人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

ダイバーシティ

2017-07-31 09:25:52 | Weblog
久しぶりに娘が里帰りしてきました。と言いましても都内から横浜市内なので、あっという間の帰省ですが、いつも何か文句は言いつつ何かひと仕事して自分の家へ帰ります。「行きは良い良い、帰りは怖い」というではありませんが、玄関で迎える時は久しく嬉しい気持ちですが、帰る時は夫婦でやっと普通の生活に戻れるのでホッとします。

夫婦だけでいると気付かない事でも多いので、役立つ半面、完璧主義の性格なので年老いた我々は多少疲れます。仕事面でも完璧すぎて本人も疲れているようですが、どうもルーズな面には妥協できない性格のようです。私と違い、物事に対して細かいのでミスは少ないと思いますが、もう少し融通が利いて世渡りが上手くなってくれたらと思う次第です。

最近、日本の女性も漸く政治の表舞台に立って活躍をしていますが、この潮流を更に企業社会でも積極的に推し進めるべきだと思います。世の中には優秀な女性がいるにも拘らず十分に活用されているとは思えません。女性をリーダーにして男性が支える立場になってもいいくらいの大胆な発想が必要な時代だと思います。欧米に比べ日本は遅れていると思います。

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シェアリングエコノミー

2017-07-28 10:54:49 | Weblog
誰かが所有する物を皆で共有して使うことを英語で表現しただけの事なのですが、最近、話題になっている経済用語のキーワードです。業界の秩序を守るため、様々な法的規制を張り巡らせてきたのが日本の社会です。しかし中古本のレンタルや宅配便の登場時にはベンチャー企業が既存の法的規制と闘った歴史があります。ネット社会もある意味、通信インフラのシェアリングです。ITやICTをもっと共通の道具として活用すべきです。

独占しないで人々がシェアすることで新たな産業が生まれます。ウーバーやAirbnbが急速に伸びているのも非効率的な所有から効率的な共有を世の中が求めているからです。まだまだ多くの分野でシェアリングエコノミーが新産業として誕生するスキームはあるはずです。法的な規制をもっと柔軟な発想で大胆に改めると企業や人々の暮らしも円滑になると思います。地球資源を有効活用してリサイクルすれば地球環境も良くなります。

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消えゆく村

2017-07-27 11:57:37 | Weblog
この数年、BS日テレの「小さな村 イタリア」を毎週楽しみに観ていますが、よくもイタリアにこんな多くの村が国民に愛されて存在しているものだと感心しています。驚くのはイタリア人が生まれ育った村を大切に思い、やがて若いうちに故郷へ戻ってくることです。どの村も人口は少ないですが、優雅に赤ちゃんからお年寄りまで暮らしていることです。何故、同じような面積で山間部の多い日本が一極集中して地方が過疎化してしまったのだろうと残念な思いです。

多分、集団就職で地方から都会へ出てきたが、残念ながら誰しも仕事がないのでUターンができなくなったのだろうと思うわけです。言い訳しても始まりませんが、私は国の政策が2世議員によって計画・執行されてきたからではないかと思うのです。狭い国土で通信ネットワークも最先端の国でありながら、遠隔で仕事が出来るような政策が打たれなかったからではないでしょうか。しかし、AIやロボットが当たり前の時代になれば地方で仕事をこなすことも不可能ではありません。

願わくば、浪費の為に経済規模の拡大を目指すより、経済規模はそこそこでも情緒豊かなイタリアのような国に私自身は憧れを抱きます。生まれ育った郷土は大切です。しかし現実には、限界集落が日本各地に広がり村が消えつつあるのです。今、俄かに話題に上る田中角栄元首相も国土のインフラ整備を掲げて地方創生を夢見ていたのではないかと想像します。都会で育てば地方に対する対策や熱意は私を含めて疎かになりがちです。日本の将来ビジョンをもう一度真剣に考えるべき時ではないでしょうか。
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自動化の波

2017-07-26 15:28:09 | Weblog
最近、驚いたのはスーパーのレジ係の仕事も徐々に消えつつあるという事です。自動精算機は病院などを始め、普通に見られるようになりました。つまり計算書を渡すと頃と支払いをすると事が別となって来客がセルフで支払いを済ませるという流れです。繰り返しのルーチンワークはAI等の進歩により今後自動化の波が加速します。

一方、オリンピックを前に建設労働者も不足して人件費の高騰を招いています。全産業にわたる人手不足感は2020年までは確実に続きます。人件費は徐々に高くなりますので、企業の収益もコスト高で厳しくなり、法人税の税収も増えにくくなると思われます。当然、国の財政支出は増える一方なので、穴埋めの各種租税引き上げが避けられないところです。

労働力の減少で経済成長が難しいとなれば、あらゆる産業分野で自動化にスピードを上げざるを得ないと思われます。AI、ロボットの活用と大胆な規制緩和により、第4次産業革命を強力に推進していく必要があります。定型化した業務は自動化を図り、人間は臨機応変の業務に備えるべき時代が到来したのだと思います。

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ご恩

2017-07-25 15:45:36 | Weblog
今日は22年前に御支援頂いた某銀行元支店長が来社されました。ちょうど平成バブル崩壊後の弊社も、当時は仕事量も少なく、毎月資金難で大変な時期でした。その時、たまたま偶然に救いの手を差し伸べて下さった支店長で、私にとっては今でも足を向けて寝られない程の恩人であります。当時と比べると今の会社は天国ほど恵まれた環境にあります。でも多くの同業の会社がこの世から消えて行った時代でもありました。

当時も求人難で地方から新卒者を採用していたので独身寮の完備は必須でした。止む無くマンションを不動産担保で高金利の上に購入したのですが、その後まさかのバブルが崩壊したのです。その時に私の話を聴くなり即、借り換えの融資を実行して下さいました。この事も含め、30年の経営者としての経験は人生の縮図とも言えるほど私にとって大変貴重なものです。お世話になった多くの方々に深く感謝しつつ、これからも地道に歩んで行きたいと思います。
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鎌倉巡り

2017-07-24 13:54:10 | Weblog
もう何年も前から計画していた「鎌倉三十三観音巡り」を7月上旬から始めました。何故急にその気になったかと申しますと、同業の経営者が「四国八十八か所の巡礼」をしていることをたまたまフェイスブックで知ったからです。この猛暑にもめげず毎日巡礼で歩いている彼の様子が投稿されていましたので、その影響を受けて自分自身も鎌倉巡りを始めた訳です。

最初は単なるお寺巡りかと思っていましたところ、仏様と観音様は拝む対象も異なるので御朱印帳にもどちらかを選ぶことになりますので、「鎌倉三十三観音巡り」となれば仏様の御朱印ではなくて、観音様の御朱印となります。同じお寺でもサインは別なのだという事も初めて分かりました。そのことをちゃんと事前に話さなければなりません。

鎌倉は四国ほど広くはないので、猛暑のこの時期も耐えられるように思います。観光ならば江ノ電やバスを使えば疲れずに済むのですが、お遍路が乗り物に乗って巡礼修業という訳にはいかないだろうと、私も鎌倉くらいの巡りは徒歩でと考えています。まだ三十箇所近く残っていますが、一年以内には回り終えたいと思います。

昨日はたまたま順番を先回りして材木座にある十八番所の光明寺を訪ねました。ちょうど蓮の花がシーズンだという事と抹茶会という行事が執り行われていたからです。案の定、多くの参拝客が見えていました。蓮の葉を杯にして茎を通してお神酒を飲む行事(お茶も可能)だけは参加しました。光明寺の境内には高倉健さんの碑もあります。一度是非、お訪ねしてみては如何でしょうか。
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うつ病対策

2017-07-21 13:54:00 | Weblog
昨日は定例の勉強会で「うつ病対策」をテーマに精神科医院長の話を聴きました。私もIT業界の健保組合で保健委員をしている関係で、年々増加する傷病手当金の傾向を見て正直に驚いています。産業別就業者の「うつ病」による休職者数の比率の高さもIT業界は際立っているのが現状のようです。「うつ病」による休職者の増加と現状復帰の困難さは業界内での悩みとなっている大きな課題の一つです。

一般的な「うつ病」から、個人的な性格の「新型うつ」、「適応障害」などタイプは色々ですが、完全治癒となる特効薬も見当たらないのが現状かと思います。特に本人の自覚症状によって診断が下されて、精神科の専門医による適切な治療も無いに等しく、休職という形で患者が放置されているのが現状です。IT業界では「うつ病」による休職者対策に各社、日頃から大変頭を痛めています。

弊社は6、7年前から「農業体験」を新入社員から研修に取り入れています。実は「農業」に従事している人には「うつ病」の患者は産業別構成でも見られないのです。IT業界は考える頭は使いますが、身体を使わないので、精神的ストレスに悩む人が多いために「農業体験」で汗を流す習慣を身に付ければ、仕事上のストレスの解消に繋がります。IT技術者は人とのコミュニケーションが苦手だという人も多いので、精神的なストレスの発散が上手くできないのでしょう。

「農業体験」を新入社員の頃から1年位かけて新人研修に組み込んで実践していけば、若者のメンタルの強化に必ず繋がると考えています。日々見えないプロジェクトに携わっていれば過酷なスケジュールの中では日々精神的なストレスも溜まります。時にはプロジェクトが暗礁に乗り上げて、納期が迫り、長時間残業も避けられないケースもあります。「農業体験」を通じて日頃から身心を鍛えていれば気持ちも忍耐力も身に付いて、うつ病対策にも効果的だと思います。
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雑談

2017-07-20 08:33:16 | Weblog
連日、口幅ったい物言いをどうかお許しください。先日、大往生とも言える105歳でお亡くなりになられた日野原重明さんは日本の将来に様々な貴重なる提言を残されました。平和への探究心ほか人々の為に尽くす人生を全うされたようです。願わくば、日本人の中に日野原先生のような方が1人でも増えていくことを期待する次第です。

今現在、日本の経営も大変難しい時代に突入していますが、私が思うにこれからは日本を1つの企業として経営できる能力を備えた政治家が必要ではないかと思います。今の政治は、国家という身体の体質を変えないまま場当たり的に治療を施しているような気が致します。

つまり、どんな身体づくりを目指しているのか政治家自体に指針が見えないのです。健康な身体で長生きする秘訣を日野原先生は持論を通じて政治にも問いかけていたのではないでしょうか。今のままでは日本という国の健康が保たれるのか甚だ疑問です。国民が安心して将来を託せる政治の実現が真に望まれています。

地方自治体の首長選びのように、かつて中曽根さんが唱えられていたような、民間人から国のトップが選ばれる首相公選制みたいなものを日本もそろそろ考えるべきではないでしょうか。世論とかけ離れていても何ら気が付かず政治が動くことに国民は将来を一番心配していると思われます。
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矛盾

2017-07-19 13:33:22 | Weblog
先日、社員に子どもが生まれました。しかし、どうも子育て世代の意見を聴きますと足下の育児支援があまり充実していないような気がします。政治は獣医師が足りないとか余っているとか話が右往左往していますが、出産に必要な産婦人科の問題に対する議論はあまり聞こえてきません。本来は若者の支援として健保組合から出産費用を10割補助するのが妥当だと思いますが、健康保険料収入の大半は被保険者への保険給付費で、これは当然の出費です。しかし、別途約10年前から高齢者医療費の一部を健保組合が肩代わりするようになりました。

本来は高齢者医療は消費税を上げてでも国民が平等に負担すべきだと思うのですが、若い人たちの保険料収入から保険給付費と並ぶような高額な納付金を国に納めているのが現状です。女性が働きやすい環境を整備するには出産費用や育児費用を保険料収入で支援給付できればいいのですが、その余裕も削られるように企業の健保組合は国の税収の一部として扱われています。働く労働者の為に支援策として保険料が使われるならば異議はないのですが、高齢者医療費負担の為に大切な労働者の健康保険財政が蝕まれるのはやや疑問を感じます。

欧米並みに出生率を上げるならば、国が責任を以って育児から教育まで税で面倒をみるべきではないでしょうか。高齢者の給付負担金を全面的に否定しているわけではありませんが、消費税は国民の反対が大きいので、被保険者には目立たず直接に反対しにくい健保財政に給付を求めるのは政治の都合のようにも思えるのです。願わくば高齢者費用の負担金を消費税を活用し、健保財政を若い労働者の支援に回せるような仕組みに変えて戴きたいと思う次第です。高齢者医療費の高騰は国が責任を以って税で賄うべきです。しかし一番必要な事は無駄な医療費を国家を上げて削減することです。
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お祭り

2017-07-14 21:21:20 | Weblog
日本人はお祭りが大好きです。全国各地でお祭りは昔からある日本固有の文化です。これこそ私が思うに、日本の歴史文化を象徴するものとして世界文化遺産に登録申請するべきだと思います。実は今日は戸塚の八坂神社のお祭りだったようです。今、戸塚駅に着いたら、通りは大勢のお祭り帰りの若者たちで溢れていました。お祭りは伝統的な日本の文化を象徴する唯一の文化遺産ではないでしょうか。
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