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人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

やまと尼寺

2020-06-30 15:48:38 | Weblog

子どもの頃に祖父より「僧侶にならないか」と問われたことがあります。私は幼いころから仏様によく拝んでいたので、その話をされるのが一番嫌いでした。農家なのでまさかとは思うのですが、誰でも修業を積めば僧侶としての道も開けるのかもしれません。

実は週末に楽しみにしている「やまと尼寺 精進日記」というTV番組があります。住職と副住職、それに修業している女性の3人の生活風景のドキュメンタリー番組ですが、3人の女性の日常会話がいつも微笑ましいのです。

食事は確かに精進料理なので肉や魚は出てきませんが、結構美味しそうな料理を皆で手分けして作るのです。私は年季の入った住職のファンですが、お寺の大黒柱なのに意外と茶目っ気もあり、周囲からも親しまれている人なのです。

時々、ご近所でご主人が無くなり一人住まいの女性も加わり、4人でも会話も食事も和やかで楽しそうです。あの幸せそうな3人の光景を見ていると僧侶の仕事もまんざらではない印象を受けます。

奈良県の山中にある1300年くらいの歴史で由緒ある観音寺のようですが、長年地域に溶け込みながら日々を檀家とともに存在する日本の数々のお寺は人々にとって大切な場所だと感じた次第です。

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薬売り

2020-06-29 14:59:24 | Weblog

子どもの頃、田舎に回ってくる富山の薬売りの事を思い出しました。

たまたまTVで100年以上も続く富山の置き薬売りの放送を目にしたのです。未だに各家庭を戸別訪問する富山の薬売りの仕事が続いていることに驚いたのです。

家内も同世代で田舎育ちなので、薬売りの人から風船をもらったことなど記憶していましたが、当の私は年に1度くらい富山から遥々訪ねてくる横井さん、森さんという薬売りの人の名前まで記憶していました。

都会からやってきたという上品な身なりの印象の薬売り人で、農民に気さくに声をかける商人としての丁寧な態度には驚くばかりでした。

薩摩藩の島津久光公が富山藩の薬売りを通じて北海道の松前から昆布を隠密に運んだという逸話も大変興味がありましたが、全国的に網羅された富山の薬売りネットワークの仕組みは近代歴史においても大変注目に値します。

江戸時代の車もなかった時代の出来事ですが、令和に至る現代でも、未だに延々と商売が受け継がれていることに大変驚きました。

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差別

2020-06-26 11:23:31 | Weblog

今、アメリカでは人種差別に対する批判の声が顕著に高まっています。

アメリカ大陸発見のコロンブスの銅像も、黒人迫害の歴史的批判で撤去されたり、アメリカ映画で不朽の名作とも言われている「風と共に去りぬ」に対しても批判の矛先が向けられているようです。

日本でも差別が過去には問題視されたこともありましたが、現代社会ではほとんど聞こえてきませんが、移民大国アメリカでは長年の人種差別的なしこりが、未だに解決されていないように思われます。

何故、そこまでエスカレートして時代をアメリカ国民が遡らせるのか不思議に思いますが、人種差別が如何に人々の心を傷つける深刻な問題であるかということだと思います。

確かに「風と共に去りぬ」の中では黒人差別が見られますが、南北戦争時代の出来事を題材にした古い名作映画なので歴史を知る意味では極端に避けることはどうかと思います。

時代を振り返るとどこの国でも過去には大なり小なり各地で身分差別は存在しました。しかし、それを乗り越えて今の時代があります。

歴史は歴史で貴重な史実として理解し、過去の反省の上により良き社会を構築してきたわけなので、あまり文化・芸術の面まで否定するのはどうかと思います。

しかし、未だに彼らにとっては深刻な国内問題として存在しているようです。

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株主総会

2020-06-25 16:35:11 | Weblog
今日6月25日は多くの大企業で株主総会が開催されましたが、コロナ禍で出席人数を限定してのWEB総会も多かったようです。
 
まだ株主の質問を歓迎する総会であればいいのですが、議案を会社側でスピーディに議決したいために、総会が形骸化している印象もぬぐえないような企業もあります。
 
そのような企業は闇が解明されず、後々粉飾経理が発覚して不祥事を起こしたりするものです。
 
総会は出席した株主に経営の審判を仰ぐものであり、常に透明性であり、開かれたものでなければなりません。
 
経営は山あり、谷ありが普通ですので、株主にわかりやすく事業の経過説明をしなければ経営陣の信頼感は得られません。
 
株主は企業価値を高めてくれることを期待して企業へ投資しますので、もし株主を偽ったら株主代表訴訟を起こされても仕方がありません。
 
しかし、それ以前に経営者として株主の信頼を裏切ることになりますから当然、経営者として失格だと認識しなければならないのです。
 
直近では関西の公益法人で起きた事件のニュースがありましたが、中小企業としても長期政権だからこそ、総会においても常に襟を正す姿勢が必要だと痛感する次第です。
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ウォーキング

2020-06-24 13:59:15 | Weblog

在宅勤務が常態化する中で、このところ朝の余剰時間を活かして早朝ウォーキングを始めました。

毎朝4時に起きてもラジオを聴くくらいで、普段は特に運動らしきことはしていませんでしたが、在宅で通勤時間が浮いたので運動不足を補う意味でもウォーキングを始めたのは良かったと思います。

若い頃は早起きが大の苦手で、学生時代の新聞配達の仕事は苦労しましたが、この歳になると早起きが苦痛ではなくなりました。

朝のウォーキングは車も少なく、人通りもまばらで、歩きに集中できて良いと思います。約1時間のウォーキングですが、かなり速足なので結構汗もかきます。

帰宅してシャワーを浴びて、TV体操を行った後に朝食を摂るのが最近の日課となりました。

夏は早朝でも日差しが弱く、速足で歩いていると暑さは全く感じません。

季節の花や鳥の声など、これまで普段経験しなかった地域の自然を味わう機会に恵まれた気がします。

「早起きは三文の徳」と昔の人が何を意図して言ったのか知りませんが、体調良く起床して、朝からウォーキングに時間を使える日々に感謝しています。

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教育

2020-06-23 12:39:00 | Weblog
かつて高校時代の頃に旺文社の大学受験ラジオ講座のお陰で受験勉強を田舎でも経験出来ましたが、実際の受験競争の厳しさを実感したのは上京してからでした。
 
予備校も書店も都会と違って近くに存在しないので、当時の高校時代はラジオ講座が唯一の現役の大学教授による直接の受験指導でした。
 
今、オンライン教育がコロナ禍の下に議論されていますが、学習塾や受験予備校のオンライン授業が日本全国各地で聴講出来たら、地方の生徒たちにとって都会と同等の教育環境が得られると思います。
 
都会と地方で教育格差があるのは今に始まったことではありませんが、ネットが普及した現代こそ、どこにいても自由に同レベルで進学講座が受講できる環境が整備されてしかるべきです。
 
教育も医療もデジタル社会が当たり前の現在では、既存の枠組みから脱皮できず、ICTの利活用が諸外国に遅れているのが現状ではないでしょうか。
 
弊社も先ずは地方に雇用を作り、家族が地方で豊かに暮らせる環境づくりを目指していきたいと考えています。
 
コロナによるテレワークの拡大は、人が地方に移住するとともに地方創生のチャンスだと思います。
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時間

2020-06-22 16:28:17 | Weblog

テレワークが増えて、週明けの月曜日の全体朝礼をどのような手法で実現するかと考えていましたが、社内からの提案でリモートツールを使った自社オリジナルのモーニングショーを開始することにしました。

某ツールは同時に100名までという収容制限がありますので、基本的には部門を週ごとに分けて実施しますが、従来通りメールとグループウェアには掲載するようにしました。

LIVE配信は初めての経験ですが、これまでは一部の社員のみのリアル朝礼でしたが、これからは全社員に向けて同時に配信できるので大変便利です。

今朝は出社して準備しましたが、これまでは通勤時間も当たり前の感覚でしたが、往復の通勤時間は一日の労働時間の30%以上を割いている計算になることが分かります。

私の場合でも在宅であれば7時半にはデスクに着きますので、これまでの40%以上は時間を有効に使えます。これから出勤と在宅を上手に活用すれば、若い方たちだけでなく、中高年層の働き方も生活様式も大きく変わると思います。

しかしテレワークにおける様々な課題も今後出てくるでしょうが、日本が少子高齢化社会を乗り越えていくためには、テレワークが当たり前だという働き方を企業が認識することです。

これから先は労使ともに限られた余剰の時間を工夫して行かざるを得ないと思われます。

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新型コロナ禍

2020-06-19 11:39:24 | Weblog

かつて幼少の頃にツベルクリン検査で陰性だと抗体のワクチン接種がなされて、陽性で結核菌を保持することによって結核感染を防ぐ処方を受けていました。

新型コロナウイルスの感染拡大を長期的に阻止するためにスウェーデン政府が取った対策は、国民全体に新型コロナを感染させて抗体を持たせるというものです。

結果的には多くの死亡者を出しながら抗体を無理に持たせたことになります。

私自身はスウェーデン政府が施行したコロナ対策が、かつて我々が受けたツベルクリン検査にも似たような印象を持ちましたが、ワクチンが開発されていない中でスウェーデン政府が取った方針には未だ納得がいきません。

陰性だと陽性者からの感染の可能性がありますので、徹底的に陽性者を一定期間隔離して陰性者の感染を防ぐしか方法はありません。

日本はまだ海外に比べて感染者が少ないと言われていますが、実際はPCR検査等の数が少ないので国民全体が陰性か陽性かの判断は難しいと思われます。

欧米諸国の感染拡大は顕著でしたが、その後の新規発生者の数を減らす対応策を取ったに過ぎないので、又いつ感染が再び拡大するか誰にも先行きの予測は難しいものと思われます。

日本は海外と比較して感染しての死亡者数も少ないですが、感染拡大の山が諸外国と比べて低い水準で保てたのも国民の意識が深く関係していると言われています。

新型コロナ禍においても「喉元過ぎれば熱さ忘れる」事態にならないことを祈るばかりです。

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競争力

2020-06-18 08:59:52 | Weblog

今朝も早朝ウォーキングに出かけてきましたが、過去にブログで何度か取り上げてきましたが、驚くべきなのはH社やB社やS社など、世界的な日本の大企業の工場跡地が広大なことです。

大手製造業各社の現状は、経済のグローバル化とともに為替の円高に耐えるため、国際競争力上どうしても国内生産では立ち行かないことを意図しています。

代わりに広大な敷地には製薬メーカーの研究所や物流倉庫群が跡地利用として活用されるようです。

日本は中国やベトナムと同じ産業形態では成り立たないので、知的集約産業を世界から人材と共にM&Aにて集約させるしかないと思うのです。

日本国内には、世界を駆け巡る営業戦略と開発拠点を束ねる司令塔の役割こそが必要です。

残念ながらデジタル技術はガラパゴスで時代の変化に乗り遅れてきましたので、未来への課題は山積しています。

産業の高度化とともに、動かない行政のデジタル化を牽引していくのが政治のリーダーシップではないでしょうか。

他国の後追いでは国は豊かにならないと考えます。

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関係(Relationship)

2020-06-17 13:01:00 | Weblog

他国への内政干渉は控えるべきだとつくづく実感します。

昨日の北朝鮮によるケソンの南北連絡事務所の爆破事件には驚きました。

韓国在住の脱北者によって北朝鮮批判の中傷ビラを飛ばしたことが引き金となったようですが、互いに内政干渉することの影響が大きいと言えます。

人間関係も同じで、他人を誹謗中傷することでお互いの関係が上手くいくはずがありません。

国と国、人と人との関係は自国や自分の考えを述べる前に、相手の考えに耳を傾けるとともに、お互いに立場や違いを認め合うことが大切です。

外交が順調に進まないのは、首脳同士が他国に依存して、当事者同士が直接の対話を継続してこなかったからではないでしょうか。

人間同士の関係にも同じことが言えます。離れていれば自分に都合のいいように解釈して、陰で相手を批判したりするものです。

人を介した批判は回りまわって紆余曲折に変化して、いつの間にか自然に相手へ変形して伝わったりするものです。

できれば直接相手に対して相手の立場を考えて、直接に助言してあげるのが一番良いでしょう。

国と国との外交も、人と人との関係も基本は同じだと思います。

いろんな国、いろんな人との対話を積み重ねることで、お互いの信頼関係は築かれるものです。

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