ウォーキングの途中で見つけた「小さな小さな花」~~♪
雑草です。
でも名前はあります(苦笑)
(昭和天皇が、雑草という名の草はない。すべての草には名前がある、とおっしゃったそうですが・・・そうですよね)
ベル形の中心は「えんじ色」で、周りはフリルのカッテングのようになっている「白い花」~~~♪
なんと・・・名前は「ヘクソカズラ」・・・です!
すごい名前なんですが・・・、つるや葉をちぎると、悪臭がすることからついた名前みたいですが・・・可哀想(苦笑)
花の可憐さから「サオトメカズラ」と呼ばれたり、真ん中のえんじ色がお灸の火みたいなので「ヤイトバナ」と呼んでみたり~~と、特徴からの名前も考えられたみたいですが、やっぱり一番「インパクト」のある「ヘクソカズラ」が定着してしまったみたいです(笑)
この「サオトメカズラ」(私は、あえて、こう呼びます)を見つけたとき~~、
思い出したのが、以前に読んだ本~~♪
「植物図鑑」 有川 浩 著
本のタイトルが「植物図鑑」です(笑)
この物語~~~最高に、ステキな内容でした~~♪
《 道端に生えている植物を、「美味しい料理」に変身させる野草に詳しい男と、恋人と別れて半年、ちょっと仕事にも疲れていた女性との恋物語でもあるんです。
二人の唐突な出会いから、おかしな同居生活、穏やかに楽しくすぎる日々・・・、が、突然男が消え・・・それでも女は待つ・・・再び彼女の元に戻った彼・・・。》
いくつかの野草の姿、その生えている場所に立つ二人の姿~~~そんな情景が浮かぶような描写が好き~~♪
散歩しながら、この本のそんな様子を想像しながら歩く~~ちょっと夢見る夢子さんになれる私です~~
この本に書かれたいたのですが~~、
文豪・川端康成氏は、
「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」
という言葉を残したとか・・・。
別れた男の記憶に、いつまでも自分を残しておく・・・ということ?(苦笑)
ステキな本を思い出させてくれた「可憐な白い花」~~、
私は「サオトメカズラ」と、呼びたいと思います~~♪