人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

会社づくり

2022-07-29 16:04:59 | Weblog

もう随分前になりますが、中小企業の異業種交流会で講演した際に「社長が変われば会社も変わる」というタイトルで話したことがあります。実は本日、書籍の謹呈と称しまして著名な方が執筆された書籍を戴いたのですが、その目次の最初の見出しが何と「社長が変われば会社も変わる」でした。私が話した内容は、良い会社にするためには先ずは社長である自分自身が変わらなければならないということを話したのです。

まだ中身は読んでいませんが、会社は社長が変わらなければ変わることはないという事です。世の中にはそのことが真に分かっていない会社の社長が殆どではないでしょうか。つまり社長が自分を変えないかぎり会社は変わり様がないのです。株式を公開している会社であれば社長が交代することは可能ですが、オーナー会社の場合は社長が容易に交代することはありません。変わらなければいずれ従業員が犠牲となります。

変わるためには謙虚な姿勢で常に人の言に耳を傾けることなのです。トップの姿勢や行動が会社を形づくるので、信頼される言動が常に問われるのです。私自身も35年間社長職を続けてきましたが、ステークホルダーからは経営者として本心が透かして判断されているものと考えています。会社は常に信用力が増していかなければ成長を続けることはできません。社長は人としての価値を日々蓄積し続けなければならないと考えます。それが会社のブランドにも繋がるのです。

 

 

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続「家と個」

2022-07-28 19:47:49 | Weblog

本日も引き続き、「家と個」をテーマに話したいと思います。私自身は高校卒業と同時に実家(祖父母)の反対を押し切って上京しました。上京後、一から受験勉強をして何とか大学へ進学し、卒業後に不本意ながら民間企業に就職しました。

と言いますのも、女性(現在の妻)とたまたま巡り合い、結婚を前提に一旦は就職せざるを得ないと考えたのです。中高の教員免許では当時採用は難しく、通信制大学の教育学部に再度入学して小学校教員の免許取得後に教員になろうという意志もありながらのことです。

結果的には残念ながら大学も3年で中退して教員になる夢は断念することにしたのです。つまり妻子3人を養うにはそうするしかなかったからです。結婚も両家を地方から呼ばず、二人だけで細やかに教会で式を挙げました。

そんなこともあり、家という意識は姓が変わるだけで今日まで全くありません。つまり、我が夫婦には嫁にもらうとか嫁ぐとかいう意識はまったく無かったような気がします。私自身が夫婦同姓という古き日本の慣習を変えることに同意するのは、今は男女同権だと考えるからです。

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家と個

2022-07-27 14:00:58 | Weblog

最近、人材開発投資が必要と色んなところで話されているのを拝聴します。このタイトルに関しても様々な角度から論じられています。要約すると日本の社会は長い歴史の中で家制度を重視してきましたので、個を育てようという意識より集団指導体制が重視されてきました。高度成長時代で大量生産時代には個人より集団、個人より家を重んじてきました。

ところがVUCAと言われる時代には個の発想を育てる国がリードしていくと見られています。夫婦同姓を義務付けている民法も明治時代からの古き伝統です。民法は半世紀以上も前に制定された条文が殆どです。時代の変化とともに民法の考え方も変わるべきなのですが、日本は旧態依然の条文なのです。

つまり、個に関する時代の変化に日本の社会も法律もついていけていないのが現実です。国のリーダー層の人たちが個に対してあるまじき発言を繰り返すのも考えが古過ぎるからです。国際社会の個を重んじる水準に日本が並ぶには政治のリーダーシップで変革していくしかないと考えます。今、人材開発投資が声高に叫ばれるのは日本が欧米諸国に遅れているからです。

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信頼関係

2022-07-26 16:31:05 | Weblog

今日は、あるメディア主催によるプロ野球前監督の対談を聴きました。監督の就任時、世間の多くが想像もしなかった球団の監督人事だったことは、監督ご本人が一番、青天の霹靂で緊張された1年間だったようです。新監督を迎えたそのチームは1年目にしてリーグ優勝を果たしたのです。しかし、その後も監督として苦労が尽きなかったとのことです。

監督にもいろんなタイプの方がいるように、企業の経営者も様々です。外部から加わった私も社長の就任の一年目は、古株の役員と社員に気を遣いながら、会社の代表として日々緊張したことを記憶しています。会社のチームとして最初は新鮮味はあったのでしょうが、業績を上げることは容易ではありませんでした。

プロ野球の球団と同じように、企業もレギュラー(幹部)がどれ程チーム(社員)を引っ張ってくれるかによって業績は左右されます。どこの球団(会社)も極端に選手の能力(社員の能力)に差はなくても、チーム力はそれぞれ違います。一番の責任は監督(社長)にありますので、レギュラーとの信頼関係が一番重要です。セミナーは大変勉強になりました。

 

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記憶

2022-07-25 17:52:54 | Weblog

 昨夜、鹿児島県の桜島が噴火したことで火砕流を警戒してレベル5の避難指示が出されました。心配していましたが、一夜明けて人的・物的な被害に至らず本当に良かったと思います。

桜島は活火山なので何年か毎に噴火を起こすので観測されていますが、休火山などは長年噴火をしないために突然の噴火で大惨事になることがあります。

御嶽山の突然の噴火には驚きました。登山者の方もまさかと思われたでしょう。2014年9月28日は忘れもしませんが、ちょうどその日は会社の仲間と神奈川県の大山登山をした日でした。

下山して麓のお店で流れていたTVニュースをお店の人から聞いて、御嶽山の噴火が起こって大変な事態に陥ったことを知ったのです。

結果は死者・行方不明者あわせて63人の大事故となったのです。それ以来、会社の仲間と大山登山はしていませんが、8年前の悪夢は、たまたま同じように登山をしていただけに忘れようがありません。

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週末の一言

2022-07-22 09:05:11 | Weblog

毎度、無味乾燥なブログを投稿して恐縮しております。累計5千件に及ぶこのブログも、当初は匿名で好き勝手なことを毎日1400字くらいで投稿していました。

そのうち会社のHPに掲載することとなり、思想的に偏ったり恥晒しになぬようなるべく勝手な発言を慎むようになりました。結果的にどちらが良かったのか分かりません。

さて、昨日は日銀の黒田総裁の会見がありました。特に金融政策を変更するという話は無かったようですが、今後、諸外国との金利差は益々開くこととなりそうです。

為替は上下するのが普通ですが、総裁の一言一句で敏感に反応するのは市場経済の常識です。我が国の実態経済が諸外国より強くならない限り、為替が円高に振れることはないと考えます。

政府による大判振る舞いの財政出動ばかりでは焼け石に水ということもあり得ます。やはり中長期的な日本のビジョンが政治家の議論として目に見える形で行われることが必要です。

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報道の在り方

2022-07-21 14:31:55 | Weblog

回は報道に関しての意見を述べさせていただきます。 世間ではニュースでもマイナス面ばかりが報道されているように感じます。巷には業績好調な業界や仕事にやりがいを感じて頑張っている人たちも大勢存在しますので、目立たない中で日夜活躍している人たちにもっと光を当てるべきではないかと考えます。

最近、若い人たちがTVを観なくなったのも、暗いニュースばかりが毎日繰り返し報道されるから気持ちが滅入ることもあります。もっと元気で明るい番組が増えれば、仕事で疲れて帰宅した後でも心の癒しになるのではないでしょうか。最近、昼間から音声のSNSが流行り出しているのも、初対面同士で何気ない対話が気軽にできるからです。

話は変わりますが、最近、人の移動制限が緩和されたことで出社を義務付けようという動きが一部であります。折角、働き方改革がコロナによって進んできたのに過去の形態に戻るのはどうかと感じます。確かにリアルでしなければならない業務もありますが、柔軟な働きができることに依って多くの女性労働者も働き易くなるのではないでしょうか。

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エネルギーの自給

2022-07-20 18:02:06 | Weblog

 本年度も1Qが終わり、2Qがスタートして愈々上場企業をはじめ各企業の上半期業績が予想されるところです。ロシアとウクライナの戦争によるサプライチェーンの混乱や円安によるインフレで中小企業の業績は価格転嫁ができず辛抱を強いられているのが現状だと考えます。

しかしグローバルに展開している大企業の業績は順調に推移していると予想しています。株価も一進一退ですが、円安が増益を齎している業界も少なくないのです。各社、次代を見据えて積極的なDXに総力を注いでいるように捉えています。

実際の進捗は分かりかねますが、地方自治体のDXへの積極的な取り組みには私自身も感じています。国は規模が大きいので地方から先に手を付けようという戦略だろうと考えます。個人的には国民の反対もあることながら、原発を徐々に稼働させることで化石燃料に頼らない電力供給の手段を選択すべきだと考えます。

過ちの歴史は次世代で是正していくしかありません。世界の潮流も主電力は原発に依存するという傾向は変わらないので、もっと安全な原発の開発に力を注ぐべきではないかと考えます。新しい電力源である再生可能エネルギーの活用も自給力を上げていく必要があります。

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地球温暖化

2022-07-19 12:05:55 | Weblog

気象庁の発表に依りますと、ついちょっと前まで今年の梅雨明けは例年より22日ほど早いという事でしたが、それ以降に南方から低気圧が押し上げられて線状降水帯という大雨前線が日本列島を何度も通過しております。当然、雨量も極端に多く湿度も高いので実際のところ梅雨明けには程遠い印象を感じます。

地球温暖化の影響で海面温度の上昇によって雨雲の発生頻度が高くなっているのでしょう。毎年のように全国各地が記録的な豪雨に見舞われて水害が発生している現象を見ますと、過去の治水対策ではこれから発生する自然の猛威には対応できなくなっていることが分かります。

今後、異常気象が変わることはないので、普通の気候だと捉えて適切な洪水対策を講じるべきだと考えます。因みに7月初旬から毎朝のように朝顔の開花を楽しんでいますが、本来は8月の夏本番に見られる光景です。植物までもが自然の変化に戸惑っているのではないでしょうか。

もっと我々は地球温暖化の防止へ真剣に取り組まなければならないような気がします。我が家でも節電の必要性を感じて、なるべく昼間は無駄な照明を減らしたり、夜は常夜灯だけにして早く消灯するように心がけています。一人一人の心掛けがあれば省エネにも役立つと考えます。

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信頼(トラスト)の根源

2022-07-15 16:22:58 | Weblog

車のリコールと比べれば些細な出来事ですが、先日、家電量販店から届いた書状には購入した家電製品に欠陥があることの説明が書かれており、家電メーカーに問い合わせをお願いしたいという内容でした。早速、家電メーカーの窓口へ電話を掛けましたが大変丁重な電話の対応でした。欠陥製品に家電メーカーが事前に気付くのはほぼ無理で、ユーザーからの問い合わせで対応するのが現実だと思います。

ほとんどの家電製品は海外で製造されているので、品質管理には限度があるのだと思います。これまで購入してきた家電製品の中で、かつてTVの欠陥製品があり、ブラウン管を丸ごと交換したこともありました。パソコンも電源を入れたらオレンジのディスプレイになり、購入したばかりなのにサービスステーションを走り回った経験があります。

それ以来、某メーカーのパソコンは購入する気になりませんでしたが、海外で製造しても国内で十分な品質管理のテストをしないと欠陥品を市場に出してしまうことになります。メーカーも製品を回収して新製品と取り換える手間も掛かり、ユーザーの信頼も失いかねません。我々もソフトウェアのメーカーとして「明日は我が身」と認識しなければなりません。品質管理は信頼(トラスト)の根源です。

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