人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

嫁と姑

2016-09-30 11:32:44 | Weblog
一般に「嫁と姑の問題」は永遠のテーマだと言われます。私自身もそのような経験をしましたので、直接仕事とは関係ない(大いに関係ある事もあります)ですが敢えてこの話題を取り上げてみました。実はここ3日ばかり休みを取り、今年亡くなられた親戚のお二人と私の母親のお墓参りに九州へ行ってきました。

そこで聞かされた話題が嫁と姑の問題でした。母親は息子の女運が悪いと何度も愚痴を言っていましたが、話を聴いてみると「覆水盆に返らず」というほどに深刻な状況でした。第三者の私であれば何とかよりを戻すことはできるかもしれませんが、それ相当の時間が掛かるはずです。本人同士の問題は例え息子でも解決が難しいと思われます。

つまり息子は嫁と母親の板挟みで、どちらの判定もできないから容易に和解の成立とはいきません。世の中におけるこれまでの前例でも、嫁の味方をして親と別れたり、親の味方をして嫁と別れたりするケースは多数ありました。最終的には家庭裁判所で調停してもらうしか普通は方法がないのですが、根本的な問題の解決には至りません。

人間の寿命には限りがあるので、いずれ時が解決すると思えば良いのですが、世の中そのように無難に事がおさまらないのが一般的です。なぜ争いが解決しないかと申しますと、一番大きな要因は遺産相続という問題が絡んでくるからです。残った遺産はすべて国のものになるのであれば、世の中は本当に平和になるのですが・・・。
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良心の呵責(かしゃく)

2016-09-28 06:42:19 | Weblog
今更こんな話をするのもどうかと思いますが、日々多くの事件をニュースで目にするたびに、人は何故、行動を起こす前に善悪を認識しないのかと考えるのです。もし自分のしようとしていることが犯罪に絡むとなれば、まっとうな人であれば良心が悪の行動を阻(はば)む筈です。やはり幼少時代に周囲のしっかりとした物事に対する善悪の教えが必要です。良心の呵責という言葉自体、現代は古臭いかも知れませんが、私は今一番大切な心ではないかと考える次第です。
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ある期待

2016-09-26 15:32:51 | Weblog
彼岸を過ぎて漸く秋の兆しが到来しているのでしょうか。久方ぶりに漸く青空が顔を出しました。光の射さないどんより曇った天候が長く続きました。きっと天候不良で体調が冴えない方も多かっただろうと思います。どうして、何でもない人と苦しむ人でこのように体調に差が出るのかと考えます。まだ人数の比率は少ないですが、メンタル面で体調を崩している人を日本全体でみると相当深刻な人数ではないでしょうか。目下のところ、完全治癒の治療法が中々見つからないのが現実のように思われます。もっと医学的に原因を解明して、適切な治療法が早期に見つかると大変大きな社会貢献だと考えます。メンタル疾病で社会的な損失を思うと、特効薬の出現を強く期待するものです。
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教訓

2016-09-24 21:38:35 | Weblog
長年経営をしてきて得た一つの教訓は「山高ければ谷深し」という言葉です。業務を主とするIT業界は常にその流れを読まなければならないと考えます。大事なのは様々なセグメントを持ち、バランス経営をすることだと思います。確かに上昇している時、セグメントを絞れば会社は儲かります。

でも私は、そのような経営はあまり面白いとは思いません。つまり、経営者の価値観はそれぞれ違うので色んな経営があって当然なのです。しかし私自身は、こんなに元気が出て、働き甲斐があり、楽しい会社はない、と従業員から言われる会社づくりを目指しています。
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ダイバーシティ(多様性)

2016-09-23 09:04:29 | Weblog
私自身、自分では多様性を肯定しながら人の批評につられて動くことがあります。好奇心があり過ぎるのか、人に感化されて行動し、後で反省することがあります。情報過多の時代なのでモノゴトの取捨選択をするのも自分次第です。

最近、ダイバーシティという言葉が盛んに使われています。人を差別しないで、多様性を以ってあらゆる社会で積極的に活用しようという世の中に変わってきています。しかし、一方で貧富の格差が世界中に広がっているのも事実です。

国外に難民を出す政権は滅びるべきだと思いますが、未だに国内紛争の絶えない国も存在します。日本は多神教の国なので、信教の自由が憲法で保障されており、異教徒の差別は存在しません。

但し、難民の受け入れに関して日本は国際的に見て消極的だと判断されています。国の為政者が変わらない限り難民問題は解決しないと国際社会は理解していますが、国連でさえも一国の政治問題を解決できないのが現状です。





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経済成長

2016-09-21 11:45:42 | Weblog
未だに日本経済はデフレから脱却できないのか、政府の目指す2%インフレ目標には程遠いという感じでしょうか。しかし産業界全体の景況感は決して悪くはないと思われます。今から8年前、リーマンショックの震源地であった米国が現在では数%の成長率であるにもかかわらず、相変わらず日本の成長率は1%にも満たないのが現状です。

主な原因としては少子高齢化が先進国一加速し、社会的コストが年々増加するのにそれを賄うべき経済の成長が追い付いていないということが考えられます。税収は確かに漸く増えつつありますが、これは企業業績の向上が担保とされます。しかし現実的には企業の業績に将来的な明るい兆しがあるとも言えないのが現実です。

素人ながらおおざっぱに言いますと、国の予算90兆円のうち半分は税収ですがこれは社会保障費でほとんど消えてしまい、あと半分の費用は国債で賄っているのが現実です。しかしまだ国内の金融機関が国債を持てていますので、GDPの200%の借金でも現実的には何とか金融危機にならずにいるようです。

連休を前に暗い話ですが、マクロ的には年々増加する国民コストを負担していくには日本経済の成長しかありません。ミクロ的には企業業績を年々押し上げて税収を増やすしかないのです。経営者としての任務は国を守るイコール企業を守ることです。一企業として何としてでも確実な利益確保を目指していなければならないと考えます。
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男気

2016-09-20 15:38:59 | Weblog
男気(おとこぎ)のことを犠牲を払って人に尽くしてやる気性と言います。近年この男気の気質の人が政財界でも少なくなったように感じます。では男気はどのようにして人に備わるのでしょうか。一つは人間が幼少時から成人するまでに育った環境が影響してくるものと考えられます。

かつて私の前職で知り合った社員の中には男気のあふれる方が何人もいました。今思い出しても、当時は皆、犠牲を払って会社の為、仕事仲間の為に働いていたように思います。総じて言えることは、人間性のあふれた職場であれば仕事も真剣勝負なので男気も醸成されるのではないでしょうか。

今年ある談合事件で、かつての先輩が自らの責任を最後まで貫き通して、結局は会社の犠牲となって事情聴取を受けて、結果的に執行猶予付きの懲役刑となった方がいます。普通は会社の命令でということで皆責任を逃れるのですが、先輩は会社のことを第一に考えて、男気を最後まで発揮し続けて会社のために犠牲を払ったのです。

その後、先輩は会社の配慮で再就職先を斡旋されて、本州から念願の北海道へUターンすることができました。そんな人間性のある先輩が前職にいたことは私も誇りに思います。人間、やはり男気が必要だと思います。最近、社会の様々なニュースを見るにつけ責任逃ればかりが目につき、全く「男気が感じられない」人が多くなったなぁ、そんな思いがいたす今日この頃です。

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初体験

2016-09-20 11:39:06 | Weblog
先週末、生まれて初めて能楽を鑑賞する機会がありました。元々能楽にはほとんど精通していないので、最初から国立能楽堂での鑑賞となると勝手がわからずやや緊張気味でした。しかし今回はたまたま偶然でしたがとても良い経験になりました。

平日にも関わらず会場は満員でした。多くの人が常連客のようで、私のような素人が事前に下調べもせずに鑑賞に出かけるのはプロに対して甚だ失礼ではないかと自分自身で反省した次第です。年齢的にももっと日本の古典芸能を少しは教養として学ぶ必要があるようです。

19日は敬老の日でしたが、たまたま橋田寿賀子作の「渡る世間は鬼ばかり」を初めて熱心にTVで観ました。私自身、あまりドラマなどは見ないのですが、番組の展開にとても面白さを感じました。さすが庶民人気を経た名脚本家の作品だと思いました。

実は連休中に我が家6人が大集合した後だったので、このドラマの何気ない日常茶飯事の出来事に興味を持てたのかもしれません。昨日の録画も見るのが楽しみです。たまたまの偶然ばかりですが、高倉健・吉永小百合主演の映画「海峡」も楽しめた連休でした。
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出会い

2016-09-15 21:14:07 | Weblog
今日は一日中、東奔西走して集まりに参加しましたが、電車の中で浮世絵の冊子を見ている外国人と隣り合わせでした。外国人というのと私も浮世絵は好きなのでちょっと話し掛けました。スペイン人で日本に3年住んでいると日本語で話してくれました。住まいは鎌倉の七里ヶ浜だそうで広重の七里ヶ浜の浮世絵が大好きだという事でした。

二つ目のいい出会いは、月1の勉強会で大変素晴らしい方にお会いした事です。この出会いは弊社のビジネスに必ず繋がると期待しています。やはり経営者は、色んな出会いを求めて動き回らねばならないと思います。経営者の仕事は会社の将来の道標を作ることです。世の中には見えない素晴らしい人材が多数存在します。世は、人材という宝を自ら探し出せるかどうかが重要だと考えます。
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経営の視点

2016-09-14 08:00:19 | Weblog
政治と同じように企業経営をしていますと、視点のズレが会社経営の先行きに多大な影響をもたらすことが理解できます。一般に政治家や官僚の視点は国民間で様々な議論になるところですが、企業経営における視点のズレは将来の命取りになりかねません。

経営は生き物ですし、視点のズレはそこで働いている従業員やステークホルダーに対して責任というものが深く関係します。私自身も技術の変化に対応する経営のスピードを如何に高めるか毎日思考を巡らせていますが、こんな事を考える時間も漸く持てるようになりました。

IT業界も今は順調ですが、今の形態では厳しい時代へ突入した場合には対応は困難だと思います。これからは仕事を創り出せる企業が業界のトップランナーとして伸びていくに違いありません。企業規模は小さくてもそのリーディングカンパニーを目指していきたいと思います。
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