人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

年度末に際して

2018-03-29 21:46:45 | Weblog
事実上、本日の営業日で今年度が終了となります。毎年、美しい桜が年度の幕引きと幕開けの役目を果たしてくれますが、この年度末は人々にとって感慨深い時期でもあります。それは様々な場で現実との別れがあるからです。しかし、一方では新たな人生の始まりもあります。瞬く間に1年は過ぎ去りますが、その中でも様々な出来事があり、また大きな会社組織であれば年度末には異動や転勤など人の動きも発生します。弊社の場合は職場の異動はあっても特に転勤は無いので、物足りないと感じる人がいるかも知れません。実は私の知人で、23年ぶりに故郷の土を踏んで、この4月1日から故郷で再び小学校の教員として教壇に立つ方がいます。ご本人は母親がいる故郷で教師の仕事につく事が念願だったようです。中々珍しいことですが、理想的な親孝行が叶ったと言えるでしょう。戦後世代を含め、親元を離れて都会へ多くの方が出てきていますが、一旦仕事と家庭を持つと人間は簡単に故郷へ引き返すというわけには行きません。現実は、そうこうしている内に親もいなくなり、故郷と離れて都会が永住の地となる方が多いのです。Uターン現象という言葉も最近はあまり聞かなくなりましたが、おそらく多くの団塊の世代が都会での定住を決めたからでしょう。地方の活性化を私たち地方出身者は忘れるわけにはいきません。今後も出来る限りのことを、故郷と連携しながら考えていきたいと思います。
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ムハマド・ユヌス

2018-03-29 14:02:32 | Weblog
昨日、どこかの番組でムハマド・ユヌス氏の語りを聞きました。日本の団塊世代の方に是非、聞いてもらいたい内容の話でした。人間には退職というものはなく、世の中のために、自分に出来ることで、なるべく働き続けることが大事だと話していました。個々人、歳の取り方にも違いがあるのに、年齢で勤労年数を区切ること自体がおかしいということでしょうね。年齢より10歳以上も若く見える人も世の中にはたくさんいますし、逆に歳の割には考え方も行動も老けている人も見かけます。ムハマド・ユヌスは2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラディッシュにあるグラミン銀行の創設者ですが、「2030年までに貧困ゼロを目指す」という貧困なき世界を目指す銀行家でもあります。ちょっとしたインタビューでしたが、テキパキとした話しぶりに77歳とは思えないようなエネルギーを感じました。また別のチャンネルでは80歳の加山雄三さんが出ており、群衆から「若大将」という声が聞こえていました。まだ若い我々も夢を捨てないで、爪の垢ぐらいでも見習いたいものです。
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シンポジウム

2018-03-28 17:36:05 | Weblog
本日は終日、国際シンポジウムの聴講のため、ゆりかもめで船の科学館まで乗車しました。東京ビッグサイトでイベントが開催されると混雑で座る座席などありませんが、今回は往復ゆりかごめで座って行けました。都内の桜は満開で来週には散るだろうと思えるような咲き具合でした。シンポジウムは総務省主催による5Gに関する内容のものでしたが、さほどの混雑ではありませんでした。2020年の東京五輪まで2年余りしかありませんが、5Gの社会インフラが、来るべき日本の超高齢化社会に貢献することを関係者である我々の業界も注視せざるを得ません。やや自信喪失感のある我が国ではありますが、官民連携で今一度世界を牽引していくリーディングインダストリー役を担うことを期待しています。
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雑談

2018-03-27 10:46:36 | Weblog
インフルエンザ予防接種の効果もそろそろ切れるこの頃ですが、祝日を挟んだ先週は風邪気味で夜に咳が止まらず、遂に掛かりつけの医者から薬をもらう羽目になりました。ちょうど1週間になり少しは落ち着きましたが、まだ投薬は続けているところです。お陰様で風邪で会社を休むことも無く、変わらず元気で通勤できて幸いだと思っています。さて話は変わりますが、今朝の通勤の途中に川沿いの桜の開花状況を見てきました。桜はあっという間に開花して2週間も掛からずに散ってしまうので、毎年この時期は年月の経過と共に名残惜しい感情に浸されます。来年度も良い1年であることを願うばかりです。
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トランプ政策

2018-03-23 20:14:00 | Weblog
トランプ政権下で22年ぶりにUSTRによるスーパー301条が中国へ発令されました。合わせてWTOへ著作権侵害で提訴もなされる見込みです。市場は暫く乱高下が続くと思われますが、何故、好景気の米国で年3回の利上げも実施されているのに政策的には不思議です。我が国もこれまで80年代にプラザ合意後の円高やスーパー301条で米国に散々叩かれました。米通商代表部カーラー・ヒルズ女史の名前は今も忘れられませんが、今回は対中国に政策が集中しているようで、今後の経済情勢は不透明感が漂います。かつて日本企業がアメリカの魂まで買うと恐れられましたが、米国は今の中国も3〜5年後には米国を超える経済大国になりかねないと危機感を抱いているものと思われます。このままだと30年前の貿易関係に後戻りするかも知れません。
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止める勇気

2018-03-22 08:41:42 | Weblog
異常気象の昨日から一夜が明けた今日は早朝にちょっと青空が見えました。昨日は低気圧が中部から関東地方を蔽い、桜も開花しようとした彼岸の時期なのにあいにく天候は降雪日和となりました。天候が荒れ狂った後に、うって変わって日和が良くなることはあるのに、人はどうしても計画した予定をこなそうと悪天候を甘く見て出かけてしまいます。何も事故が無ければいいのですが、必ずどこかでニュースになる出来事が発生することがあり得ます。欲望を抑え、身の安全を考えるならば、悪天候が予想されたとしたら計画を一旦止める勇気を持つべきです。残念ながら、昨日も山で遭難事故が起きてしまいました。救援費用については自己責任を問い、一部受益者負担を課すような条例が出来たばかりと認識していましたが、又も同じことが繰り返されています。立てた計画は、後々、取り返しがつく事なのかをよく判断して、私的であれ、公的であれ、緊急避難として物事を止める勇気を持つことは大変重要です。
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余談

2018-03-20 10:04:15 | Weblog
昨日の異業種交流会での勉強会における討論テーマの一つに、経営者には2通りのタイプがあり、参加者の経営者の皆さんはそのどちらかという問いかけがありました。1つ目はなりたくてなった経営者、2つ目はなりたくてなったのではない経営者です。実は30年前の私も2つ目ですが、中小企業の中にも創業者の家業を継ぐために経営者にならざるを得なかった方もいます。なりたくてなった経営者は計画的で勢いもあり、業績を伸ばす方もいますが、なりたくてなったのではない経営者は会社をどうして倒産から守るかで必死というのが本音です。会社を伸ばす実力も自信もなくてスタートせざるを得ないからです。結果的にはどちらが成功するか判断は難しいのです。強いて言えば、自分の考えに固執せず、他人から学ぶ謙虚な姿勢を持ち、不足の自分を変えていく人物であるかどうかで、周りから判断されることになるでしょう。
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ペット生活

2018-03-19 14:00:01 | Weblog
最近、3ヶ月前から大阪に住んでいる長女夫婦が茶色のトイプードルを飼っています。我々も、姉妹のうち先に飼うのはどちらかとしばらく案じていたところ、漸く長女が思い切って飼う決断に至りました。ペットショップでの購入時は生後3ヶ月でしたが、現在は6ヶ月で人間で言うと小学低学年とのことですが、日々好奇心が旺盛で以前のチワワとの違いを感じています。と言いますのも、長女が毎日のように動画や写真を送って入れているので、まるで我が家で飼っているような気分でいます。弊社もペットの見守りシステムを動物病院宛に販売していますが、やがてはコンパクトなシステムで個人宅でも使えるようなリーズナブルな製品になれば病院との遠隔診断にも役立てるでしょう。

ペットとの生活には様々な条件があり、飼いたくても飼えない人たちが多いのも事実です。ペットは人間を癒してくれるので、ドイツのように社会がもっと受け入れる態勢になれば、人々に生きがいを与えてくれる大きな存在になると思われます。しかしペットと言っても犬とは限らないので、集合住宅という環境の中ではなかなか人々の生活に密着しにくいのは事実です。寧ろネットを上手く使って、バーチャルなペットとの生活を実現するのも良いかと思います。実際、生き物を飼うのは世話も費用も大変です。旅行も人間同様に連れて行くのは手間が掛かります。もし命を落とすことがあれば、失った悲しみは家族同様です。リアルなペット生活は理想ですが、バーチャルな世界で娘からペットに接するちょっとした楽しさを味わっています。
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イベント

2018-03-16 20:04:54 | Weblog
今日はある某ホテル開催された一見派手なイベントに参加しました。私が聴講した最終のセミナーは異色の3人の屈託無いディスカッションで、あっという間に時間が過ぎ去りました。モデレーターの他は1人が海外留学を経た医師、もう1人が社員の半数が外国人で、社内での公用語は全て英語という宇宙開発会社のCEOでしたが、若さもあり、皆が明るい感じで話も弾んでいました。展示会場で目に留まったのは鮮やかに咲いた本物の桜の木でした。一体、何処から運んできたのか、珍しさのあまり思わず触ってしまいました。桜の開花も今年は例年以上に早くなりそうです。今日は終日雨交じりの微妙な天気でしたが、ホテルの華やかな桜を見て明るい気持ちになりました。
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暴走と用心深さ

2018-03-15 17:13:40 | Weblog
今回は少し変わったタイトルですが、恥ずかしながら実は私の家庭の事です。私自身は極普通の人間だと家では話すのですが、妻は私の事を放っておくと暴走するタイプだと言います。私から見て妻に対しては、石橋を叩いても渡らない、極端に用心深い人間だと話しています。お互いに自分自身は普通の人間だと主張しています。私はいつも足を引っ張られていると申しますと、妻は引っ張っている糸が切れると、私はどこかへ飛んで行ってしまうような人間だそうです。やりたい事も多少拘束されて出来ませんが、夫婦もバランスが取れて丁度いいのかな、と思う次第です。「破れ鍋に綴じ蓋」とでも言うのでしょうか、考えてみると面白いものです。会社経営も、暴走する社長を止める周囲の人がいるから崖から落ちる失敗をしないのだと思います。そのような方々に心から感謝しなければなりません。
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