メンテナンスも終わったCortです。

あと、トーンポットを引っ張るとコイルタップできます。このタップした音も物足りなくはありますが、バリエーションとしては悪くないです。本家PRSは、ボリュームに180pfという微妙な値のハイパスフィルターが仕込まれてるようですが、タップした時のシングルっぽさを補完する目的なのかな?という気がします。ハイパス入れてみようかな。
ただし、正直なところ、面白味がないギターな気もします。現状で、全部平均点クリアしてると思いますけど、今ひとつ個性が無いと言いますか。まあ、そこまで求めるものでも無いですかね(笑)。

もう、見た目がまんまPRSのパチモンですね。でも、なかなかグッドルッキンなギターだと思います。
このギター、海外の個人サイトの情報を信用すれば、2001年に販売開始された際には、ドットポジションでメイプルトップはプレーンと少し地味目、そしてピックアップはマイティマイト(本当か?)だったそうです。しかし、発売後数年でブロックインレイ、フレイムメイプルトップ、ダンカンデザインPUに変更されたとのこと。
2000年代初頭と言えば、PRSは新興ハイブランドという感じで、大人気でした。サンタナ人気もありましたが、特にラウド系のギタリストがレクチファイヤーあたりと組み合わせて、こぞって使用していた印象があります。
ぼくは残念ながらPRSをマトモに弾いたことが無いので比較は出来ませんが、このM600はギターとして、かなりきちんと作ってあると思います。
まずボディは非常に軽く、おそらく3kg前後でしょう。マホガニーボディらしいですが、これはフィリピンマホガニー、いわゆるラワンかも知れません。ネックはスカーフジョイントは残念ですが、ヤワそうな感じはありません。塗装も、バインディング周りの処理が雑なところは見受けられますが、全体的に綺麗にできています。トップのフレイムメイプルもフィルムではなく、おそらく突き板でしょうが、質感は悪くありません。見た目と、持った感じのバランスも良いと思います。
そして、ハードウェアです。前回の記事の通り、ブリッジ関係はトーンプロス、ナットはグラフテックのNubone、ピックアップはダンカンデザインと、安ギターにしては、スペック的にはかなりのものです。
ダンカンデザインのハムバッカーは、ハイゲインでもヴィンテージ志向でもなく、まあ普通な感じ。本家で言うところのSH-2 Jazz & SH-4 JBの廉価版ということらしいです。これも本家を弾いたことないので比較できませんが、籠らないフロント、ミッドに特徴あるリア、という感じなので、そうなんでしょう。
ダンカンデザインのハムバッカーは、ハイゲインでもヴィンテージ志向でもなく、まあ普通な感じ。本家で言うところのSH-2 Jazz & SH-4 JBの廉価版ということらしいです。これも本家を弾いたことないので比較できませんが、籠らないフロント、ミッドに特徴あるリア、という感じなので、そうなんでしょう。
このギターはボディが軽いせいか、多少弦鳴りの傾向があります。音が軽く、ボディからはあまりミッドレンジが出ている感じはしません。ミッドにクセが無いSGみたいな感じ。それとピックアップの特性が相まって、歪ませても抜けは良さそうです。
発売当時のターゲットは若年層だと思うので、ラウド系の歪みにマッチする作りになっているような気がします。実際、ラウド系が使っていたPRSは24フレットのものが多く、22フレだとミッドレンジが強く、音が抜けなかったとか。
あと、トーンポットを引っ張るとコイルタップできます。このタップした音も物足りなくはありますが、バリエーションとしては悪くないです。本家PRSは、ボリュームに180pfという微妙な値のハイパスフィルターが仕込まれてるようですが、タップした時のシングルっぽさを補完する目的なのかな?という気がします。ハイパス入れてみようかな。
いずれにしても、アンプでクランチを作り、ピックアップの選択、ボリュームとトーン、更にコイルタップを駆使すれば、色々な音色が出せそうです。エフェクターの乗りも良いと思います。
このギター、たぶん元々は4,5万円の価格帯かと思いますが、かなりコスパが高いです。クオリティ高くて驚きました。通常の安ギターから交換したい部分にほとんど手が入っているので、あとはロックペグにするとか、配線材などアッセンブリーを変えるくらいしかやること無いです。
ただし、正直なところ、面白味がないギターな気もします。現状で、全部平均点クリアしてると思いますけど、今ひとつ個性が無いと言いますか。まあ、そこまで求めるものでも無いですかね(笑)。
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