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気が向いたら書く

Vintage サイクロン(デカタング)の再セットアップ

2016-11-12 17:05:38 | Vintage サイクロン
不具合がありつつも面倒で放置していたこのギター、久しぶりに再調整しようと思います。



Vintageという謎のブランドなんですが、日本企画の中国産のようです。Solfugeブランドでも同じものがあるみたいで、たぶん同じ工場なんでしょう。

ムスタングシェイプにシンクロナイズドトレモロ、ということで、これは本家で言うとサイクロンになります。サイクロンはもう廃盤だと思うのですが。

ただし、サイクロンがミディアムスケールなのに対してこれはレギュラースケールです。バッカスでも同じようなモデルがありますが、それもミディアムスケールだったはずです。レギュラースケールなのはこれだけじゃないかな。

これは音的な狙いというよりも、サイズの問題で、他社ではミディアムスケールが採用されているような気がします。ムスタングシェイプはブリッジから下というか、お尻が大きなシェイプになりますので、レギュラースケールだとストラトより全長が長くなってしまうのです。かつて「デカタング」と言われた所以です。

ですので、ちょっと取り回しが良くないですね。汎用のソフトケースにも入りません。古い話になりますが、ESPのCharモデルのシェイプ。あれも、「チャーといえばムスタングシェイプ、でもレギュラースケールのがいいよね?」と作ってみたはいいけど、どうもデカくなってしまい、お尻を切ったのではないかと勝手に思ってます。実物見たこともないけど。

さて、不具合としては、

(1) ハイフレットの弦高が高い。

これは、ネックジョイント部で適正な角度が出ていない為でしょう。シムをかませば大丈夫でしょう。動きやすいネックでもあるので、ロッド調整も行う必要がありそう。

(2) 配線の不具合。

ボリュームをゼロにしても音が落ち切らないとか、リアPUの音が不安定とか。まあ半田付けの問題ですね。ピックアップはL-250を奢っているのでノイズも問題ないのですが、配線を切りたくなくて長いまま無理やり収めていたはず。これは修正しようかな。

(3) ネックからヘッドにかけてのシェイプが変。

これはもう、このクラスのギターはみんなそうなんですが、なんか不恰好なんですよ。フェンダースタイルのくせにヘッドの裏にボリュートがあるみたいな感じで。実用上は「ほぼ」問題ないんですけどね。
「ほぼ」というのは、左手のフォームによると思うのですが、ぼくのフォームだと人差し指の裏が違和感ある感じだったんですね。で、実は以前にその部分は削ってるんです。だから、現状では実用上の問題は全くありません。ただ、見た目上カッコ悪くて、見るたびに「カッコ悪いなあ」と思うという。これをなんとかしたい。

まあ、一番の大仕事はやらなくてもいいネック周りですね(笑)

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