本年度、アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「主演女優賞」「助演男優賞」の4部門を受賞した「ミリオンダラー・ベイビー」は、やっぱり観た価値がありました~~♪
実の娘に何度手紙を書いても送り返される・・・悲しい孤独なジムのオーナー&トレーナー「フランキー」は、監督でもある「クリント・イーストウッド」
家族がいながら「愛」を与えてもらえず、寂しい思いをボクシングにかける「マギー」は「ヒラリー・スワンク」
今はフランキーのジムで雑用係として働く、元ボクサー「スクラップ」役は、渋い「モーガン・フリーマン」
物語はスクラップの目を通して、語られるのですが・・・フランキーとマギーの「愛」を慈しむ様が、心を打ちます。
「ストーリー」
ロスの小さなジムで雑用係をしている、元ボクサーのスクラップとオーナーのフランキーとは、もう23年のつきあいになります。
フランキーは、トレーナーとしては最高の腕を持つが、マネージャーとしては最低。なぜなら彼が愛しているのは「試合」ではなく「ボクサー」だから・・・
タイトルマッチのような再起不能になるようなリスクを負わせまいと、大きな試合をボクサーたちにさせないで「自分を守れ」というフランキーに、愛想をつかして、離れていく優秀なボクサーたち。おかげでジムはいつも貧乏です。
そんなジムにやってきたのが「マギー」というボクサーをめざす女性です。彼女は31歳・・年をとりすぎていると冷たく突き放すが・・・
マギーを育てようと、フランキーの心に変化がおきたのは、マギーが32歳の誕生日を、自分自身で、一生懸命に「スピードバッグ」を打つことで祝っている様子を見たときです。そして、彼女の口から出た家庭の悲惨さに「マギーからボクシングを取り上げたら何も残らないだろう」と感じるのです。
そして、二人の間で猛特訓が・・・やがて彼女はリングで快進撃を続けるのです。
フランキーが実の娘に送った手紙は何百通も送り返されてきてしまっています。その束を見たフランキーは、「英国チャンピオン」と闘うマギーの試合を決めるのです。
フランキーがマギーに贈った「ガウン」は「ゲール語」で「モ・クラッシュ」と刺繍の入った「グリーン」のものでした。
フランキーはアイリッシュ・クリスチャンだったのです。そのガウンを見た観客は大喜び。アイルランド人の心をとらえたのです。
それは、彼女の新しい名前にもなります。
ファイトマネーで母親のために家を買ったマギー。が・・母親は「金をくれた方が良かった」と言う。
そんな家族に絶望し、本当の家族は「もうフランキーしかいない」と思ったマギー。
そしてフランキーも「俺にもお前しかいない」と感じていた・・・
いよいよ100万ドル(ミリオンダラー)のファイトマネーをかけたタイトル・マッチの日がきました。
相手はきたない手をようしゃなく使うボクサー「青い熊・ビリー」です。会場はラスベガス。
「モ・クシュラ」の歓声の中、リングにあがるマギー・・・
試合の最中、反則の連続で攻撃をしてくるビリーによって、マギーなマットに沈んでしまうのです。
そして、過酷な日々の始まりが・・・
動けぬ身体に追い討ちをかける母や兄妹の仕打ち、機械によって生かされる身体、苦悩の中で、自ら命を絶とうとするマギー・・・
こんな中でのフランキーとマギーの愛は・・・
フランキーは、親としての愛、一人の男性としての愛、人生のパートナーとしての愛、神の代わりとしての愛・・・
つらく悲しい選択をするのです・・・
「モ・クシュラ」・・
愛する人よ、 お前は私の血だ」・・・という意味です。
実の娘に何度手紙を書いても送り返される・・・悲しい孤独なジムのオーナー&トレーナー「フランキー」は、監督でもある「クリント・イーストウッド」
家族がいながら「愛」を与えてもらえず、寂しい思いをボクシングにかける「マギー」は「ヒラリー・スワンク」
今はフランキーのジムで雑用係として働く、元ボクサー「スクラップ」役は、渋い「モーガン・フリーマン」
物語はスクラップの目を通して、語られるのですが・・・フランキーとマギーの「愛」を慈しむ様が、心を打ちます。
「ストーリー」
ロスの小さなジムで雑用係をしている、元ボクサーのスクラップとオーナーのフランキーとは、もう23年のつきあいになります。
フランキーは、トレーナーとしては最高の腕を持つが、マネージャーとしては最低。なぜなら彼が愛しているのは「試合」ではなく「ボクサー」だから・・・
タイトルマッチのような再起不能になるようなリスクを負わせまいと、大きな試合をボクサーたちにさせないで「自分を守れ」というフランキーに、愛想をつかして、離れていく優秀なボクサーたち。おかげでジムはいつも貧乏です。
そんなジムにやってきたのが「マギー」というボクサーをめざす女性です。彼女は31歳・・年をとりすぎていると冷たく突き放すが・・・
マギーを育てようと、フランキーの心に変化がおきたのは、マギーが32歳の誕生日を、自分自身で、一生懸命に「スピードバッグ」を打つことで祝っている様子を見たときです。そして、彼女の口から出た家庭の悲惨さに「マギーからボクシングを取り上げたら何も残らないだろう」と感じるのです。
そして、二人の間で猛特訓が・・・やがて彼女はリングで快進撃を続けるのです。
フランキーが実の娘に送った手紙は何百通も送り返されてきてしまっています。その束を見たフランキーは、「英国チャンピオン」と闘うマギーの試合を決めるのです。
フランキーがマギーに贈った「ガウン」は「ゲール語」で「モ・クラッシュ」と刺繍の入った「グリーン」のものでした。
フランキーはアイリッシュ・クリスチャンだったのです。そのガウンを見た観客は大喜び。アイルランド人の心をとらえたのです。
それは、彼女の新しい名前にもなります。
ファイトマネーで母親のために家を買ったマギー。が・・母親は「金をくれた方が良かった」と言う。
そんな家族に絶望し、本当の家族は「もうフランキーしかいない」と思ったマギー。
そしてフランキーも「俺にもお前しかいない」と感じていた・・・
いよいよ100万ドル(ミリオンダラー)のファイトマネーをかけたタイトル・マッチの日がきました。
相手はきたない手をようしゃなく使うボクサー「青い熊・ビリー」です。会場はラスベガス。
「モ・クシュラ」の歓声の中、リングにあがるマギー・・・
試合の最中、反則の連続で攻撃をしてくるビリーによって、マギーなマットに沈んでしまうのです。
そして、過酷な日々の始まりが・・・
動けぬ身体に追い討ちをかける母や兄妹の仕打ち、機械によって生かされる身体、苦悩の中で、自ら命を絶とうとするマギー・・・
こんな中でのフランキーとマギーの愛は・・・
フランキーは、親としての愛、一人の男性としての愛、人生のパートナーとしての愛、神の代わりとしての愛・・・
つらく悲しい選択をするのです・・・
「モ・クシュラ」・・
愛する人よ、 お前は私の血だ」・・・という意味です。