人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

日本の変化

2023-09-29 15:35:24 | Weblog
関東大震災朝鮮人虐殺事件の真実が浮き彫りにされ今年大々的に報道されましたが、78年前の原爆でも多くの在日韓国人が犠牲になったことも報道され、日本国民だけではなく当時の在日韓国人を弔うため日本の団体が韓国を訪れたというニュースも拝見しました。岸田政権になって日韓関係が漸く融和の道を歩み始めたことを快く感じます。何を言いたいかと申しますと、漸く日本人も真実を堂々と暴露しやすい国になったということです。

また昨日は水俣病訴訟の地裁判決で原告側が勝利した歴史的ニュースにも注目しました。熊本県出身の私も小学生の頃から関心を持っていた水俣病の被害ですが、未だに裁判が続いていたこと自体大変な驚きでした。地裁の女性裁判長による判決は半世紀以上の長い裁判に終止符を打つような画期的なものでした。加害者である国の完全なる敗訴ですが、被害者の為にも上告は断念してほしいものです。

高度成長時は企業による工業排水による原因不明の公害が絶えませんでした。日本各地で公害被害者による訴訟のニュースは大問題でした。私も上京した頃は京浜工業地帯の工場の煙突からの排気と都心部の自動車の排気ガスで、一日で鼻の中が真っ黒になっていました。当時は東京湾も汚染された海で魚も食べられないという噂が流れていたくらいです。今日は環境庁が設立され環境対策が進み東京湾の海水もきれいになりました。水俣湾も同様です。

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事業の承継

2023-09-28 13:19:47 | Weblog
 今から30年くらい前はまだ若かったので同業他社や異業種との交流に日夜明け暮れていました。あれから30年くらい経ちました現在は、当時は若き経営者同志として良きライバルでありながら、お互いに切磋琢磨して日夜会社経営に励んでいた仲間たちの姿が殆ど消えてしまった感があります。私自身が人並み以上に長く経営に携わってきた証です。

しかし、人間は誰しも年々高齢化することには変わらないので、経営者としても自らの任期に区切りをつけて将来世代に事業を引き継ぐことが大切です。私自身も10年以上前から多くの関係者の皆様から事業の承継についてその都度問われてきました。ゼロから立ち上げてきた会社をどのような形で次世代へバトンを渡すかが経営人生において最大の課題でした。

これまで私自身、多くの方々から様々なご支援とご協力を戴き、幸運にも弊社は弊社なりに成長と発展を続けて今日があります。気が付きますと外部からも高く評価される企業にまで到達することができました。まだまだ弊社は成長過程ですが、私自身が元気なうちに次世代へ経営を引き継ぐことで更なる成長と発展を期待しております。
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善は急げ

2023-09-27 14:51:51 | Weblog
タイトルはご存じの通り、「良いと思ったことは、ためらったり躊躇したりせずに、すぐに急いで実行するべきだということ」と解釈されています。「思い立ったが吉日」「鉄は熱いうちに打て」とか同じ意味で表現しますが、人生は常に決断の連続であり、あまり考え過ぎても必ずしも良い結果になるとは限りません。実行することで先の風景も徐々に見えて、より良い方向性も定まるものです。

「後悔先に立たず」とは、何かしてしまった後で悔やんでも、もうすでに取り返しがつかない、ということもありますから、事前に熟考すべきことは勿論です。人生はそのような事の繰り返しですから経験を積む上でも実行を重ねることは咄嗟の判断力も養います。物事を迷ったら、三方良しかどうかをじっくり考えてみると間違った判断も少なくて済みます。

「時は金なり」ということわざも、時間はお金と同様に貴重なものだから、決して無駄にしてはいけないという戒めの言葉です。人の成長をみると驚きますが、自分自身も同じように老化していることに無関心なことがあります。1週間、1か月、半年、1年などあっという間に過ぎ去ることを誰しも毎年感じています。「善は急げ」もチャンスは限られているから機を逸するなということなのでしょう。   
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千灯明

2023-09-26 09:43:49 | Weblog
昨日の9月25日、日めくりのカレンダーに太宰府天満宮・千灯明と記してありました。本年も9月21日から25日まで福岡県の太宰府天満宮で菅原道真公ご在世の往時を偲び、御神霊をお慰めするとともに、国家の平安、さらには五穀豊穣を感謝する秋祭りとして神幸式大祭が行われています。太宰府天満宮で最も大切なお祭りです。往古の店頭を継承するこの「神幸式大祭」は、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。

昨日の9月25日はその最終日で、千灯明が太宰府天満宮の一帯に灯されます。実は私の母が生前に太宰府に住んでいましたので、コロナ禍の何年か前に法要のため母が葬られているお寺に伺った時、千灯明の行事の日に偶然重なったのです。母の命日は本日9月26日ですので、昨日の事ですが、ちょっと太宰府天満宮の千灯明の事に触れてみました。たまたま妻が千灯明の事を覚えていましたので、私もあらためて調べ直して漸く思い出したのです。

太宰府天満宮は菅原道真を祀ってありますが、学問の神様として有名で国内やアジア各国からの旅行者が大勢訪れます。福岡県内の多くの小中高生も受験シーズンになると太宰府天満宮へ祈願に参拝しています。太宰府は菅原道真の伝説で梅園でも有名なところですが、ここでは歴史については省略します。境内で軒を連ねて販売されている梅ケ谷餅が大変有名で私も時々取り寄せて賞味させていただいています。皆さんも是非ご試食ください。
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関取の思い出

2023-09-25 14:56:25 | Weblog
子どもの頃ほどの大相撲ファンではなくなりましたが、毎場所各関取の星取表には着目しています。昨日、千秋楽を終えた秋場所にも若い有望な力士の活躍が目立ち、これからの大相撲が楽しみです。私が生涯で一番大相撲に熱を上げていた頃は小中学時代でした。今では先輩方しかご存じではないと思いますが、大鵬、柏戸が全盛期の柏鵬時代です。特に当時は横綱大鵬の大ファンでしたが、大鵬が引退しても親方になった大鵬に対する思いは変わりませんでした。

成人してからの新婚旅行時には大鵬の出身地、北海道弟子屈の大鵬記念館も訪ねてお兄さんと記念撮影したこともあります。大鵬はロシア人の父親と日本人の母親の間に生まれ、苦難の幼少期を過ごした人です。大相撲の歴史に残る偉業を達成したばかりでなく、人間的にも大変尊敬できる大相撲会の第一人者であったと思われます。双葉山に並ぶ連勝記録がストップをかけたのは戸田という関取ですが、軍配の差し違えが後に判明したという事実がありました。

それ以来、微妙な勝敗の判定にビデオテープが採用されるようになったのです。後に大鵬関は「横綱である自分が微妙な負け方をしたのが悪い」と自らを反省したのです。当時の横綱は格下の相手と相撲を取る時には堂々と胸で相手の出足を受け止めていましたので、はたき込みという技は横綱にはあり得ませんでした。頭で相手はもろにぶつかってきますので、取組後いつも横綱の胸は赤くミミズ腫れのようになっていました。
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透明性

2023-09-22 17:42:14 | Weblog
 「日々新たなり」という言葉が大好きですが、人は絶えず時代とともに進歩していくものです。しかし、現実は古いしきたりに縛られて考えが硬直していることを自ら気づかないこともあります。身内でもない限り、他人は他人の事まで是正してくれるわけではありません。その点、弊社の組織には壁が無く、お互いに何でも気軽に自分の意見を言える環境づくりを目指してきました。

お蔭様で若い社員の皆さんが自主的にチームを作って社内外の活動を積極的にやれるような環境になりました。人は人から言われて動いても達成感は感じませんが、自らが行動を起こして社内外に知的活動が広まれば手を挙げた人もやりがいを感じるものです。何事も人の為になればという発想を持つことが大切だと考えます。

自分の利益ばかり追求して、人を犠牲にしていることに気が付かないのは言語道断です。お客様の事を、自分たちの事以上に優先的に考えて行動することができれば不祥事に発展する事態になることはあり得ないはずです。もし間違った行動を見かけたらお互いに即座に指摘し合うようにしましょう。常に透明性が必要で、絶対に見て見ぬふりをしてはいけないのです。
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生き方の極意

2023-09-21 13:58:55 | Weblog
今朝のラジオ深夜便の「私終いの極意」というテーマで、今年7月で古希を迎えた歌手の研ナオコさんが出演されていました。世代が違うと知らない方も多いと思いますが、若い方にも結構人気があるようです。過去を振り返らないで常に前を見て生きてきたと話していましたが、年齢をまったく感じさせない元気なトークに、ラジオを聴いているこちらの方が逆に元気をもらえた気がしました。

彼女が投稿するユーチューブ動画サイト「研ナオコチャンネル」は再生回数が600万回に及ぶそうで、すっぴんの素顔からメイクしていく様子や仕事現場の裏側などを紹介したり、あけっぴろげな性格が多くのファンの人気を集めているようです。まだやり切っていないことが沢山あり、200歳まで生きる目標で多くの仕事を続けたいと話していました。

寿命はひとそれぞれなので、人生の歩み方もそれぞれ違って当たり前で、単に年齢だけで他者が他人の人生に区切りをつけるのも如何なものかと考えます。過去の経験があって初めて次の段階で活かされることもあります。今も変わらぬ笑いを引き出す素顔の研ナオコさんの生き方の極意は誰にも参考になるのではと思いました。
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31年ぶり

2023-09-20 19:37:23 | Weblog
失われた30年と言われる中で、地方の基準地価が31年ぶりに上昇しているようです。31年前はバブルの絶頂期で、地価の高騰が地方にまで及び、次々と不動産価格などに転嫁されていた時代です。そのしわ寄せで日本経済は長らくマイナス成長が続いたわけです。しかし、日本は漸く30年の時を過ぎてデフレ経済から脱却したようです。

特に、ここ20年くらい前からのIT革命により情報量が急拡大して情報の武装化を世界が競う時代となりました。同時にセキュリティが情報漏洩を防ぐ必然のツールとなってきたのです。おそらく地価の高騰は部分的だと考えます。つまり、デジタル技術により付加価値の分散を実現できれば地価などのバランスは維持されると考えます。

日本は人口減の時代に移っていきますが、有難いことに金融資産は過去最高の2000兆円を超える蓄積となっているようです。この資産を海外で運用していく時代が到来しているのか、各国の金融の世界での動きが注目されています。これからの若い世代には生成AIを同時に活用して情報を取捨選択し、有益な情報で新しい価値を是非見出してほしいと考えます。
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備えあれば患いなし

2023-09-19 15:50:26 | Weblog
 9月も下旬に入り、秋分の日(23日)も間近となりました。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、2023年の彼岸入りは9月20日で彼岸明けは9月26日で、残暑も秋の彼岸を境に何とか和らいでほしいものです。巷ではマクスの着用もかなり減ってきましたが、コロナとインフルエンザが同時に流行しているため、調剤薬局や市販薬局でも薬が不足している状況とのことです。

体調不良で会社を休むことなど滅多にない私ですが、先週の土曜夜くらいから急に発熱と咳が出始めて遂にコロナ陽性かと思いましたが、コロナ特有の症状もなくインフルエンザに感染したかと考えました。3連休で医療機関も休みの為、自宅にある医療用の解熱剤や市販薬など使用しつつ、一方でアイスノンや氷枕を間髪入れず使い続け、水分補給にポカリスエットと完全な防備を施したつもりです。

結果、3連休最後の月曜日の朝からは38度以上あった体温も徐々に下がるとともに咳も少なくなり、夕方にはさらに体調が快方に向かいました。本日は体調不良の原因を知るために医師の診察を受け、検査したところ幸いにも単なる夏風邪ということでした。薬は常備薬として自宅に置いておかないと、いざという時に対処できないものです。かつてお世話になった越中富山の薬売り行商人のことがふと浮かんできました。
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アレ(ARE)

2023-09-15 16:36:21 | Weblog
昨今、元気が出ないニュースばかりでしたが、昨夜の阪神が巨人を破って18年ぶりにセリーグ優勝をしたニュースは日本中が最高に盛り上がりました。最近は私もTVで米大リーグの試合ばかり見てきましたので、昨日は久しぶりに日本のプロ野球をたまたま観戦したのが、岡田監督就任1年目で阪神が優勝マジック1となり、最短で優勝を賭けた1戦である阪神対巨人戦でした。

「アレ(ARE)」という流行語も昨日のニュースで初めて知りました。岡田監督をTVで拝見したのも久しぶりでしたが、野球界で刻まれた年輪の素顔に現役時代の面影をふと思い出してしまいました。あらゆるスポーツは応援する人を元気づけてくれます。私もスポーツ好きで日本選手が登場するスポーツの国際試合は大抵TVですが観戦しています。

弊社も漸く大所帯になってきて社員間のスポーツサークルも活発になってきています。普段、身体をあまり使わない仕事なので、スポーツは仕事のストレス発散にもなるので私自身も自社のスポーツサークルを応援しています。スポーツが苦手な方ならば、文芸も含めていろんなサークルを積極的に立ち上げてくれることを期待しています。サークル活動は最大のコミュニケーションとなります。
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