よく人から「趣味は何ですか?」と聞かれることがありますが、咄嗟に言えないところがあります。手っ取り早く言えば人の講演や対面インタビューを聴くことでしょうか。人の話を一方的に聴くのは容易いことです。これまで講演を聴く機会は数えきれないくらいありましたが、その場ではじっくり聴いても記憶に残っているかと申しますと、恥ずかしながら忘れてしまっているのが現実です。
昨日は、日本サッカー協会で日本代表監督を務めている森安さんの講演を聴く機会がありました。練習の最中を講演会場へ駆け付けてくださり、約1時間くらいの対談形式でのインタビューでしたが、内容をなるべく忘れないよう手帳にメモを記入しました。若い頃は取材することに大変興味がありましたので、特派員とか新聞記者にも憧れましたが願いは叶いませんでした。
逆に自分が人前で一方的に話をするのはどちらかと言えば苦手です。対話形式ならば相手の質問に応えるだけなので気楽ですが、自分には講演は向かないと思っています。仕事柄、従業員の前で話す機会は長年続けていますが、事前に文章に起してから話すようにしています。いろんな人の話を聴くことは得しても損にはなりません。傾聴することは大切です。