年末に年越しそばを食べる習慣がありますが、お蕎麦屋さんで食べるとなると特に年末の混雑は必至です。年内最終日の今日28日のお昼は、会社の仲間と近くにある老舗のお蕎麦屋さんへ足を向けました。「シャッター通り」の商店街に唯一昔から存在するお店ですが、ここだけは相変わらず賑やかな繁盛店で、忘年会シーズンということもあり、夜も昼もひっきりなしにお客さんが出入りしているようでした。古くから地元でも人気の高いお店ということもあり、普段は滅多に来ないのですが今日のお蕎麦の味は格別な美味しさを感じました。辺りは横浜駅に近い運河沿いの地域で、桜並木もあり、春になれば陸橋から見下ろす桜景色はさぞ綺麗だろうと思いました。本日の横浜は、「天衣無縫」というほど青空に雲ひとつ無い、この冬一番ともいえる絶好のお天気でした。明日から愈々会社もお休みです。また来年お会いしましょう。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
今、密かに松下幸之助さん(1894-1989)が世界も含めて注目されています。何故これほど注目されるのか、私流に今年の流行語を「偽」と考えてみました。今年は世の中のあちこちで業務上の数え切れないほどの「偽」が横行しました。数々起きた事件を挙げたらとても切りがありませんが、もし松下幸之助さんの教えを忠実に学んだ人であれば、今年数多く見られた他人を欺くような偽り事はしないと思うのです。私も机の袖には松下幸之助の「道をひらく」や「人を活かす経営」など、いつも座右の銘として大切に保管し、自らを正すために時々目を通して学んでいます。多くは経営における倫理教育が欠けていると思われても仕方がありません。本来は選ばれるべき存在であるにもかかわらず、蓋を開けたら、自分たちの利益を優先するばかりで、人を欺く「偽」が社会のあちこちで普通にまかり通っているからです。少なくとも来年の戌年はそのような年になってほしくはありません。日本中がもう一度、松下幸之助に学ぶべきだと私は思います。
世の中には幼少時にご両親の離婚により片親が引き取って育てるケースがあります。しかし、引き取った親が病気などで亡くなった場合、突如、子供もは生活の基盤を失ってしまいます。もし、身寄りがあれば問題ないですが、無い場合は幼少時に孤児院で義務教育期間は預けられることもありますが、中には自力でアルバイトをしながら兄弟で同居し、協力し合って生きていっている子供たちもいます。現在でも昼間は働いて夜は定時制高校に通って卒業する人もいます。大学も通信教育や夜間もありますが、最近は段々利用する人が減ってきているようにも感じられます。日本は先進国と言われながらも、現在、6人に1人の子供が貧困だといわれています。両親の離婚等により家族が崩壊し、母子家庭や父子家庭の生活を余儀なくされている子供もたちもいます。大事なことは、公的な支援が十分になされるとともに、周囲が温かい目で成長を見守ってあげることだと思います。新聞配達をしながら専門学校に通っている女子学生の光景をたまたまTVで見ましたので、私自身の新聞奨学生の頃(今はバイクですが、かつては自転車でした)をふと思い出してしまいました。何もできませんが、陰ながら応援したいと思います。家族における両親の責任は重大です。先ずは子供のことを最優先に考えて、親自身が自分達だけの勝手で離婚してはならないと思います。しかし、世の中はそれぞれ生きてきた環境の違いもあり、必ずしも私たちが思うようにはなりません。中には親がいなくても、誰かの手で育てられて、立派に成人して社会で活躍している人もたくさんいます。「生みの親よりも育ての親」と言いますが、まったく同感です。子供を生むだけでは親としての責任を果たしたことになりません。愛情や感謝が子供の心が芽生えないのです。育ててくれた人に子供の感謝の心も移ります。例え親が子供と別れても、大切なのは、子供を育てる環境を周囲の社会が協調して与えることです。
最近、我が国内でもビットコインの話題が盛んになっています。私自身、敢えて首を突っ込むつもりは全くありませんが、投資家の皆さんは多少気をつけるべきで、異常な価格の暴騰は必ずその内に暴落を招きます。「山高ければ谷深し」は、投資の世界では当たり前だからです。人は儲かっている話は直ぐ自慢げ周囲に話しますが、損した話は恥ですから一切しないものです。しかし、仮想通貨であるビットコインは来年以降、おそらく金融界に様々な波紋と影響をもたらすかも知れません。マネーはキャッシュからキャッシュレスへ間違いなく今後急速に変わって行きます。日本が世界の、通貨のデジタル化の潮流に遅れているだけの話だからです。ビットコインのような仮想通貨が流行るのも、世界のマネーの動きが急速に変わる事を意味しています。よって、金融業界のビジネスモデルが変化する事も間違いないとみています。ですから、ビットコインの動きに注意と関心だけは留めて参りたいと思います。
今年もまもなく終わりますが、社会問題として一番印象に残ったことは「隠蔽する」体質が社会のあちこちに見られたということです。カルテルも公取に事前通報した企業はお咎めなしとなりますが、隠し続けた企業は多額の罰金を貸されます。大相撲の暴力事件も同じです。企業内におけるデータの偽装や違法な行動は必ず内部通報の餌食となります。つまり、企業内には正義感を持った社員がどこにでも存在するということです。どこの企業の社員でも、同じ人間として社会を騙すことは許されないと思うからです。タイトルに示した「Me too」という言葉が今、世界を駆け抜けています。「セクハラはもう許されない」と世界中の女性が声を上げています。
日本国内でもまさかと思われるような立派な要職に付いている人が、世間に恥をさらす姿でセクハラ事件を認めているニュースが連日のように報道されています。遠く昔の時代に生きた化石のような人に周囲からは見られているのに、当のご本人はまったく気づいていないで行動しているのです。ダイバーシティと声高に多くの人が叫んでいても、時代錯誤の人は存在します。冷酷ではありますが、その場合は被害者はいち早く周囲に相談して、加害者を徹底的に訴えて公の場で罪状を認めさせるしかないと考えます。地位に座る人間的資格は無いからです。自らの誤った行動を隠蔽する時代は終わりにしましょう。
日本国内でもまさかと思われるような立派な要職に付いている人が、世間に恥をさらす姿でセクハラ事件を認めているニュースが連日のように報道されています。遠く昔の時代に生きた化石のような人に周囲からは見られているのに、当のご本人はまったく気づいていないで行動しているのです。ダイバーシティと声高に多くの人が叫んでいても、時代錯誤の人は存在します。冷酷ではありますが、その場合は被害者はいち早く周囲に相談して、加害者を徹底的に訴えて公の場で罪状を認めさせるしかないと考えます。地位に座る人間的資格は無いからです。自らの誤った行動を隠蔽する時代は終わりにしましょう。
派遣法改正で、来年、派遣制度が大きく変わりますが、働く人に有利な環境になるので大変望ましいことと思います。一般と特定に分けた期間が30年近くも続き、正規、非正規の所得格差が余りにも広がり過ぎました。働き手にも漸く雇用環境が改善される事になります。産業界も一般と特定に分けた事で、リスクの有る無しで企業間での競争におかしな差異がありました。実際に働く人の立場になれば、正規非正規に関わらず同一労働には同一賃金が求められるのも理解できます。IT業界における派遣制度に対しては、学生に一般と誤解を招きかねない変なイメージが長年存在していたのも事実です。これからは、そのような偏見も取り払われるでしょう。
皆さんはWANIMAという、最近急に売れ出したシンガーグループをご存知でしょうか。実は3人のメンバーのうち2人は私の出身地、天草市倉岳町という人口4千人くらいの空き家が多い、現在は過疎化した小さな町で育ったメンバーです。このメンバーが驚いた事に今年の紅白歌合戦に初出場します。今夜22時からNHKデレビにも出ます。何故、彼等がこれほど急浮上して売れてきたのか、当初、私も不思議で理解できませんでした。その理由は、この若者メンバーには「素朴さ」という魅力が歌と共にあると聞いています。私が思うに、海と山に囲まれた故郷の古き良き日本人の「素朴さ」が多くの日本人の心に映ったのではないかと考えます。皆さん、是非、若き彼等を今後とも応援のほど、どうか宜しくお願い申し上げます。
長い間、血圧計なるものは家になかったのですが、医者から時々測るように言われて購入しました。それ以来、毎日測定するようになり、これまで数値をあまり気にしていなかったのに、測るごとに家内などは毎日気にするようになりました。ちょっとしたことで数値が変わるので精神的にあまり良いとは言えない器具のようです。私は比較的安定しているのですが、家内は計測することでかなり神経質になってしまいました。血圧の状態が判明したことで、年末に予定していた大事なスケジュールも急遽キャンセルしてしまいました。医者からストップと言われると患者は真剣に気にするものです。でも患者のことを考えての通告なので、急な話ですが医者の指示に素直に従うことにしました。年齢とともにコレストロールの値も高くなるし、血圧も高めになってきます。人により体質の違いもあるでしょうが、これを機に血圧測定により互いに健康管理に気を付けたいと思います。
最近、「日本企業が世界から取り残される」という噂を耳にすることが多いです。つまり、国のリーダーが世界の変化に気がついていないで、政府も相変わらず重厚長大産業に頼っている感があります。しかし、数年後にはこれまでのように税収が望めるかどうか先行きが不透明です。言えることはAIの進化によって既存のビジネスに変化の兆しが急速に到来してくることです。日本はさまざまな分野でのIT化が世界と比べて周回遅れであるために、今後、産業競争力で今以上に衰退する恐れがあります。財政支出でもデフレは解消できず、財政赤字が累積するだけで国の台所も余裕がなくなってきています。国が税収確保に躍起になっている姿勢が予算編成に絡んで見られます。再生エネルギーもEVもいずれ世界に立ち遅れないことを願うばかりです。どうも日本の向いている先が世界の動きに連動していないような気がします。もっとITを重視したビジネスのわかるリーダーの存在が日本には必要と思われます。
よく周囲の人から「ご趣味は何ですか?」と聞かれます。残念ながらこれと言っての趣味はないので、「強いて言えばテレビくらいですかね」と聞かれたら言うような調子です。でも正直、本当の趣味はと言うと、元気に会社に出社して社員の皆さんの顔を見ることが、ひょっとしたら私の趣味のひとつかも知れません。しかし、かつて前職の会社は祝祭日も中々休めなかったので、今は家に居て休めるのが一番の趣味だと思います。金曜日の程幸せに感じる日は無いですね。当然、月曜日に出社するのも楽しみの一つです。極めて私は分かりやすい、単純な人間です。でも自分で言うのも変ですが、かつては零細の会社でしたが、現在の会社は立派になりました。これも皆さまのお陰です、有り難う御座います。