love

神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

後悔、先に立たず・・

2002-11-30 | インポート
車で20分くらいの所に、昨年から売りに出している土地があります。
こんなご時世ですから、仕方ありませんが、なかなか売れません。
その土地の前の道路を、修理したいと、町から連絡を頂いていたので、見に行ってみました。

そこの土地には、梅、甘柿、渋柿、ざくろ、金柑、甘夏、夏みかん、すもも、栗の木や、いろいろの木・花たちがあったのですが、不動産屋さんが、「切った方が広く見えるので、買い手もつきやすい」って言うものですから、お金をかけて整備しました。
でも、「こんなに売れないんだったら、切らなければ良かった」って思っています。

季節、季節になる実も楽しみでしたし、お正月がくれば千両・万両、梅の花、水仙が華やかに玄関を飾り、つばきやしゃくなげも大きくなって見事な花をつけていましたから・・・
買い手が見つかった時、切っても遅くなかったと後悔しているところです(苦笑)。

世の中、上手くいかない!


Disney's Jolly Holiday Parede

2002-11-30 | インポート
ディズニーランドのクリスマスを楽しんできました!

昨日は風もなく、晴れて穏やかな初冬の一日でしたので、パレードもショーも、アトラクションを待っている時間も、とても楽でした。

午前中の「ジョリーホリデー・パレード」の前に、いつものように「It's A Small World」へ。
「世界中の~~♪♪~~」の音楽を口ずさみながら見る可愛いお人形達に、心が和みます。
大好きなアトラクションの一つです!

ジョリーホリデー・パレードには、息子がダンサーとして出演していますので、音楽が聞こえると何か、ワクワクします。
息子は「白の上下に、紫の帽子とマフラー」で「ローラー」を履いていました。
フィギアスケートの靴の刃に、ローラーをつけた特殊な靴みたいです。
スイスイと走り回りながら、ゲストの方たちに「メリークリスマス」と、笑顔をみせていました。
「なかなかかっこいいなあ~」と我が子ながらホレボレ・・・(苦笑)。

ミッキーやミニーのキャラクター達も、クリスマスの可愛い衣装だし、フロートも雪をかぶったり、プレゼントの山だったり・・・とにかく、可愛い!!

ウエスタンランドの前あたりで見てから、トゥーンタウンの前へ猛ダッシュします。
そうすると、もう一度、パレードが見れるんです(笑)。
もちろん、後の方からになってしまいますが・・・十分、堪能できます。
(パレードの様子は写真集にUPしました)

パレードの後は「Sparkling Christmas for You」のショーを見に急ぎました。
インパークしたのが遅かったので、入場券はとれなかったのですが、遠くからでも楽しめます。
このショーは昼間より、夜の方が数段きれいです。光の洪水になりますから・・・

TDLって、本当に「夢と魔法の王国」だと思います。
いつだって、ワクワクとした「子ども」の様な気持ちにさせてくれます。


桂林・天下の絶景を行く

2002-11-28 | インポート
NHKの番組で見入ってしまいました!

「天下の絶景」といわれる中国・桂林。
全長90㌔の「漓江(りこう)」の流れに沿って風景や人々の暮らしを見せてくれました。
山水画の世界・・・という言葉がピッタリの風景です。

山々は連なっているのではなく、一つ一つが独立をしていて、「奇峰」と呼ばれています。
見る角度によって、形が変わるのもおもしろく、河の水面に写る、奇峰の姿に、まるで「合わせ鏡」を見ているような錯覚を起こしました。
時折、はさまる「漢詩」に、いかに中国人の心の故郷として、悠久の歴史を刻んできたかが感じられました。

奇峰のふもとの小さな村・・・村への道は、湖に渡したせまい橋だけです。
もちろん車は通れません。
人口は、60世帯、300人。
奇峰はほとんどが岩山ですので、そんな岩の間のわずかな土を耕し、作物を植えている光景に驚きました。

昔、宮廷に献上したといわれる「さといも」を作っている村。
漓江の魚を取り、市場に出す村人・・・
水牛やたくさんのアヒル・・・
どれをとっても、まるで「水墨画」に描かれているそのままです。

案内役として、アナウンサー、女優、写真家、二胡奏者・・・と何人かの人たちが出演し、会話が入ったのですが、それはなくてもよかったと思いました。

ナレーションと二胡の演奏・・・ゆっくりと流れる風景・・・それだけで十分に堪能できるはずです。

行ってみたい場所の一つになってしまいました。

「ひょう」が降りました

2002-11-27 | インポート
昨日のことです。
夕方、突然に空が暗くなり、ピカッ、ゴロゴロと雷の音とともに、ザ~ッと大粒の雨が降り出しました。
が、音がいやに大きいので、外を見ると「ひょう」が降ってきていました。

見る見るうちに、あちこちが白くなっていきます。2~3センチの氷の塊が落ちてきていたんです!
もうビックリ!
11月に「ひょう」なんて、初めての体験かもしれない・・・
1時間ほどで止み、あっという間に溶けてしまった「ひょう」ですが、ほんの一部の場所だけに降ったみたいです。

あけて今日、朝から強い西の風・・・
黄色くなりきれないイチョウの葉がたくさん落ちていました。

高校時代に思いを・・・

2002-11-26 | インポート
昨日の日記より、時間はさかのぼります・・・なつかしい高校時代を思い出した今日です。

母校(高校)の学校評議員会議がありました。
同窓会の代表としてメンバーになっています。

O市の駅から学校へ向かうバスの中で、40年も前のことを思い出しました。
当時は、登校、下校の時間帯は、スクールバスのような形で、専用のバスが何台か出ておりました。
毎年、「バス運賃値上げ」の通達が入ると、「値上げ反対・断固乗車拒否」を生徒会で決議し、多くのバス通学生徒が、駅と学校の間を30分かけて歩くのでした。
おしゃべりをしながら、何か食べながら、楽しそうに・・・
それが、日がたつにつれ、一人減り、3人減り、5人、10人・・・と、
最後まで残るのは生徒会役員だけ・・・(笑)。そして、1~2ヵ月後には、ほとんど全員がバスの定期を買っているという状態になるのです。(爆笑)

そんなことを思い出しながら、200円也を支払って学校前の停留所におりました。
周りの建物や、道路は、すっかり変わってしまいましたが、玄関前の「カナリーヤシ」は当時のまま。
随分大きくなってはいましたが、それを見た時「私の原点ってここにあるんだ」という、懐かしいような、温かい不思議な気持ちになりました・・・





OL時代を思い出し・・・

2002-11-26 | インポート
昨日、ある人とお会いするために東京へ出かけました。
晴れていたら、秋の定番「神宮外苑・絵画館前のイチョウ並木」を歩こうと考えていたのですが・・
ちょうど今、黄金色に染まっていて、まるで絵の中にいるような感じとか・・・

季節はずれの台風の影響でしょうか、朝から雨の一日でしたから、動くのはいやと、新しくなった「丸ビル」の散策にしました。
旧丸ビルの老朽化で建て替え、この秋、オープンしたばかりで、マスコミに大きく取り上げられていたので、一度、行きたいと思っていたのです。

昭和30年代後半から、40年代の最初にかけて、私も「華のOL]時代がありました(笑)。
配属は支店でしたが、本社が「丸ビル」だったこともあり、当時それが嬉しくて内心、誇りに思っていた時もありました。

あれから、35年以上もすぎているんですね~。
新しい丸ビルは、地上何階かの部分に、古い丸ビルのイメージを残すためとかで、曲線をもった形に作られています。
中心の部分は36階の背高ビルです。

ぐるっと回ってみました。
いくつかのブッティックやアクセサリー、ギフト、フラワーショップ・・・センスの良いお店がありました。
35・36階はレストラン街です。
平日だというのに、たくさんの人達で賑わっていました。土・日は大変なようです。

小雨降る中、久しぶりに、丸の内のオフィス街を歩き、昔を思い出しました・・・
若かったあの頃を・・・(苦笑)




一日遅れの勤労感謝の日

2002-11-24 | インポート
主人からメールが入りました。
「Kから(二男の名前)「勤労感謝の日」のメール届いたよ。ミッキーのカードでね」ですって。(笑)

そうでしたね。昨日は「勤労感謝の日」で祭日だったんですね。
そんなこと、すっかり忘れていました。
いつも、一生懸命働いてくれる、主人に「ありがとう」って言わなければいけませんでした・・・(気がつかなくてごめんなさい)
「老いて子に教えられ」ってとこです。(苦笑)

勤労感謝の日とは、「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合おうという日」って広辞苑に書いてありました。

昔(?)は新嘗祭といって、収穫された作物への感謝の日だったようですね。

何はともあれ、一生懸命に働いて下さる、多くの方々に「お疲れさま、そしてありがとう」と申し上げましょう。


流氷に思いを・・・

2002-11-24 | インポート
今年の3月に、友人の一人が足を捻挫してしまい、中止にした「流氷を見にいく旅」を改めて計画し直しました。

働いている二人の友人の勤務の都合もあるので、ちょっと早めですが、日程を決めました。
来年にならないと、いつ頃流氷が岸にたどりつくのか分からないのですが、まあ、2月の下旬なら間違いないだろうと思い、2月20日から行きます。

仲良し4人組のにぎやかな旅です。
皆、冬の北海道は初めて体験しますので、「どのくらい寒いんだろうね」
「何、着て行ったらいいの」
と、大変です。(爆笑)
「○ニ○ロの、エアティックコートを色違いで買いに行こう」
「ギャ○のハイネックがいいんじゃない」
いやはや、大騒ぎ・・・

流氷を見に行ったことがある方達、あるいは、網走、知床周辺にお住まいのcafeのメンバーの方達・・・
どんな用意をすればいいか、参考までにぜひぜひ、教えて下さいね(笑)。
よろしくお願いいたします。



お昼寝プーさん

2002-11-22 | インポート
今日は、暦の上では小雪・・・本当に寒い一日でした。普通じゃない。いつもの年より寒いって天気予報でもいってます。
おまけに、今にも雨が降り出しそうな暗い空。
が、めげずにウォーキング。ついでに妹の家に寄りました。

久しぶりに妹とたくさんおしゃべりしてきました。
妹も息子が二人で、上は来春、大学を卒業します。下は、大学入学の予定です(笑)。

「今日のおかず何?」「ビデオとっておいて」「○○いっしょに見よう」「買い物行く?」・・・
といいながら、二人とも、良く顔を見せてくれる可愛い、我が子同様の甥達です。

おしゃべりをしていたら、上の子がようやく起きてきました。
「くまのプーさん、あるよ」といって持ってきてくれたのが、「うつぶせプーさん」です。
はちみつのタルを抱えて、うつぶせになっている、姿が、何とも言えずキュート!!
「可愛い!」と思わずほほずり!
(写真集、アラカルトにUPしました)
「遅めのお誕生日のプレゼント」?

「お昼寝プーさん」といって、今年発売になった、おしりにミツバチがとまっているうつぶせのプーさんも、可愛くて、欲しいのですが・・・(苦笑)

彼とは、12月の始めにいっしょに、ディズニーシーへ行きます。
彼女と行かなくていいのかな?・・(苦笑)





秋の一日

2002-11-21 | インポート
今日の天気予報は、「くもりで小雨があるかもしれない」と言っていたのに、穏やかで暖かな一日でした。
こんな日は、散歩に出かけなくてはと、デジカメ片手にブラブラしてきました。

私の好きな散歩道の一つが、近くの公園を通り抜けるコースです。
今は、すっかり葉を落とした「枝垂桜」がきれいな公園ですが、この季節は、入り口の木々が、秋色のトンネルを作っていました。
深紅の葉に変わったもみじと、まだまだ緑濃い木々と、黄色、茶色・・様々な色の競演に目を奪われ、思わずパチリ。(旅・町・思い出・写真集にUPしました)

少し歩いたら、暑いくらいになってきて、コートを脱いでしまうほどでした。
池のほとりで水面を見つめ、静かに座っている人、小さなお子さんを遊ばせているお母さん、芝生で寝転んでいる人、ランニングしている人・・・皆、秋の穏やかな一日を思い思いに楽しんでいるようでした。

午後2時過ぎに帰宅。
気になっていた年賀状の印刷を始めました。
とりあえず、160枚ほどの裏面だけ印刷をしましたが、古いプリンターなので一気には心配。(笑)後、200枚は、明日にしました。
喪中のハガキが届き終わる12月の初旬を待って、宛名の印刷を始めるのですが、今年は、「タイ旅行」を入れてありますので、早めにしなければとあせっています。(苦笑)
そろそろ、外国へのクルスマスカードも書かなければならないし・・・

いつもの年より、早めにクリスマスツリーも出しました。
窓には、モールや、ベルや、靴下やサンタも飾り、玄関では「ダンシングサンタ」が歌い踊っています。

息子達が家を離れても、季節、季節の行事は、できるだけ昔のままにしていますが、一人では淋しい・・・
やっぱり「わあ、きれいね」とか「楽しいね」とか言いながら、家族がいっしょにいられる時間が一番ですね!

キラキラと点滅する、ツリーの豆電球が気を紛らせてくれています。





生徒の就職

2002-11-20 | インポート
午前中、日本語教室、午後、国際交流ラウンジでのボランティア、といつもの水曜日でした。

12月1日が「日本語能力検定試験」ですので、受験する外国人の生徒達は、一生懸命に、1分でも惜しんで勉強をしています。こちらも、その気迫に応えようと、ついつい、時間をオーバーしたり、力が入ってしまったりで、少々疲れました(苦笑)。

生徒の中の一人のタイ人が、「仕事につけそうなの」ということで、来週から勉強に来れなくなります。
まだ、日本語で意志の疎通を図るのは無理な状態ですが、「品物を包装する」仕事なので話さなくてもOKということで、採用されたとか。
明るく、身体を動かすことをいとわない彼女のことですから、きっと、回りの方達からも可愛がられることでしょう。
早く職場に慣れて、楽しい日々を送って欲しいと願っています。

「もう会えなくなるの?淋しいわね」っていったら、「先生は、夕方5時まで、ラウンジにいるでしょう。水曜日は、仕事を4時に終わりにしてもらって、自転車で走って、先生に会いにくるよ」って言ってくれました。
「でも、仕事が始まれば、どんな事情ができるか分からないので、無理しないでね」と答えましたが、そんな風に言ってくれる気持ちがすごく嬉しくて、温かい気持ちになりました。

コープ クン カー。

寺子屋授業

2002-11-19 | インポート
町内の中学校の学校評議員会議に出席してきました。
先生方と地域の方々といっしょにつくる学校・・・「地域との協働による学校づくり」の試みを始めて3年目です。

総合学習のプログラムの提案、講師の紹介、時には、先生のアシスタントになったりと、いろいろな形で、お手伝いをさせていただいてきました。
いろいろな意見を申し上げると、できることは即、取り組んでくださる校長先生の姿勢で、少しづつですが、その成果が現れてきていることを嬉しく思っています。

先生方が取り組んで下さっている中で、特にすばらしいのは、「寺子屋」と名づけられた補習授業です。
学業不振の科目、苦手な科目、質問したいことがある・・・そんな生徒達へ、始業前の時間、放課後、昼休み等を使っての個別、あるいは、少人数での対応です。

生徒の方から自発的に参加希望を申し出るのが望ましいのですが、先生の方から声をかける場合もあるそうです。
当初は「呼び出しを受けた」「勉強のできない人の補習」というイメージでみられていたようで、参加する生徒達も恥ずかしがっている傾向がみられたそうです。
しかし、何度か試みるうちに「できなかったことができた」「つまらなかったことがおもしろくなった」という良い意味での噂が広まり、積極的に参加しようとする生徒、あるいは「この教科もやって欲しい」という声もでてくるようになったようです。

回数を重ねるうちに、数学や、国語などでは、先生対生徒という指導型から、生徒同志の教え合いもみられるようになり、生徒間の友情も育っているとのこと。

学校週5日制、ゆとり教育・・・授業日数の減少で、基礎学力の低下が懸念されてきつつあります。
「寺子屋」では中学1年生に、九九から、教えたこともあるようです・・・通常の授業についていけないために、学校がおもしろくなくなる、行かなくなる・・・こんな生徒をつくらないためにも、コツコツと努力を続けて下さる先生方に、心からお礼を申し上げてきました。

教育は、すぐに結果の表れるものではありませんが、私達が、取り組んできたこの3年間で、多少でも成果がみえたことを本当に嬉しく思っています。

これからも、一地域住民として、学校への協力をさせていただければと願っています。


友人は宝!

2002-11-18 | インポート
いつも仲良くしてくださっている、友人3人が、私のお誕生日のお祝いを兼ねて集まってくれました。
ちょっとつらいことがあった私達夫婦を笑わせるために・・・

彼女達が2~3品食べ物を用意してきて下さるということでしたが、温かい気持ちに応えたくて、昼間、パンを焼きました。
カレーパンとバターロールをたくさん作りました。お土産に持って帰って頂けるように・・・
東京へ主張した主人は、銀座のレストランのアップルパイを持って来てくれました。

良く食べ、良く飲み(お茶とコーヒーでしたが)、良くしゃべり、良く笑いました!

つらい時、悲しい時、こうして心にかけて下さる友人がいることで、どんなに救われるかわかりません。
先日、亡くなられた友人の奥様にも、すばらしいお友達が近くにいて下さるようですので、きっと何かと心強いことと思います。
私達は遠くて、さっと手助けをできないのが残念ですが・・・気持ちの支えだけにはなって上げられればと思っています。

すばらしい友人達に、心から感謝です。
ありがとう!



主人の涙・・・

2002-11-17 | インポート
結婚して、主人が涙を見せたのは、義母が亡くなった時だけでした。
そんな主人の2回目の涙を昨日見ました。

主人と同期入社の、一番仲良しだった友人が突然亡くなられたのです・・・
昨年、定年退職した彼に、「時間ができたらゆっくり会おう」と言っていた主人ですが、まだ現役のためなかなか時間がとれず、その約束の果たせなかったことを、すごく悔やんでいます。

彼とは、同じ職場で働いたことはないのですが、入社直後の研修でいっしょになり、なぜか気が合ったとか。
結婚をする時、主人から彼を紹介してもらい、私もそのお人柄が大好きになりました。
それ以来、お互いの子ども達の進学・就職の力になったりなられたりというお付き合いまでになっていました。

あまりにも突然の訃報で、言葉もありません・・・ただただ呆然・・・
咳がとまらないので病院へ行ったところ、「肺炎かもしれないから1週間ほど入院を」ということでそのまま入院、2日後に亡くなる・・・こんなことがあるのでしょうか・・・
人生って、本当に分かりません。

彼の遺影の前に立った主人は、言葉もなく、ただただ立ち尽くすばかりで・・・
彼はクリスチャンでした。十字架と、たくさんのお花に囲まれて眠っている彼でしたが、魂は、天国の神の元へ召され、安らかな時を迎えていることでしょう。

奥様に、「彼のことが好きでした。これからは、彼の分まで生きて欲しい」と主人が言った言葉と、横を向き、ハンカチで涙をぬぐっていた主人の姿は、忘れることができません。

61才・・・若すぎます。これからゆっくりと人生を楽しめるはずだったのに・・・
心から、ご冥福を祈るのみです。





幸せの黄色い部屋

2002-11-17 | インポート
昔、炭鉱の町だった、北海道・夕張に「幸せの黄色い部屋」というものがあり、訪れた多くの人達が「幸せ」を願って、黄色い紙に、思い思いの気持ちを綴って貼ってあるそうです。

ある番組で紹介されていました。

「幸せの黄色いハンカチ」の映画の最後の場面で使われた、炭鉱住宅の一部だそうですが、その映画を作った、山田監督が、その部屋を訪ね、そこに書かれた文字の中から、気になった人を訪ねて行く番組でした。

「幸せのおこぼれが欲しい」と書いた女性の方がいました。
彼女は、4年前に32年間連れ添った夫と離婚、お嬢様も結婚、一人で懸命に生きながら、今年の6月、夕張を訪れ、この黄色い紙に気持ちを書いたのだそうです。

一流企業に勤めていた夫がリストラにあい、翌日から部屋に閉じこもって会話がなくなり、何ヶ月後かに渡された数冊の手記。
夫はそこに、自分の苦しさ、無念さ、悲しさ・・・いろいろな気持ちを書き綴っていたそうですが、「家族に対する気持ち」が一言もなかったのだそうです。
それを読んだ奥様は、すごいショックを受けられ、32年間の結婚生活は何だったのだろうと、思ってしまわれたようです。

「つらい思いをさせてすまない。これからいっしょに頑張って欲しい」となぜ、一言書いてくれなかったのか・・・と。

そして、離婚・・・。その直後のお嬢様の結婚式には、お二人とも出席なさらなかったとか・・・

私はこの番組を主人と二人で見ていました。
「あなたなら、まず家族に、つらい、いやな思いをさせてすまない。でも何とか頑張るから、安心してていいよ、って絶対言うわよね。」
「そんなのあたりまえだよ。家族という支えがあるから、頑張れるんだよ」

そんな会話をしながら、今の自分を、どんなに幸せだと感じたことか・・・
人からみたら小さなことにでも、「幸せ」と感じられる心と、家族の絆を、大切にしていきたいと思っています。