間で諸外国は2,3割上がっていますが、日本は下がっている傾向です。だから為替が今の水準だと海外との競争に負け続けるような気がするのです。

 

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変化の時代

2021-08-18 18:46:32 | Weblog

コロナ禍で感染者数を抑え込むことも困難な中で国内の企業業績を眺めると、意外に検討しているところが多いように思います。巣ごもり需要が増えているのは自粛生活していて実感しています。自宅にいると夏場は殺虫剤を使ったり、色んな入浴剤をお風呂で試してみたり、自宅での巣ごもり生活を楽しんでいる方が多いのではないでしょうか。食料品もお米から材料までかなり家庭での需要が増えています。確かに飲食業は1年以上も外食が抑制されている関係で経営が立ち行かない状況だと想像しますが、全体で経済を上向かせることで公的な支援も十分に行えば、ある程度は苦境時も経済のバランスが取れるはずです。残念なのは、国のコロナ政策が緩めたり締めたり延々と続いているので、事業者も国民も政府の惰性的な対応に疲れてしまっていることです。今日、たまたまベトナムを代表する企業集団の話を聴く機会がありましたが、国のコロナ対策が早め早めにしっかりと実践されいることに驚きを感じました。もっと我が国は他国の手法に学ぶべきではないでしょうか。兎に角、全体の経済を盛り上げることも優先して取り組むべき課題だと考えます。大きな変革(変化)の時代がすぐそこに接近しています。

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