日本人はデザインセンスが世界で一番あると言われているそうですが、日本人にインタビューすると自分にはセンスがないと思っている人が大多数のようです。謙虚なのか自信がないのか、おそらく自分自身を人前でアピールすることが苦手なのではないでしょうか。
これは日本の学校教育や家庭教育に問題があるような気がします。古来、恥の文化があるからだと思います。やはり小・中学校時代から、誰にでも自分をアピールする習慣を身に付けさせることが大事なのだと思います。
デザインセンスを身に付けるためにも、義務教育の中で芸術や文化に幼少時から触れる機会を教育環境の中で与えて上げなければ、子どもの潜在能力を発掘するのは難しいと思います。私自身も子どもの頃はデザインを描くことに大変興味がありましたが、いつしか埋没したようです。
ITは見えないモノづくりですが、見えないアイデアやインスピレーションの能力を育むには、子どもの頃から右脳を刺激するき教育的な導きが必要ではないかと考えます。詰め込み教育も必要ですが、もっと自分であらゆる事象を考える力と自己主張する力を継続的に育てなければならないと思うのです。
本日、たまたまデザイン思考の講習会へセンスのない頭脳で参加したのですが、ワークシートの作成など実習があり、最年長の参加ながら自らのアウトプットの脆弱さを実感させられた次第です。これからでもボケ防止に少しは右脳を鍛えなければなりません。