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気が向いたら書く

Guyatone Tube Model 10R

2015-06-28 16:31:13 | アンプ
フェンダーチャンプ欲しい、バッドキャット欲しいと言いつつも、現実的にはフルチューブアンプを鳴らせる環境では無く、そもそもそんな財力も無いのです。

ということで、古いグヤトーンのプリチューブアンプです。言っておきますが、パープルエクスプレスの世代じゃないですよ(笑)



このアンプ、情報が殆ど無いんですが、小型でプリチューブでスプリングリバーブ付きと、なかなか珍しいスペックです。BOSSのエフェクターを中古で買うより安い金額だったので落札してしまいました。


届いてさっそく音出ししてみましたが、うーん、どうなんでしょう。クリーントーンは良いのですが、小さな音で使う分には、真空管の恩恵がよく分かりません…。

コントロールはゲインとマスターボリューム、トーンコントロールなんですが、プレゼンスがあるのがマーシャルを意識しているんでしょうかね。それからオーバードライブスイッチです。
実は、このスイッチを押さないとゲインが効かない構造のようです。おかげで最初は壊れてるのかと思いました。

要するに、ワンボリュームのクリーンなアンプに、ワンノブの歪みエフェクターが内蔵されたような構造になってます。

オーバードライブスイッチを押さないと、ボリュームをフルテンにしても、クランチ程度の歪みも得られません。スイッチを押すと、ゲイン最小でも音量が上がり、その音量差がありすぎる感じです。演奏の途中で切り替える、という使い方は想定しておらず、あくまで練習用アンプですね。

歪みはエフェクターなので、それなりに深い歪みは得られますが、それほど良い音とは思いません。ギターにもよりますが、ゲインはあまり上げず、音にハリを出す感じの使い方にとどめるのが良さそうです。その使い方ではシングルコイルだと良いのですが、ハムバッカーでは歪みすぎます。

それにしても、この構造って前に試奏したIbanezのTSA5に似てますね。あっちはフルチューブアンプにチューブスクリーマー回路が搭載されていて、使い勝手も洗練されてますけど、コンセプトとしては似通っています。歪み部分の回路が良ければ、化けるかもしれません。

あとこのアンプ、現代の安物アンプには無い機能として、スプリングリバーブが搭載されてます。このリバーブ、深く効きますが音質は大して良くないです。年代が近いローランドのCube20のリバーブの方が質は高いと思います。でも、リバーブをフルテンにすると、少し歪んで、深海にいるかのような音になって面白いです。これはアリだと思います。

最後に、サンプル。

http://hibari.nana-music.com/wp/0081cb69/

ギターはフェンジャパのテレキャスターで、リアPUのみ。アンプのトーンは全てフルテンで、ゲインは2程度。アルペジオはリバーブ2くらいで指弾き、被せてあるソロ的なのはウーマントーンにしてリバーブを全開です。

なんか分かりづらいですかね…。





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