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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「ドライブ・マイ・カー」~~♪

2022-07-23 | 映画
去年のちょうど今頃~~、「第74回カンヌ国際映画祭」で「脚本賞」を受賞して話題となった映画~~「ドライブ・マイ・カー」~~♪
(2019年の、第94回アカデミー賞国際長編映画賞」も受賞しています)
        

映画館へ観に行きたかったのですが、コロナ禍とあって息子たちに止められてしまいました(苦笑)
「すぐにWOWOWで放送するよ~」というので、待っていました!

今日(7月23日)~~ようやく放送になりました~~♪
暑さも厳しい日でしたから、お買い物もウォーキングも行かずに、エアコンを効かせた中で3時間という長い映画を楽しみました~~♪

村上春樹氏の短編小説集「女のいない男たち」が原作です。
「西島英俊・三浦逸子・霧島れいか・岡田将生」さんの日本人俳優の他に、韓国、台湾、ドイツなどから選ばれた海外キャスト人も出演しています。
        

愛する妻を亡くして喪失感を抱えながら生きる主人公が、広島で出会った一人の女性を専用ドライバーとして雇い過ごす日々の中で、それまで目を背けてきたあることに気がつきます。
寡黙なドライバーの彼女も、主人公と同じような体験をし過去を封じ込めようとしていたのです。
      

この映画~~、日本語の他に、各国の俳優による韓国語、英語、手話など9つの言語を用いて展開されています!
最初は、お互いの言葉が理解できなくても、次第に気持ちが通じ合っていく様子がよく分かります。
(こんなところが、映画祭の審査員の方々にも評価されたんでしょうね)

       

この映画・・・、人間の内面表現や、過去と現在を行き来する部分、詩的なセリフ~~等々、難しい部分もありますが・・・、

人って、苦しみ、悲しみ、怒り等を、心の奥底に閉じ込めている人も多く、それを閉じ込めることで喪失感だったり絶望的になったりするんだと思いました。
そんな怒りや悲しみ、苦しみを、その対象となる相手にぶつけることで道が開け、明るい未来があるのではないかと・・・感じさせられました。
        
久々の映画鑑賞の感想でした(笑)

「ペンタゴン・ペーパーズ」~~映画鑑賞です~~♪

2018-04-03 | 映画

今、観たい映画が三本あります(笑)。

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
(スティーブン・スピルバーグ監督の社会派映画)

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
(先日のアカデミー賞で二部門を受賞した作品です。メイク部門では日本人が受賞)

「トレイン・ミッション」
(リーアム・ニーソンが魅力的)

    

で~~、悩んだ結果~~(笑)
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を観てきました~~♪

主演の「トム・ハンクス」「メリル・ストリーブ」も好きなので~~♪




《 1971年、長い間政府によって隠されていた「ベトナム戦争」に関する文書が、ニューヨークタイムズ社の発行する新聞に掲載されました。
アメリカ中の人たちを驚かせたスクープ・・・。
戦況はアメリカにとって不利な状況にあるのに、政府は「勝利に向っている」と、国民に嘘の情報を流したり、ベトナムの「選挙への介入」等が、書かれています。

政府は、この報道は「国家を揺るがす大罪だ」と、新聞社を処罰をしようとするのです。

ニューヨークタイムズに遅れること数時間、同じ文書を手に入れることができたローカル紙である「ワシントン・ポスト」。
この記事を載せるかどうかで、経営者と編集者の間に意見が分かれるのですが・・・。

「国家を相手に戦う報道の自由。」

苦しい決断を迫られるのは、夫の死により専業主婦から社主への転身となったキャサリン・グラハム(メリル・ストリーブ)です。
同社の編集主幹であるベン・ブラッドリ(トム・ハンクス)といっしょに、思い切った決断をします。

泥沼化しているベトナム戦争の真実を国民に伝えなかった政府。
その事実を報道した新聞社。
裁判により「報道の自由」が認められます。》

これを機に世界各地で反戦運動が起き、1975年4月30日、サイゴン陥落でベトナム戦勝は集結をします。

この映画は、1971年にアメリカで起きた、国防総省の機密文書”ペンタゴン・ペーパーズ”の流出事件を題材にした、実話に基づいた社会派作品です。

今の日本・・・公文書の改ざんや自衛隊の日報隠し・・・等々、
同じような状況・・・(苦笑)。

映画の最後のシーンは、あの「ウォータゲート事件」の発端となった、誰かが「民主党本部への侵入」という場面で終ります!

ベトナム戦争や、ウォーターゲート事件などをマスコミで見聞きした年代の人たちには、何の違和感もなく入り込める映画だと思います。


「政府と報道の戦い」であることが主に表現されている映画なんですが、私は「女性の自立」「男女共同参画社会」への強い示唆がある映画だとも感じました。
メリル・ストリーブ演じる社主は、専業主婦として家族のために影で力になり、子育てを楽しんでいたのに、父親が創立した新聞社を夫が譲り受け、その夫が自殺したことで、突然後を引き継ぐことになったのです。

多くの人たちの前で話すことも臆し、自分の意見もなかなか通らない・・・。
もし、報道することで自分が投獄され社がつぶれることもある・・・、
迷い苦しみながらも「最後の決断」をした彼女は、「ワシントン・ポスト紙」を、大きく成長させるのです。

メリル・ストリーブの「自信なさげな演技」や「ちょっと上ずった場面の演技」「恥ずかしそうな演技」~~~やっぱりすごい女優です!

なんか、骨のある映画を観ました~~♪


シネマイレージ~~貯まってましたので、次回は無料で観られます~~(笑)




「北の桜守」~~映画鑑賞です~~♪

2018-03-12 | 映画

眼内レンズ脱臼の手術を受けてから、もうすぐ半年!
左右のバランスの悪い視力にも、なんとか慣れてきました(苦笑)。

好きな映画もご無沙汰ばかりでした・・・。シネマでのあの「迫力ある大画面」ですと、眼が圧迫されそうな感じがして(笑)、もっぱら「WOWOWシネマ」で、古い映画を観て我慢をしていました。
(というか、シネマの中の暗さが心配でした・・・)

でも、そろそろいいかな・・・と、思い切って行ってきました~~♪
ちょうど、見たかった日本映画が公開されたので~~。

「北の桜守」~~♪


吉永小百合さん主演の「北の大地シリーズ」の最終作品です。
前作の「北のカナリア」では、泣きました・・・。なので、この映画でも「久々に泣けるかも~」と、期待して行ったのですが・・・(苦笑)

以外にも、ホロリくらい・・・(笑)

「桜守」というタイトルのように、
「毎年美しい花を咲かせるために、日々桜の木を手入れする様子」「その苦労」とかがメインかと考えていましたが、その辺はちょっとだけ・・・(苦笑)




ネタバレになるので、詳しくあらすじは書きませんが・・・、
《 樺太から引き上げてきて、夫の帰りを待ち続けながら必死に息子を育てた母。
やがて、認知症らしい症状が出始めた病んだ母と、アメリカで成功し日本に帰国した息子が、二人で訪ねる北の大地・・・。
老いた母の記憶は魂は、どこまで取り戻せるのか・・・》

そんな物語です。


実は、この映画は面白い手法で描かれています。

最初の方で、演劇の舞台シーンが挿入されていたことに違和感が・・・、
気になったので調べてみたら、
「悲惨な戦争表現を抽象化してより多くの人に受け入れてもらえるように」ということのようです。

でも、戦争って絶対に悲惨であるはずなんですから、正直に再現して「二度と繰り返してはいけないこと」と、訴えた方がいいのでは・・・と、思った私・・・。


もうひとつ、気になったのが・・・、
息子=長男とばかり想像して映画館に行ったら・・・二男の方でした(笑)。
父親から「お母さんと弟を頼む」と、言われていた長男が、どうなってしまったのか・・・最後の方までまったく分かりませんでした。
記憶を蘇えらせるシーンで、壮絶な長男の死に息をのみました・・・。


それでも~~、
最後の「満開の桜」が咲き、ハラハラとハナビラの散る中でが出演者が歌う~~「ミュージカル」のようなシーン~~~ステキでした~~♪

観て悪くない映画です~~♪

そうそう、今回は「シネマイレージ」が貯まっていたので「無料鑑賞」でした~~きゃははは




ハドソン川の奇跡~~♪(映画鑑賞です)

2016-10-03 | 映画

本当に久しぶりに「映画」を観てきました~~~!

「ハドソン川の奇跡」~~♪



「シネマイレージ」が11ポイントも貯まっていて、本当は無料で観られるのですが・・・、
「感動しそうな映画」でしたから、シニア料金を、きちんと払って観ました~~~(笑)



クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演。


2009年1月15日、
離陸直後に、鳥の大群にぶつかりエンジンが停止してしまった飛行機。
空港に引き返すか、近くの空港に緊急着陸するか・・・、
機長は、厳寒の「ハドソン川に不時着水」することを選択する。



乗客・乗員155名に一人の犠牲者を出すことなく、全員が無事に救出されたことで、人々から「英雄」としてあつかわれる機長(トム・ハンクス)。
が・・・、
国家運輸安全委員会は、「乗客を危険にさらした」「空港に引き返すべきだった」と、機長を犯罪者として「公聴会」を開くのでした。


これは事実に基づいた映画なのですが、ただこんな事実がありました・・・ということではなく、イーストウッド監督ですから「機長の人間性」を強く描いたステキな映画になっています~~♪

ハリウッドでの題名が「Sully」というのもうなずけます。
(サリーは、機長のニックネームです)

コンピュターによる検証より、人間が危機に直面したときに「考え・動く」、「判断」が155名の命を救ったのです。

いえいえ、155名の人々には「親・配偶者・子ども」たくさんの家族がいます。その人たち全員の命を救ったともいえるのではないでしょうか。

機長の落ち着いた判断と副操縦士の手助け、二人の絆の強さも感じられました。

副操縦士の(アーロン・エッカード)ジョーク~~、
「次は7月にね」が、公聴会に出席した人々を笑わせる、ステキな最後のシーンでした~~♪


蜩(ひぐらし)の記~~~映画鑑賞

2014-10-15 | 映画

映画のTVCMで「美しい日本の田舎の風景、家族愛」という言葉に魅かれた主人が、その映画「蜩の記」を観たいと言うので、お付き合いしてきました(笑)。


午前中は法務局支局での会議が入っていましたが、終了する12時過ぎに迎えにきてもらってシネマへGO~~♪
チケットを購入してから、まずはランチ~~(笑)。


「蜩(ひぐらし)の記」とは、主人公が毎日つけている日記のタイトルです。
秋が近くなると、一日の終わりを悲しむかのように鳴く「蜩」。
三年後の八月に「切腹」をすることが決まっている主人公・・・その日暮らし・・・ということから、つけたとか。その日記の表紙にするのでしょうか・・・、ご子息が描く「セミ」の絵~~可愛いかった。


このタイトルから想像して、
《 主人公が、静かに田舎暮らしをしながら「その日」を待つ。が、いざその日が近づくと、気持ちの乱れが生じて葛藤する様》が描かれているのかも・・・と、勝手に想像していましたが・・違いました(苦笑)。


たくさんの人が、映画のレビューで「高い点」をつけていますが・・・私は半分・・・(苦笑)
本だと、読みながら行間からくる見えない文字を想像し、いろいろの場面を自分で作りだせますが、映画は「映像」に「説明的なセリフ」が加わるので、余韻がない。





《 城内で刃傷騒ぎを起こした檀野庄三郎(岡田准一)は、家老・中根兵右衛門の温情で切腹を免れたものの、遠くの村にいる「とある男の監視」命じられる。
その男とは、7年前に藩主の側室との不義密通の罪で10年後の切腹と家譜の編纂を命じられ、向山村に幽閉されている戸田秋谷(役所公司)だった。

秋谷の切腹の期日まで寝食を共にし、家譜の編纂を手伝いながら秋谷の誠実な人柄を目の当たりにするうちに、庄三郎は秋谷に敬愛の念を抱き、次第に秋谷の無実を確信するようになる。
やがて庄三郎は、秋谷が切腹を命じられる原因となった側室襲撃事件の裏に隠された、もう1人の側室の出自に関する重大な疑惑に辿り着く。

側室の遺言書を手に入れた庄三郎は、それを秋谷に渡す。 切腹の日が近い秋谷は、その遺言書を持って家老宅に乗り込み、家老の心得違いを正す。

その後、清々しい気持ちで「切腹の場」へ向かうのです。》


 その日・・・、「良い夫婦であった」と、互いに手をとり微笑み合う夫婦のシーンだけは~~ステキでした~~♪


なぜ「切腹をしなければならなくなったのか」「多くの登場人物の関係」とかが分かるまでの手際の悪さ・・・目立って・・・。
もっと、淡々と「死」までの日常の時間を淡々と描いて欲しかった・・・。



それでも、
日本の田舎の風景の、季節の変化で「時間の経過」を理解させる手法~~いいですね。
全体に流れる「武士の生き方」~~これは潔く、快適でした(笑)。

映画って、期待しすぎて観にいくのは止めましょう~(笑)。


おめでとう~~♪ お幸せに~~♪

2014-06-07 | 映画
たのもしい新郎と、可愛い新婦に「いいなぁ~~♪」と、感激しながら、「結婚式&披露宴」に参列させて頂いた今日~~♪Dsc02118


結婚式では「親族」になっていたんですが、本当は「血のつながり」はまったくないんです(笑)。

私の生まれる前から、父と兄弟のようにお付合いのあった方の娘さんのご子息の結婚式でした(笑)。


その彼女と私は、ある時は「姉妹」~、ある時は「従姉妹」~みたいな感じの仲良しなんです。
ですから、その子どもたちも「甥や姪」みたいな感覚で接している日々。

大学入学時には、彼女に代わって、塾への申し込み手続きやなんかにもいっしょに連れていきました。

その男の子が、こんなに大きくなって、立派になって、可愛いお嫁ちゃんを紹介してくれたときは、本当に嬉しかったです~~♪


そして、今日の「結婚式」~~♪Dsc02090











場所は、横浜のホテルでした。
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昨夜からの雨が今朝になっても止まず、風も強くて「大雨警報」が出ている中・・・、電車が遅れたりしたらいけないと、早めに家を出てホテルへ向かいました。

時間に余裕があったおかげで、式の始まる前に花婿さんとゆっくりお話をすることができました~~♪


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お式は、教会で行いました。

終わって二人が進むロードには、定番の「フラワーシャワー」に「リボンシャワー」も加わって、とてもステキでした~~♪

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二人で支え合いながら、楽しい家庭をつくって下さいね~~。

お幸せに~~♪

大統領の執事の涙~~(映画鑑賞)

2014-02-25 | 映画
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「大統領の執事の涙(THE BUTLER)」~~~観てきました~~♪
 Dsc00359_4
「泣くんだろうなぁ・・・」と思って観ました(苦笑)が、泣かなかった!
 
 
涙を流す哀しさではなく、アメリカの歴史の汚点ともいうべき「有色人種差別」の歴史に胸が痛くなり、その犠牲となった人々のことを想って心の中で泣きました・・・。
 
 
この映画は、その歴史にもみくちゃにされた家族の物語・・・・です。
 
 2008年、オバマ大統領誕生のとき大きな力を発揮したといわれる黒人執事の話が、ワシントンポスト紙に掲載されたのだそうです。
その人物をモデルとして作られた映画です。
 
                                                  
                                                                                                             
ホワイトハウスで、歴代7人の大統領(アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン)に仕えた黒人執事・セシルを通しての「人種差別問題」「公民権運動」の歴史が描かれている映画なのです。
 
その流れに翻弄された家族が、反発しあい、嘆き、悲しみ、怒り、別れと、様々な苦悩の日々を送る物語でもあります。
 
『綿花畑の奴隷の子として生まれた主人公・セシル。
母親は白人の雇い主に辱めをうけて廃人に、それを咎めた父親はピストルで撃たれて死亡・・・。
奴隷の生活から逃げ出したセシルは、同じ黒人に拾われてボーイの見習いになります。
やがて、高級ホテルのボーイになったセシルは、ホワイトハウスの執事にスカウトされるのです。
                                                        
世界の中枢にいながら、「部屋の空気になること」を、黙々と努めるセシル・・・。
 
「白人に仕える父親」に反発した長男は、「反政府運動」の戦士となります。
セシルと長男は、お互いを理解しあえることなく、年月が経過していきます。
 
次男は、兄と反対に「国を救う」ために、ベトナム戦争へ志願し・・・戦死します。
 
家族が、心の中ではお互いを気遣いながらも口には出せずに反発したまま・・・、
 
そして・・・、全米で「人種差別撤回」の法が成立し、セシルの執事としての地位も上がり、お給料も白人と平等にはなるのですが、それを利用されたような「晩餐会への招待」が、セシルの心を傷つけます。
 
                                                 
長男の気持ちを理解できるようになったセシルは退職。
議員を目指す長男と、いっしょに運動にも参加します。
                                                      

そして・・・、初めての黒人大統領が生まれようとする選挙を、セシルは大きな力となって応援するのです・・・。』
 
 
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キューバ危機、ケネディー暗殺、ベトナム戦争・・・アメリカが大きく動いた時代を、セシルの目を通して見る事ができる映画でした。
                                                                                                                        
                                                   
今、有色人種差別は無くなったように見えるアメリカ社会ですが・・・、
「WASP(ワスプ)」という言葉が、支配階級を指す言葉として使われているとか・・・。
愚息①が、20年前にアメリカ留学をしていたときに「やっぱり日本人を受け入れてくれない人も多いよ」と、この言葉を教えてくれたこと、思い出しました・・・。
 

「終戦のエンペラー」・・・観てきました。

2013-08-01 | 映画
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   先の大戦に対して「天皇陛下の責任」があったのかどうか・・・
   占領軍が、どのように「戦争への責任」を裁こうとしていたのか・・・。
   難しい内容の部分を、どんな風に映画として作っているのか・・・。
   とても興味を持った映画でしたから、公開を待っていました!
  終戦後、すぐに占領軍のトップとして「厚木基地」に降り立った「マッカサー   元帥」に、トミー・リー・ジョーンズが扮しているのですが、あのパイプを加えサングラスをかけた姿~~、本物そっくり~~!(写真でしか知りませんが・・・苦笑)
 
 
 10日間という短い時間の中で、「天皇陛下にも、戦争に対する責任が 
 あるという証拠をみつけろ」・・・という命令に従う知日派の准将・フェラ 
 ーズ(マジュー・フォックス)。
 彼は、日本人の恋人の安否も探しながら、思い出を通して調査の文書 
 をまとめていくのですが、このラブロマンスがあるために、映画の流れ
 が優しくなっていた気がします~~。
 
  映画を観終わったとき、全体を通して、当時の占領軍が日本で何をしてい   
  たのかが分かりました。
  天皇陛下が「開戦」にかかわったかは不明ですが、「終戦」を迎えさせてくれたことが、分かりました・・・。
 
マッカーサとお会いした天皇陛下が「国民は悪くありません。すべての責任は私一人にあります」と、おしゃった場面・・・涙が流れました・・・。
  戦前は「神様」として敬われながらも、まったく自由のない生活。
  戦争を回避したいと思う気持ちは、一番強かったようですが、当時の暴走 
 
 る軍部は制御できなかった・・・。
   おつらかったことだろうと、そのお気持ちを察すると、泣きたくなりまし  
   た・・・。
日本人の俳優さんも何人か登場していますが、皆さんそれぞれにステキな演   
 技をみせてくれています~~♪
 
  (映画の公式サイトから、借用した写真です)

Ennpera


「風立ちぬ」~~試写会に行ってきました~~♪

2013-07-04 | 映画
7月20日から公開の映画「風立ちぬ」の試写会が当たった愚息②~~♪
「スタジオジブリ」の作品で「すばらしい映画だから、いっしょに行こう」と誘ってくれました~~。
もちろん即「OK」~~~♪Dsc06942
彼女でなくてごめんね」~~~と、喜んで同行~~~きゃははは
 
公開前なので、内容は詳しくは書きませんが~~(笑)、
とってもとってもステキな「大人の映画」でした~~♪
 
日本の零戦の設計者である「堀越二郎」さんの「夢と恋」を、美しく描き出したジブリアニメ~~~♪
さすがです!
Dsc06943
観る前は「戦争」や「不況」「軍」・・・日本の歴史の負ともいえる部分を描いたものかと思っていたのですが・・・まったく違いました!


「飛行機の設計をしたい!」という、日本の少年と、その道の大先輩であるイタリア人とが、空想の世界で友情を育み、夢を実現させる~~~、
という、ステキなステキな物語でした~~♪

夢に向かって夢中の少年が、青年になり「薄幸の女性」と知り合い、恋をし愛して・・・やがて悲しい別れ・・・。

昔の日本の美しい田園風景と、当時の都会の無秩序なゴミゴミ感、会社という組織の中での夢への想い、婚礼の様子・・・幻想的であったりマンガチックであったり、手法はいろいろでしたが、「きれい」~~♪
丁寧に丁寧に作られた、美しい感動を与えてくれる映画でした~~♪




                                        


リンカーン~~♪(映画鑑賞です)

2013-05-24 | 映画

「スピルバーグ監督」と「アカデミー主演男優賞」のコラボ作品とあってPhotoは見のがせない映画~と思って気になっていましたが、ようやく観てきました~~♪



第16代アメリカ大統領である「エイブラハム・リンカーン」~~。
彼のPhoto_2「人民による人民のための人民の政治」という言葉があまりにも有名ですね。

下院で「奴隷廃止」の法を通過させるために、苦悩する日々を描いた映画なのですが・・・、最初の方は「セリフ」だけで状況を説明し物語を進めているので、なんだか眠くなりそうでした(苦笑)。

多くの犠牲者を出した「南北戦争」を終わらせ、「法の下の平等」を定めたリンカーン役の「ダニエル・デイ・ルイス」~~~~最高の演技でした!

自身の強い信念を貫く意思と、ヨーモアのある話、妻や息子との葛藤・・・・、そんな生き方を穏やかに抑えた演技で表現したダニエル~~~、ステキでした~~♪Photo_3

民主党議員でありながら「奴隷解放案」に賛成したダグラス役の「トミー・リージョンズ」の演技もさすが~~。


黒人の家政婦を愛していることが、最後の方の場面で分かり、なんだかほっとしました(苦笑)。

でも・・・彼の「かつら」・・・・役柄とはいえ・・・おかしい~~~きゃははは





「レ・ミゼラブル」~~♪(映画鑑賞)

2013-01-29 | 映画
「レ・ミゼラブル」~~~観てきました!
「ミュージカル映画」です~~♪


                                             
文豪・ヴィクトル・ユーゴーの原作ですので、あらすじは多くの方がごぞんじのはず~~。
そして、1985年ロンドンの舞台で上演されて以来、今なおロングラン記録を更新中というミュージカルであることも有名~~♪Dsc04271

日本でも、数え切れない程の上演があり、たくさんの女優さん・俳優さんたちが挑戦されています。


私も、以前「帝劇」での舞台を観ました~~。
岩崎宏美さん演じる「ファンテーヌ」の、美しい歌声に魅了されたことを思い出しながら、映画を観てきました。

妹の子どものために、たった「一切れのパン」を盗んだ「ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)」は、19年間も長い間投獄されていました。
仮出獄になった彼は、その前科ゆえ生活もいきずまり、教会から「銀食器」を盗んでしまうのです。

が・・・、司祭は「それは彼にあげたものです。彼に罪はありません」と、優しさを示してくれたのです。その言葉に「身も心も入れ替えて生きよう」と決心するジャン・バルジャンでした。



Dsc04272 それからの彼は過去を捨て、一生懸命に誠意をつくす人生を送り、「市長」にまでなるのですが・・・・、

「法がすべて」という冷酷な警部「ジャベール(ラッセル・クロウ)」は、仮出獄のまま逃亡しているジャン・バルジャンをどこまでも追いかけるのです。
自分の経営する工場の働き手「ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)」と出会ったジャン・バルジャンは、彼女が息を引き取る時に、愛娘「コゼット(アマンダ・セイフライド)」を託されるのです。

ジャベールから逃れてパリに隠れたジャン・バルジャンは、コゼットに父親としての限りない愛を注ぎ美しい女性に育てるのです。
しかし、パリは不安定な政治状態・・・、下町で革命を志す学生たちが起こす事件に巻き込まれてしまう「ジャベール」と「ジャン・バルジャン」。

その学生の一人「マリウス(エディ・レッドメイン)」と恋におちるコゼット。
革命は失敗に終わり、多くの仲間が犠牲になったのですが、マリウスはジャン・バルジャンに助けられ、コゼットとの愛を実らせることになるのです。
誰もが激動の波にのまれていく時代・・・・。
格差と貧困にあえぐ民衆が、自由と希望を求めて立ち上がろうとしていた19世紀のフランスが舞台の物語です。Dsc04273




「誰かを愛すること」は「勇気」や「希望」を与えてくれることであると、教えてくれるとっても感動的な映画でした~~♪
そして、そして~~~、
「民衆の歌」 「夢やぶれて」 「ワン・デイ・モア」~~~~何度聞いてもステキなステキな歌ですね~~♪

北のカナリアたち・・・

2012-11-23 | 映画
吉永小百合主演の「北のカナリアたち」~~~観てきました。泣きました!
                                                   
 北の大地の厳しい冬の景色、
 利尻・礼文の美しい花の季節、
 6人の子どもたちのきれいな歌声、
 登場人物それぞれが背負った人生、
 心を打つ言葉のいくつか、
                                  
 場面場面で、何度も何度も流れる自分の涙が嬉しかった・・・。Dsc02806
                                       
                                                
全体の物語の流れには「あれっ?」とか「思わず苦笑」とか思ったところもありますが、見終わって「良かった~~♪」と思いました。
                                        
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吉永小百合演じる主人公の「川島はる先生」が、20年前に「なぜ島を追われたのか」「なぜ教師を辞めたのか」・・・。
                                 
                                               
東京で図書館秘書の仕事をしていたはる先生は、定年を迎えようとしていました。そのとき、島の分校の教え子の一人が事件を起こしたという知らせが届きました。
「なぜあの子が・・・」と、昔の教え子を訪ねて歩くはる先生。
成長した子どもたちの姿を喜びながらも、それぞれがあの島で抱えてしまったことを言葉にできずに生きていることを知るのです。
そして自分自身も心の中に閉じ込めていた事実を話すのです。
                                                 
脳腫瘍で余命半年と宣告された夫とともに島に戻り、その分校の教師となったはる先生。そこで出会った6人の子どもたちの歌の才能に気づき、合唱を通して心を通じあうことができていたのに・・・。
                                          
ある日「衝撃的な事故」が起き、「夫」は死んだ。
「はる先生」は姿を消した。「子どもたち」は自分たちは捨てられたと思った。

皆、心に深い傷を残した」まま、その後の人生を歩んでいたのです・・・。
                                   
                              
この旅で、凍り付いていた子どもたちの心も溶け、はる先生自身の心もふっきれていったはず・・・。
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感動と温かさに涙した映画でした~~♪
                                      
                                   
20年前に心を寄せた人が、毎年送ってくる「生きている」という言葉だけが書かれたハガキ。
                                          
「明日まで待てませんか」・・自殺をしたい人にそう言葉をかける。
                              
「俺は生きていていいんだよね・・・」と問う罪を犯した人。
                                    
この映画の中のいくつかの言葉・・・・心を打たれました!
絶対忘れたくない言葉です。
                               
                                     
そうそう、
「はる先生」って、私と同じ名前です~~~♪

「あなたへ」~~~映画鑑賞です。

2012-09-06 | 映画
高倉 健さんならではの映画、健さんらしい映画~~「あなたへ」を観てきました。
http://www.anatae.jp/ (公式サイト)
                                                       
主人公の健さんの渋さ、落ち着き、深みのある演技と、「ビートたけし」「草薙剛」「佐藤浩市」らが演じる人情味あふれる人々との出会いに、妻役の「田中裕子」の歌う「星めぐりの歌」のせつなさがマッチした、とっても心ふるPhotoわせる映画でした~~♪
 (健さんの歩き方・・・歳には勝てない・・・と感じましたが=苦笑)。                                          
                                             
亡くなった妻の遺言で、故郷の海に散骨して欲しいという願いをかなえるために、妻のふるさと・長崎へ向かう主人公が、旅の途中で出会った人々との「温かいもの」が、とてもいい感じに表現されていました。
                                                  
「元国語教師」と名乗り、放浪の俳人「山頭火」について語る男にひかれつつも、実は「車上荒らしの手配犯」だったという思いがけない展開では、演じるのが「ビートたけし」ということもあってか場内はクスクス~~(苦笑)。
                                              
その後、「イカ飯販売員」の若い男二人と出会うのですが・・・、
妻が他の男と浮気をしているかもしれないのに、確かめるのが怖いので、がむしゃらに働いて忘れようとする男(草薙)が憎めなくて手伝ってしまうのです(苦笑)。
もう一人の販売員は、嵐の夜、遭難とみせかけて自らを消した男・・・、彼の故郷は妻のふるさとでもあったのです。
イカ販売員との出会いも、主人公に大きな力を与えます。
                                                     
妻のふるさとの「郵便局留め」で届いた手紙は、故郷の白い灯台と、「さようなら」の一行・・・・、
この言葉は、「これからは、あたたの人生を歩んでください」という、妻からのメッセージと受け止めた夫は、その手紙を風に乗せて飛ばすのです・・・。
(この場面を見て、そう感じた私です。多分、これから彼は、自分の思った道を行くのでは?)
                                          
妻のふるさとで出会った「自らを消した男の妻と娘」「娘の婚約者とその祖父」・・・、
彼らの協力で、無事に散骨を済ませた主人公は、帰り道に再び「イカ販売員」と会うのです。
主人公は「刑務官」、彼は言うのです・・・、
「刑務所の中では、人を通して情報を流すことを、ハトを飛ばすというんだ」と・・。
主人公は「ハト」となって、ふるさとで一生懸命に生きている「妻と娘の様子」を知らせ、娘のウエディングドレス姿の写真を渡すのです・・・。
                                                
                                                                                                      
                                                                                                                   映画の中で何度も流れる「星めぐりの歌」を歌う田中裕子さん~~、とっても美しい声なんですね!
歌詞とメロディーの彼女の歌声が、この映画を一段とステキなものにしていました。
まだ観ていない方~~、ぜひ観て下さいね。お薦めです~~♪

ファミリーツリー・・・・・(映画鑑賞)

2012-05-30 | 映画
「ファミリーツリー」~~♪
それは、大地に根を張り、受け継がれる家族の系譜。
今日は、予定していた用事が時間より早めに済んで「空き時間」ができましたので、映画を観てきました。
「ファミリーツリー」~~♪Dsc05485_2 
大好きな「ジョージ・クルーニー」主演とあっては見逃すわけにはいきませんので、いつ行けるかと気になっていたんです(笑)。
ちょっとだけ「ホロリ」とする場面もあり、「家族の絆」を考えるいい映画でした~~♪
いつも「かっこいい」シジョージ・クルーニーが、
「妻に浮気された夫」「二人の娘をどう扱うのかバタバタするシリアスな父親役」で、淡淡とした気負わない演技をみせてくれてとっても可愛い~~(笑)。Dsc05486_2
映画の舞台は「ハワイ」~~♪
真っ青な空と海、緑いっぱいの大地、美しく咲く花々~バックにながれる「ハワイアン」も、明るくてステキでした~~~♪
楽園と呼ばれる島で暮らす「カメハメハ大王」の子孫であるマット(ジョージ・クツーニー)は、その財産を無駄に使うことなく「弁護士」としての収入で生活を送っているため、妻や娘たちにも無駄遣いをさせない。
ただ仕事・仕事の日々を送るマットに、ある日、妻がモーターボートの事故で「意識不明」になるという知らせが!
治療のすべもなく、眠り続ける妻・・・。
妻自身が生前に署名していた「延命治療拒否」により、今まさに生命維持装置がはずされようとしている・・・。
仕事ばかりしていた彼は、反抗期の娘たちと真正面から向き合わなければならなくなり、どう扱っていいか右往左往します。
(二人の娘たちにハラハラさせられる、ジュージ・クルーニーのパパ役が新鮮~~♪)
そんなとき、娘から「ママは浮気をしていた」と告げられる・・・・そのことで母と娘はケンカをし長い間口をきかない状態だったのです。
妻の浮気を知ったマットは、娘たちを連れ、浮気相手を探しにマウイ島に出かけます・・・偶然その相手は、マットのいとこの持つコテージを借りて、家族でバカンスを楽しんでいました。
浮気相手に「事実を確かめるマット」・・・そして「死を待つ妻を最後に見舞って欲しい」と告げるのでしたが・・・。
そのことは相手の家庭をも苦しめることになるのです。
死を迎えたマットの妻の病室を訪れた、浮気相手の妻は、意識のない相手に向かって「貴女を許す」と告げて帰ります。
マットも、妻を許し、旅立たせるのでした・・・。
Dsc05488_2 マットと二人の娘は、ハワイの美しい海に、妻であり母である彼女の「遺灰」を流すのでした・・・。
そして、先祖が残した広大な土地を売り払うかどうかで、親族会議まで開いた結果・・・、彼はこの美しい土地を残すことを決意するのです。
それは二人の娘との絆を強めるためでもあったのです。Dsc05487
→マットのその娘たちが、ひとつのソファーに座る姿~~~何も言葉のない最後のシーンでしたが、とてもせつなくて嬉しくて思わず笑みが~~♪
毎日の仕事や雑用に追われているうちに、家族のありがたさや優しさを「当たり前」のように受け止めてしまっていた私・・・・・。この映画を観てはっとしました。
自分ひとりで生きているのではない。自分ひとりで何かができるのではない。
家族の思いやりや協力があればこそなのだ・・・と、時々は、「この家族で良かった」「ありがとう」と、感謝の気持ちを持つことを確認しなければ・・・・と感じた映画でした。
とってもステキな映画に出会いました~~♪

幸せの教室~~♪(映画感想です)

2012-05-12 | 映画
幸せの教室」~~観てきました。Dsc05213


                                                   
ジュリア・ロバーツ演じる先生と、トム・ハンクス演じる生徒~~,
二人が出会い、恋が芽生え、明日へ生きる力がわく~~.
大物の二人ならではの演技とストーリーに、難しいことを何も考えずに楽しめた映画でした。
                                             
 誰からも好れ、一生懸命に仕事をし、明るく日々を送っている「ラリー・クラウン(トム・ハンクス)」は、ある日突然「学歴」を理由にリストラされる(これって、ちょっと無理がある定ですが=苦笑)
彼は、再就職のためのスキルを身につけようと短期大学に入学する。
そこで、「スピーチ」と「経済学」の講座を受講することになったのです。
                                                                                        
      Dsc05214            スピーチの先生(ジュリア・ロバーツ)は、結婚生活の破綻から教師としての情熱を失い、酒に助けを求める日々でした・・・。    
彼女生徒たちとの交流を通して気持ちの変化が現れます
ラリーにとっても、大学で出会った「年齢の離れた友人たち」との交流は、生 
活 を充実させていってくれるものでした。
                                             
                                                
そんな生徒たち、特にラリーとの出会いで、自分の生き方を見つめなおす先生(ジュリア・ロバーツ)・・・、彼女と彼の心の中に芽生え始めたものは~~。
                                                   
人生には何が起こるかわからない・・・、そんなとき「懸命に生きてきた過去」を否定することなく美化もせず、柔軟な頭と心で新しい体験を楽しめば、きっと輝く明日が待ち遠しくなるはず」と、宣伝チラシに書かれていましたが、
まさに「なるほど~~」と、観終わって感じました~~♪
                                               
トム・ハンクスの持つキャラクターがかもし出す「元気になれそう~」という気持ち、
ジュリア・ロバーツの持つ超美人ではないけどステキなキャラ(笑)、
二人がハッピーエンドになってくれる「やっぱり~~」という安心感(笑)。
ラリーのクラスメイトたちも、欠点だらけのキャラだけど、みんな可愛い~。
                                      
感動とか、涙とかは縁遠い映画ですが、気持ちの軽くなる時間をすごしてきました~~♪