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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「エイジハラスメント」~~読書感想文です~♪

2022-06-20 | 本と雑誌
今月は「梅雨期間中」とあって、雨の日が多くお散歩も行かない日が多い・・・。
昨日は、久しぶりに「晴れ間」のあった日~~~、思い切ってたくさんウォーキングをしました(笑)

いつもの倍近い歩数!
           

おまけに暑くて汗もたくさん!
ヘトヘトになりました(苦笑)

昨夜は早めに寝ようと思ったのに、今読んでいる本が面白くて~~、ついつい夜更かし。
なので、今日は「昨日の疲れと寝不足」でグッタリ(苦笑)

疲れを取るためと、本の続きが気になるので、今日の運動はお休み(笑)
本~~読み終わりました~~♪

     「エイジハラスメント」 内館 牧子  著
          

このお話~~とっても共感できました!
日本の社会って、「女は若くなければ・・・」「女は従順で大人しい方がいい・・・」「女は可愛くなければ・・・」「結婚して良い奥さんになるのが女として幸せ」~~etc、
という風潮はず~~っと続いてきました。

そして、男性の口から「オバサン」「ババァ」とかいう言葉が普通に出ている・・・(( ;∀;))

今でこそ「男女共同参画社会」「多様性を認め合う」ということが声高らかに言われるようになり、女性の社会進出やシングルマザーも多くなってきていますが、根底は変わっていないのでは?

この物語は、「結婚」を選んで大学を中退し、幸せな家庭を築いていると思っている女性のお話です。
彼女は30代半ば・・・、パート先で「オバチャン」というとらえ方をされたことでかなりあせります。

そんな時、女性の夫は、妻よりも10歳以上若い大学生と浮気をする・・・、それを知った女性は「オバサン化」しつつある自分をどうにかしたいと「化粧品」「美容体操」「アンチエイジング治療」と、考えたり試したり踏みとどまったりしながら苦悩します。

物語の最後には、一時は危うくなった夫婦の間も、修復されつつ良い方向に向かっていきますが・・・、
女性が「自分であることの自負を持つ」・・・つまり「自分に自信を持つ」ことが必要だと気がつくことで、夫の浮気も結果オーライ・・・?(苦笑)

『 家事でも仕事でもボランティアでも、誰かに必要とされていることが、自分の人生をきちんと生きていることになるんだと思います 』
そんな人は「年齢」を気にする必要もないし、周囲も「その人自身」を評価してくれるんですよね~~。(と、私は考えていますが・・・そうでもなさそう=苦笑)

アメリカやイギリス、フランスなどの先進国では、「男女が区別なく、人間として評価されていることは多くうらやましい~」と、思っていました。

でも、以前、A新聞に書かれていた、アメリカで初の「女性大統領」を目指して敗れたヒラリー・クリントン氏についての中に、
「知的であると同時にセクシーに、母親であると同時に自立して、美しく、安心でき、モラルがあって、現代的で、つねに若く」
と、男なら求められないことを求められている。
と、いう部分がいつも心に残っています。

外から見ているだけでは分からない社会のおかしな基準って、まだまだ世界中にあるんですね!